動画生成AIの
世界へようこそ
生成AIで動画は簡単に作れるものなの?
今回は動画生成AIの入門編として、
主要なクラウドサービスからローカルで動かせるツールまで、
初心者でもわかりやすく解説します。
※ サービスやソフトなどは2025年7月17日時点の情報です。


動画生成AIとは?
動画生成AIは、テキストや既存の画像・動画素材から、AIがまったく新しい動画を自動で作り出す技術です。静止画生成AIの発展を受け、動きや時間軸の情報を学習したモデルが登場したことで、「プレゼンテーション用アニメーション」「シンプルなテキストから短いループ動画」「ミュージックビデオ」「実在しない人のスピーチ動画」「CGアニメーション風クリップ」など、多彩な映像表現が可能になりました。
クラウド型とローカル型、それぞれの魅力
まずは「クラウド型」と「ローカル型」の違いを押さえましょう。クラウド型のメリットはインストール不要で、PCのスペックを気にすることなく、その場ですぐに利用できること。常に最新の学習モデルを活用できるのもメリットです。デメリットは、利用量に応じた課金です。またインターネット環境が必須で、場合によっては機密映像の取り扱いに注意が必要になります。
一方、ローカル型は、手元のPCをフル活用した処理が可能で、カスタマイズ性が高いです。高性能なPCにするには高性能なグラフィックスボードが必要になり、初期投資が大きくなりますが、クラウド型のような従量課金ではないため、例えば年間を通じた費用の見通しは立てやすいと言えそうです。機密という観点ではインターネット環境が不要で利用できるため、一定のセキュリティを保てます。

おすすめのクラウド型動画生成AIサービス
動画生成できるクラウド型サービスは数多く存在しています。その中からいくつか特徴的なサービスを挙げましょう。
初期はRunwayやLuma Dream Machineが有名でしたが、現在はKling AI、そしてGoogleのVeo 3が勢いづいています。加えて当初は画像のみだったMidjourneyも最近では動画に対応し、なかなか好評です。
いずれもtxt2vid(テキストからビデオ)、img2vid(画像からビデオ)で動画を作ることが出来、後者に関しては画像1枚だけでなく、キーフレームと呼ばれる中間点もしくは最終点も指定可能。よりイメージに近い動画を作ることができます。尺はおおよそ5〜10秒。
中でもVeo 3は強力で動画だけでなくサウンドも同時に生成します。ミュージックビデオ的な動画を生成すると圧巻! もはや実映像と見分けが付かないほどのクオリティです。もちろん他のクラウド型でもサウンドを追加できますが、今のところVeo 3には及びません。
いずれにしてもクラウド型の動画生成は、各社しのぎを削っており、次々に新技術が投入されいろいろ楽しめるのが最大のメリットと言えます。
おすすめのクラウド型サービスその1:Kling AI
中国のサービス。一貫して高品質な画像が特徴です。日本人を含むアジア系の人物描写で安定した動画を生成します。生成した動画に後からサウンドをつけることもできます。
おすすめのクラウド型サービスその2:Midjourney
画像生成AIの老舗で高品質で芸術性の高い画像で定評のあるMidjourneyも動画生成に対応。4種類のバリエーションからベストなものを選んで5秒ずつつなげていくことで、長い動画を自然な動きでつなげていくことができます。
おすすめのクラウド型サービスその3:Veo 3
Googleのサービスとしては、Flowという動画生成サイトなどで利用できます。画質ではピカイチですが、他のサービスと比べると1枚あたりの生成価格が数倍から数十倍と、非常に高価です。
サウンドを同時に生成でき、登場人物は指定した文章を読み上げたり、歌ったりすることもできます。他のサービスと比べると、生成できる映像には一定の制限があります。

ローカル型で動かす動画生成ソフト
静止画からちょっと遅れて動画生成もローカルマシンで動かせるようになりました。当初はクラウド型サービスにだいぶ遅れをとっていましたが、近年では肉薄しており、一部の機能においては有料のクラウド型サービスを上回っているものもあります。
ローカル生成ならFramePack一択
動画モデル「Hunyuan Video」の技術を使ったソフト「FramePack」の方が動画生成AIとして注目を浴びています。その理由は、高速化・長時間化のためのアイデアにあります。
通常の動画生成は最初のフレームから未来に向かって生成するのに対してFramePackは、最終フレーム(未来)から最初のフレーム(現在)に向かって生成するためハルシネーション(予期しない乱れ)が少なくて済みます。加えて10秒以上の尺も生成可能です。
現在ローカルでの動画生成ソフトはFramePack一択といっても過言ではありません。また日本人技術者が改良したFramePack-eichiもあり、どちらも人気を博しています。

クラウド型動画生成AIを快適に使うPCスペック
クラウド型は単にWebブラウザ上で作動するため、CPU、メモリ、ストレージは一般的なPCで十分です。もちろん強力なGPUも必要ありません。できればディスプレイは発色重視で選ぶのがよいでしょう。
クラウド型画像生成AIを快適に利用するためのおすすめPC
クラウド型AIの利用には、高性能なPCは必須ではありません。場合によってはスマートフォンでも利用できます。ですが、インターネット接続の安定性や快適なブラウジングができる環境は重要です。加えてディスプレイが綺麗なのに越したことはありません。
おすすめスペック:
- OS:
- Windows 11 Home
- CPU:
- Intel Core i5またはAMD Ryzen 5000シリーズ以上
- RAM:
- 16GB以上(複数のブラウザタブやアプリケーションを同時に開く場合)
- ストレージ:
- SSD 512GB以上(OSや普段使いのソフト用)
- ネットワーク:
- Wi-Fi 6対応(可能であれば有線LANポートも)
おすすめ製品例:


持ち歩くハイスペックノートPC
DAIV Zシリーズ
スタイリッシュなデザインと軽量さが特徴。
持ち運びが多く、どこでも手軽にAIを利用したい方に最適です。Webブラウジングや動画視聴も快適に行えます。


クリエイター向けミニタワーデスクトップPC
DAIV KMシリーズ
自宅でじっくりと画像生成に取り組みたい方に。
安定したインターネット接続と快適な作業環境を提供します。複数のモニターを接続して作業効率を高めることも可能です。
ローカル型動画生成AI用PCスペック
本来ローカルで動画を生成するには画像以上のパワーやリソースが必要なのですが、現状家庭用PCとしてGPUはRTX 5090が最上位、メインメモリも64〜96GBがおすすめです。CPUやSSDなども可能な限り上位のものを選んでおくと作業が軽快になるでしょう。
AI用PCのスペック
最重要パーツ:GPU (グラフィックボード)
- NVIDIA GeForce RTX 5090。
- これは極端な例ですがVRAMは16GB以上のNVIDIA製を推奨
- NVIDIA RTX 2000 Ada以上のワークステーション向けグラッフィクなど
その他のおすすめスペック:
- OS:
- Windows 11 Home
- CPU:
- Intel Core i7 / Core i9、Intel Core Ultra 7 / Core Ultra 9 または AMD Ryzen 7000 / Ryzen 9000 シリーズ など
- RAM:
- 64GB以上を強く推奨
- ストレージ:
- NVMe SSD 2TB以上
- 電源ユニット:
- 1000W~1200W以上
- 冷却システム:
- 高性能なCPUクーラー(空冷または水冷)
おすすめ製品例:


ハイエンドクリエイターノートPC
DAIV Nシリーズ
マウスコンピューターのハイエンドクリエイターノートPCは、
FLUX.1 [dev]やSD 3.5 Largeをストレスなく動かすことができるでしょう。
豊富なカスタマイズオプションで、予算と目的に合わせて最適な構成を選択できます。


クリエイター向けワークステーション
DAIV FWシリーズ
より安定した動作と拡張性を求める方におすすめ。
複数グラフィックス構成なども検討できるため、将来的なアップグレードや、AI学習などのより高度な用途にも対応しやすいです。
信頼性と耐久性を重視するプロフェッショナル向けです。
予算に余裕があればクリエイター向けのハイエンドなPCを視野に入れてもいいでしょう。NVIDIA RTX 6000 Ada 世代のグラフィックスカードを搭載したDAIVのワークステーションなどもおすすめです。
動画生成AIの技術は日々進化しています。まずはクラウドサービスで気軽に試し、自分のニーズや予算に合わせてローカル環境に挑戦してみてください。あなたのクリエイティブな映像表現が、AIのパワーでさらに広がることを願っています。


