10万円以下のゲーミングPCでもライトなゲームならプレイできますが、スペックや拡張性が不足するケースが多くあります。
たとえば、高負荷なパソコンゲームや高画質・高フレームレートでのゲームプレイは難しいことがあります。
そのため、10万円以下で購入できる製品の特徴を理解し、自分がプレイしたいゲームに必要な性能を満たしているかを確認することが重要です。
また、より多くのゲームを快適に楽しみたい場合は、15万円程度を目安に選ぶことをおすすめします。
この記事では、10万円以下のゲーミングPCの選び方や注意点について詳しく解説します。
※ 製品の情報や価格は2025年3月19日時点の情報となります。
- 10万円以下のゲーミングPCの一般的なスペックとは?
- 10万円以下のゲーミングPCは買ってもよい?注意点を解説
- 10万円以下の中古・自作ゲーミングPCは買ってよい?
- 10万円以下は難しい?幅広いゲームを快適にプレイできるゲーミングPCの選び方
- できるだけ安くゲーミングPCを購入する方法
- マウスコンピューターのおすすめゲーミングPC!
- まとめ:10万円以下のゲーミングPCはスペックが不足しやすい!15万円以上を目安に選ぼう
10万円以下のゲーミングPCの一般的なスペックとは?
10万円以下で購入可能なゲーミングPCは、パソコンでゲームをする際に最低限のスペックであることが多く、プレイできるゲームや画質の設定に制限があります。
10万円以下のゲーミングPCのスペックの目安は、次のとおりです。
パーツ |
スペック |
CPU |
・Intel® Core™ i3またはi5 ・AMD Ryzen™ 5 |
グラフィックス(GPU) |
・NVIDIA GeForce® GTX 1650やRTX™ 3050など ・AMD Radeon™ RX 5600 XTなど |
メモリ |
8GBから16GB |
ストレージ |
500GB前後 |
上記は、負荷の軽いパソコンゲームをフルHD(1,920×1,080)でプレイできるスペックです。
より負荷の重いゲームをプレイしたい場合や高画質設定にしたい場合、性能が不足する恐れがあります。
10万円以下のゲーミングPCは買ってもよい?注意点を解説
10万円以下のゲーミングPCを検討する際の注意点は、次のとおりです。
・負荷の重いゲームをプレイするのは難しい
・低価格=コストパフォーマンスがよいとは限らない
・拡張性が低いことが多い
それぞれ詳しく解説します。
負荷の重いゲームをプレイするのは難しい
10万円以下のゲーミングPCは、高負荷なゲームをプレイしたり、高解像度や高フレームレート設定でプレイしたりしようとすると性能が不足することがあります。
たとえば、最新の3Dゲームを高画質設定でプレイすると、フレームレートの低下やカクつきが発生する可能性が高く、快適にプレイするのは難しいでしょう。画質の設定を落とした結果、家庭用ゲーム機との差を感じられず、後悔することになるかもしれません。高負荷なゲームを高解像度で楽しみたい場合は、より高性能なゲーミングPCが必要になります。
低価格=コストパフォーマンスがよいとは限らない
ゲーミングPC本体が安いからといって、必ずしもコストパフォーマンスがよいとは限りません。プレイするゲームに対して性能が不足していると、快適に遊べないゲームが多くなり、結果的に満足度が低下します。
さらに、性能不足を補うためにパーツの交換や早期の買い替えが必要となり、結果的にコストが高くつく恐れもあるでしょう。
コストパフォーマンスがよい製品とは、プレイしたいゲームを快適に楽しめるスペックを備えつつ、価格が比較的安いゲーミングPCを指します。購入前に、自分のプレイスタイルや必要な性能を見極めることが重要です。
拡張性が低いことが多い
低価格のゲーミングPCは、将来的なパーツのアップグレードが難しい設計になっていることが多いです。
たとえば、電源ユニットの容量不足やケースのサイズ制限により、高性能なグラフィックス(GPU)への交換が困難な場合があります。
また、メモリの増設用スロットが不足しており、追加のメモリを搭載できないこともあるでしょう。
これらの制約により、将来的なアップグレードが難しくなる恐れがあります。購入時には、将来的な拡張性も考慮して選択しましょう。
10万円以下の中古・自作ゲーミングPCは買ってよい?
中古や自作のゲーミングPCであれば、10万円以下でもハイスペックモデルを購入できることもありますが、おすすめはできません。
中古ゲーミングPCは初期費用が安くなる一方で、保証期間が短かったり、パーツが劣化していたりする恐れがあります。
たとえば、長期間使われたパーツは性能が低下していることもあり、購入後すぐに故障するリスクも考えられるでしょう。
自作のゲーミングPCは、パーツを個別に揃えられるため初期費用を抑えられる場合もありますが、組み立てには専門的な知識や時間が必要です。さらに、パーツごとに保証が別になるため、故障時の対応が複雑になる恐れもあります。
このように、中古や自作のゲーミングPCは魅力もありますが、リスクもあるため特に初心者は避けるようにしましょう。
10万円以下は難しい?幅広いゲームを快適にプレイできるゲーミングPCの選び方
ここまで説明したとおり、幅広いゲームをプレイしたい場合、10万円以下のゲーミングPCではスペックが不足する可能性が高いです。
いろいろなゲームをプレイできるバランスのよいゲーミングPCが欲しい方は、15万円程度を目安にすると、バランスのよいミドルスペックの製品を購入できます。
ここからは、15万円程度で購入できるゲーミングPCのスペックの目安や選び方として、次の項目を解説します。
・CPU
・グラフィックス(GPU)
・メモリ
・ストレージ
・ノートパソコン or デスクトップパソコン
・冷却システムやポートの種類と数
・拡張性の高さ
各項目を詳細に説明します。
CPUは「Core™ i5 ・Ryzen™ 5 以上」
CPUは、ゲームの処理速度を左右する重要なパーツです。
たとえば、物理演算やゲーム内のAI処理、サーバーとの通信などにはCPUが使われています。
15万円程度のゲーミングPCを選ぶ際は、第12世代以降のIntel® Core™ i5 や7000シリーズ以降のAMD Ryzen™ 5 以上がおすすめです。
これらのCPUであれば、FPSやMMORPGなど負荷の重いゲームにも対応できるでしょう。より高画質・高フレームレートを求める場合は、価格は上がりますがCore™ i7 やRyzen™ 7 を検討してください。
グラフィックス(GPU)は「RTX™ 4060・RX 7600以上」
グラフィックス(GPU)は、ゲームの画像処理や動きの滑らかさに影響するパーツです。高画質な映像や高フレームレートでのゲームプレイには、性能の高いグラフィックス(GPU)が欠かせません。
15万円程度のゲーミングPCでは、NVIDIAのRTX™ 4060やAMDのRX 7600以上を目安に選ぶとよいでしょう。
これらのグラフィックス(GPU)は、フルHDのゲームを快適にプレイできることに加え、光をより自然に表現するリアルタイムレイトレーシングにも対応できます。
なお、WQHD(2,560×1,440)や4K(3,840×2,160)でプレイしたい場合は、さらに高性能なグラフィックス(GPU)が必要です。
メモリは「16GB以上」
メモリはゲーム中のデータ処理や読み込み速度に関わるパーツです。最新のゲームでは16GB以上が推奨されており、8GBでは動作が重くなる恐れがあります。
たとえば、負荷の重いオープンワールドゲームでは膨大なデータを読み込むため、8GBのメモリではカクつきや遅延が発生する恐れがあります。しかし、16GB以上のメモリ容量があれば、高負荷なゲームでもスムーズにプレイできるでしょう。
また、ゲームの推奨スペックはテクノロジーの進化と共に上昇するため、今後8GBではプレイできないゲームが増えるかもしれません。
そのため、初めから16GB以上のメモリを搭載しているゲーミングPCの購入をおすすめします。
ストレージは「M.2 SSD 500GB以上」
ストレージは、ゲームのインストールやデータ保存に必要なパーツです。データ量の多い3Dゲームは1本あたり100GB以上の場合もあるため、十分なストレージ容量を確保しておく必要があります。
複数のゲームのインストールを考慮した場合、500GB以上のストレージがおすすめです。500GBあれば、複数の大型ゲームに加え、その他のアプリケーションも保存できます。
また、ストレージの種類はM.2 SSDがよいでしょう。読み書きの速度が速いため、ゲームの起動やロード時間を短縮でき、快適なプレイにつながります。
スペックを重視する場合は「デスクトップパソコン」
スペックや将来的なアップグレードを考慮した場合、デスクトップパソコンが有利です。
デスクトップパソコンは高性能な大型パーツを搭載できるほか、冷却性能や拡張性に優れています。同程度の性能であれば、ノートパソコンより価格が安いことも魅力です。
デスクトップ型のゲーミングPCであれば、15万円程度の製品でもフルHDでのゲームプレイに十分な性能を備えています。
加えて、デスクトップパソコンは拡張性が高いのもメリットです。スペック不足を感じた場合にはグラフィックス(GPU)の交換を、容量不足を感じたときはメモリやストレージの増設ができます。
「冷却システム・ポートの種類と数」もチェック
長時間ゲームをプレイすると、ゲーミングPCの温度が上がりパフォーマンスが低下することがあります。これを防ぐには、十分な冷却システムが必要です。
冷却性能を重視したい方は、風量が多い140mmクラスのケースファンや、水冷式のクーラーを搭載できる製品を選ぶのがおすすめです。また、メッシュパネルを採用し、エアフローを高めているモデルもよいでしょう。
USBポートや映像出力端子など、周辺機器の接続に必要なポートの種類と数も確認したいポイントです。
たとえば、複数のUSBポートがあれば、キーボード・マウス・外付けストレージなどを同時に接続できます。
映像出力端子としては、HDMIやDisplayPortが一般的で、複数のディスプレイを使用する際に必要です。
「拡張性の高さ」も重要
将来的なアップグレードを視野に入れる場合、拡張性の高いゲーミングPCを選ぶことも重要です。拡張性を判断する具体的なポイントは、次のとおりです。
パソコンケースのサイズ: 内部スペースが広いほど、多くのパーツを搭載できる
マザーボードのスロット数: メモリスロットや拡張カード用のスロットが多いと増設がしやすい
電源ユニットの容量: 高性能なパーツを追加する際、十分な電力供給が必要になる
これらの要素を考慮し、拡張性の高いゲーミングPCを選ぶことで、長期的に快適なゲーム環境を維持できます。
できるだけ安くゲーミングPCを購入する方法
ゲーミングPCをできるだけ安く購入するために有効な方法は、主に次の3つです。
1つ目は、BTO(Build To Order)パソコンを購入することです。
BTOパソコンはパーツをカスタマイズでき、自分好みのゲーミングPCを組み立てることができます。必要な部分にだけコストをかけられるので、既製品に比べて安く購入できることが多いです。
2つ目は、セールやキャンペーンを活用する方法です。
年末年始や決算期、新生活シーズンなどの大型セール時期には、通常よりも安くゲーミングPCを購入できるチャンスです。これらの時期を狙って購入計画を立てると、コストを削減できるでしょう。
3つ目は、アウトレット品を購入する方法です。
アウトレット品とは、小さな傷や汚れがついた製品や型落ちの製品、展示されていた製品などを指します。性能に問題のない製品を安く購入できるため、非常にお得です。
これらの方法を活用することで、予算内で満足度の高いゲーミングPCを購入できるでしょう。
マウスコンピューターのおすすめゲーミングPC!
マウスコンピューターは、国内生産のBTOパソコンを販売しています。ここからは、幅広いゲームを楽しめるスペックを備えた、おすすめのゲーミングPCをご紹介します。
※ 製品の情報や価格は2025年3月19日時点の情報となります。
1.必要な周辺機器が揃う 「NEXTGEAR JG-A5G60(スターター5点セット)」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ 5 4500 プロセッサー |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 500GB (NVMe) |
通常価格 (税込) |
169,900円 |
NEXTGEAR JG-A5G60(スターター5点セット)
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NEXTGEAR JG-A5G60(スターター5点セット)は、ゲーミングPC本体に加えて、ゲーミング仕様の液晶ディスプレイやマウス、ヘッドセット、キーボードがセットになったモデルです。
パソコンゲームをプレイするために必要な周辺機器が一度に揃うため、届いたその日からゲームを楽しめます。グラフィックス(GPU)は、第4世代のTensorコアと第3世代のRTコアを搭載したNVIDIA® GeForce RTX™ 4060を採用し、高い画像処理性能が期待できます。
さらに、標準でガラスサイドパネルが採用されており、スタイリッシュなデザインも魅力です。
2.ゲームをより楽しめる「NEXTGEAR JG-A7A7X」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ 7 5700X プロセッサー |
グラフィックス | AMD Radeon™ RX 7700 XT |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 1TB (NVMe Gen4×4) |
通常価格 (税込) |
209,800円 |
NEXTGEAR JG-A7A7X
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NEXTGEAR JG-A7A7Xは、ゲームを高画質・高フレームレートで楽しみたい方におすすめのモデルです。8コア16スレッドのAMD Ryzen™ 7 5700X プロセッサーを採用しており、優れたマルチスレッド性能と省電力性能が期待できます。
グラフィックス(GPU)にはWQHD環境でも安定して動作する、AMD Radeon™ RX 7700 XTを搭載し、美しいグラフィックを楽しめます。
また、冷却性能に配慮した設計も魅力です。最大6個のケースファンを取り付けることができ、長時間のプレイでも高いパフォーマンスを維持できます。
3.ゲームから動画配信まで対応できる「G TUNE DG-A7A8X」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ 7 7800X3D プロセッサー |
グラフィックス | Radeon™ RX 7800 XT |
メモリ標準容量 | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 1TB (NVMe Gen4×4) |
通常価格 (税込) |
304,800円 |
G TUNE DG-A7A8X
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G TUNE DG-A7A8Xは、ゲームプレイだけでなく動画の配信や編集も行いたい方におすすめのモデルです。グラフィックス(GPU)は、16GBのGDDR6メモリを搭載したAMD Radeon™ RX 7800 XTを採用し、高度な画像処理や最新ゲームのプレイにも対応できます。
また、32GBのDDR5メモリを搭載しており、配信ソフトや録画ソフトを同時に使っても快適に動作します。
さらに、フロントのインターフェースが傾斜設計になっており、デスク下に設置してもケーブルの抜き差しがしやすいのも便利です。
4.外出先でゲームを楽しめる「G TUNE P6-I9G60BK-A」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i9-12900HX プロセッサー |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 512GB (NVMe) ⇒ 500GB (NVMe Gen4×4) に構成変更<2024年12月4日 15時00分~> |
サイズ | 16型 |
通常価格 (税込) |
189,800円 |
G TUNE P6-I9G60BK-A
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G TUNE P6-I9G60BK-Aは、外出先でも本格的にゲームをプレイしたい方にぴったりのゲーミングノートパソコンです。
第12世代のIntel® Core™ i9 プロセッサーを搭載し、ゲーム中に複数のソフトウェアを起動しても安定したパフォーマンスを維持できます。
また、165Hzのリフレッシュレートに対応した16型のディスプレイを搭載しているため、FPSや格闘ゲームなど反応速度が求められるゲームも快適にプレイできるでしょう。
まとめ:10万円以下のゲーミングPCはスペックが不足しやすい!15万円以上を目安に選ぼう
10万円以下のゲーミングPCはコストを抑えられる反面、高負荷のゲームを快適にプレイするには性能が不足する傾向にあります。
せっかく購入しても、カクつきや遅延が起こると快適にプレイできず後悔することになる恐れもあるでしょう。
そのため、幅広いゲームを長く楽しみたい場合は、15万円以上を目安にゲーミングPCを選ぶことをおすすめします。
マウスコンピューターでは、15万円前後のゲーミングPCから、30万円以上するハイスペックモデルまで販売しています。詳しい製品情報は、公式サイトでチェックしてみてください。
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