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NotebookLMとは?使い方を図解で解説!料金・活用例もわかりやすく紹介

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 NotebookLM(ノートブック・エルエム)は、Googleが開発したAIアシスタントツールです。アップロードした資料の内容を基に、情報分析・要約・質問応答など多様な処理を行い、ビジネスや学習の効率化をサポートします。

 使用前に機能性や活用例を把握しておくことで、スムーズに自分の業務で活用できます。また、安全に使うためには注意点を押さえておくことも重要です。

 この記事では、NotebookLMの料金プランや機能性、活用例や使い方などを詳しく解説します。

※ 製品の情報や価格は2025年9月17日時点の情報となります。

 

NotebookLMとは「Googleが提供する日本語での利用も一部可能なAIアシスタント」

 NotebookLMは、Googleが開発したAI搭載のアシスタントツールです。ユーザーがアップロードしたドキュメントを基に、情報の分析や要約、質問応答など多様な処理を行います

NotebookLMのエリアイメージ画像

 従来の検索エンジンとは異なり、アップロードした資料または追加したソースの情報だけを参考に回答を提供する点が特徴です。信頼性の高い資料だけを活用することで、AIが誤情報を生成するハルシネーションを防止できます。

 NotebookLMは研究者や学生、ビジネスパーソンなど幅広いユーザー層に向けて設計されており、会話形式のため活用するハードルが低いのも魅力です。また、iOS・Android版のアプリも提供されているため、外出先でも気軽に利用できます

 

 

「Gemini 2.5 Flash」の搭載でより便利に

※ 2025年9月17日時点の情報です。

 NotebookLMは、最新のGemini 2.5 Flashモデルが使用されています。従来のGemini 2.0 Flashと比較して、処理速度と精度が大幅に向上しました。

 Gemini 2.5 Flashは「思考モデル」として設計されており、複雑な文書の理解力が高まっています。多段階の推論に対応し、回答に至った経緯なども詳細に説明できるため、複雑な質問に対してもより的確で包括的な回答が期待できるでしょう。

 たとえば、複数の資料から関連性を見つけ出したり、矛盾する情報を整理したりするなどの高度な処理ができるようになりました

NotebookLMの料金プラン【無料・Pro(旧Plus)・Enterprise】

 NotebookLMには無料版・Pro版(旧Plus版)・企業向けのEnterprise版の3つのプランがあります。有料版は、Google OneまたはGoogle Workspaceなどの契約が必要で、Enterprise版はGoogle Cloud経由で購入できます。

 無料版でも基本的な機能は十分使えますが、より多くの資料を扱いたい方や企業での利用には有料版を検討しましょう。各プランの主な違いは次のとおりです。

※ 2025年9月17日時点の情報です。

プラン

料金

主な違い

無料版

無料

基本的な機能は利用できるが、使える回数などが少ない

Pro版

Google AI Pro

(2,900円/月)


Google Workspace

(1,600円/月~)

有料版はより多くのノートやソース数を利用でき、カスタマイズや高度な共有機能・分析機能を利用できる

Enterprise版

Google Cloud経由で購入

(金額は要見積もり)

無料版とPro(旧Plus)の違い

 無料版とPro版の主な違いは、次のとおりです。

※ 2025年9月17日時点の情報です。

 

無料版

有料版

ノートブック数

100

500

ソース数

50(各ノート)

300(各ノート)

チャットクエリ

50回/日

500回/日

音声生成

3回/日

20回/日

ビデオ生成

3回/日

20回/日

機能

ドキュメントなどのアップロードと目的に応じた処理

無料版に加えて次のような機能を使用可能

・ノートブックの共有方法のカスタマイズ

・チャットの応答スタイルや長さの選択

・ノートブックの分析

 Pro版では、利用できる上限が拡張されます。ノートブック作成数は100から500に増加し、各ノートブックに追加できるソース数も50から300に拡大します。

 また、1日あたりのチャットクエリや音声生成、ビデオ生成などの回数も増えるため、より多くの作業をこなせる点がメリットです。

 さらに、Pro版では高度な共有機能・ノートブックの分析・応答スタイルのカスタマイズなどのプレミアム機能も利用できます。

NotebookLMは何ができる?

 NotebookLMでは、主に次のようなことができます。

1|多様なファイルのアップロード

2|高度な情報処理

3|ノートブックの作成・管理

4|チーム内での共有

1|多様なファイルのアップロード

 NotebookLMは、幅広い形式のファイルをアップロードできます。対応する主なファイル形式は次のとおりです。

対応する主なファイル形式

・PDF

・Word文書

・Power Point資料

・Google ドキュメント

・Google スプレッドシート

・Google スライド

・テキストファイル

・音声ファイル(MP3・WAVなど)

・YouTubeのURL

・WebページのURL

 音声ファイルやYouTubeからは、テキストを抽出できます。また、WebページはURLを直接入力するだけでコンテンツを取り込めます。

2|高度な情報処理

 NotebookLMは、アップロードされたコンテンツから重要な情報を自動抽出できるツールです。複数の文書間で関連性のある情報を見つけ出し、整理する機能が備わっています

 質問に対しては根拠となるソースを明示しながら回答を生成するため、信頼性の高い情報が得られます。また、アップロードした資料に対する処理として、次のテンプレートが利用可能です。

利用可能テンプレート

・概要説明資料

・学習ガイド

・よくある質問

・タイムライン

・音声解説

・動画解説

・マインドマップ作成

・フラッシュカード

・クイズ作成

 これらのテンプレート以外にも、ChatGPTのようにテキストで自由に指示することも可能です。

 

 

3|ノートブックの作成・管理

 NotebookLMでは、プロジェクトごとにノートブックを作成して情報を整理できます。各ノートブック内でソース資料を管理し、関連する質問と回答を保存できます。複数のプロジェクトを併行して進める際でも、ノートブックを分けることでスムーズに進行できるでしょう。

 また、検索機能で過去の分析結果を素早く見つけられるため、長期間にわたるプロジェクトでも効率的に作業を進められます。資料の追加や編集も簡単に行えるため、プロジェクトの進行に合わせて柔軟に対応できるでしょう。

NotebookLMのノートブックイメージ画像

4|チーム内での共有

 作成したノートブックは、チームメンバーと共有できます。複数名で同時に共同編集ができ、効率的なコラボレーションが可能です。たとえば、それぞれの役割に応じて資料を追加し、必要な情報を一元管理できます。

 また、アクセス権限の設定により編集者と閲覧者を指定できるため、セキュリティも確保できます。仕事の委託先と共有する際に閲覧者にしておけば、リスクを抑えつつ新たな資料作成の手間を省けるでしょう。

 NotebookLMはチーム内で共有しつつ適切に管理できるため、情報の機密性を保ちながら効果的な情報共有が行えます。

NotebookLMの活用例

 NotebookLMの活用例は、次のとおりです。

1|顧客データ・市場データの分析によるマーケティング戦略の立案

2|論文やその他資料の分析や要約

3|音声・動画データの分析や文字おこし

4|データの音声出力

5|専用チャットボットの作成

1|顧客データ・市場データの分析によるマーケティング戦略の立案

 NotebookLMは、複数の市場調査レポートや顧客データを統合・分析し、マーケティング戦略に活用できます。たとえば、競合分析資料から差別化ポイントを抽出し、効果的な戦略を立てることが可能です。

 また、過去のキャンペーンデータから成功要因を特定し、今後の施策に反映させることもできます。さらに、最新情報をアップロードしてトレンド分析を実行することで、将来の市場予測を行い、先手を打った戦略策定が実現できるでしょう。

 NotebookLMはデータに基づいた意思決定を高速化し、効果的な戦略立案を促進します。

2|論文やその他資料の分析や要約

 NotebookLMは学術論文の要点を素早く把握し、研究の方向性を定める際にも役立ちます。複数の研究論文から共通点や相違点を素早く見つけ出せるため、文献レビューの作業時間の短縮が可能です。

 また、難しい専門用語や概念の理解を深めるための解説も得られます。論文以外の業務資料の分析や要約もできるため、研究者だけでなくビジネスパーソンの業務効率化にもつながるでしょう。

3|音声データの分析や文字おこし

 会議や講演の録音をテキスト化し、要約や分析をする際にもNotebookLMが活用されています。インタビューデータから重要なインサイトを見つけ出せるため、定性分析の効率化が可能です。

 また、動画コンテンツの要約やハイライト作成もできるため、長時間の映像資料の活用にも効果的です。たとえば、数時間の講演動画をテキスト化し、参考資料にするなどができます。

4|データの音声出力

 NotebookLMは、分析結果をポッドキャスト形式で音声出力できます。テキストが読めない移動中や作業中でも情報を効率的に把握できるため、時間を有効活用できるでしょう。

 また、視覚的な資料の補完として音声で説明することで、理解度の向上が期待できます。複雑なデータや分析結果は、音声にしたほうが理解しやすい場合もあるでしょう。

 2人のAIホストによる対話形式で内容が展開されるため、まるでラジオ番組を聴くような感覚で学習できます。再生速度を、内容に合わせて0.5倍から2.0倍まで選択できるのも便利です。

5|専用チャットボットの作成

 NotebookLMは、アップロードした資料に基づいたカスタムチャットボットの作成にも活用されています。社内FAQや製品マニュアルを基にした、問い合わせ対応システムのベースを構築可能です。

 特定の分野に特化した知識を持つアシスタントをつくれるため、専門的な質問にも精度の高い対応ができます。継続的な学習により、回答精度の向上も可能です。

 顧客サポートや社員教育などの効率化に加え、属人化の防止や一定品質の担保にもつながります。

【図解付き】NotebookLMの使い方

 NotebookLMは、Googleアカウントでログインするだけで利用できます。詳しい操作手順は次のとおりです。

STEP

GoogleアカウントでNotebookLM にアクセスする

 

NotebookLMへアクセスする

STEP

「ノートブックを新規作成」もしくは「新規作成」をクリックする

 

NotebookLMの新規作成方法

STEP

ファイルのアップロードやURLの追加を行う

 

NotebookLMのソースを設定方法

STEP

右カラムの「Studio」で実行したい処理を選ぶか、中央カラムの「チャット」にテキストで質問を入力して回答を得る

 

NotebookLMの活用方法

 テキストで効果的な質問をするには、具体的で明確な内容にすることが重要です。たとえば「要約して」ではなく「マーケティング戦略の重要ポイントを3つ教えて」のように詳細に指示します。

 分析結果はコピー機能で簡単に他のアプリに貼り付けられるため、アプリ間の連携も容易です。

NotebookLMは安全に使える?

 NotebookLMはGoogleのデータプライバシーポリシーに基づいて運営されており、一定のセキュリティ対策が施されています。

 ただし、アップロードしたファイルはクラウドで処理されるため、運用方法によっては情報漏えいリスクがあります。危険な運用方法の例は、次のとおりです。

 

  危険な運用方法の例

  暗号化が不十分なネットワーク環境で利用している

  多要素認証を設定していないアカウントで使用している

  機密情報や個人情報を含むファイルをアップロードしている

  共有設定の管理が曖昧な状態で運用している など

 安全に利用するための対策として、次のポイントを押さえておきましょう。

 

  安全に利用するポイント

  強力なパスワードと多要素認証を設定する

  共有設定の管理を明確にしておく

  機密情報や個人情報をアップロードしない など

 企業で活用する際は、上記を踏まえてマニュアル化しておくことをおすすめします。

NotebookLMに関するよくある疑問

 NotebookLMに関するよくある疑問は、次のとおりです。

1|著作権侵害になるのはどのようなケースですか?

2|NotebookLMが質問に答えてくれないのはなぜですか?

3|NotebookLMを使うパソコンスペックの目安はどのくらいですか?

 各疑問に回答していきます。

1|著作権侵害になるのはどのようなケースですか?

 著作権で保護されたコンテンツを無許可でNotebookLMにアップロードして利用すると、著作権侵害になる恐れがあります。著作権とは、創作した著作物を無断で利用されない権利のことです。

 たとえば、他人の論文や書籍の内容を引用なしに全文公開すると、著作権侵害になるリスクがあります。また、著作者の許可なく商用利用するのも避けましょう。

 適切な引用表記を行い、必要に応じて利用許諾を取得することで著作権侵害のリスクを回避できます。出版社や著作権者のガイドラインを確認し、疑問があれば事前に問い合わせることで安全に利用できます。

2|NotebookLMが質問に答えてくれないのはなぜですか?

 NotebookLMは、アップロードした資料に関連しない質問には回答できない場合があります。また、不適切な内容や有害な情報に関する質問は制限されるため、建設的な内容で質問することが大切です。

 質問の仕方を変えることで意図した回答が得られることもあるため、質問内容を具体的にしたり、例を挙げて分かりやすくしたりなど工夫してみましょう。

3|NotebookLMを使うパソコンスペックの目安はどのくらいですか?

 NotebookLMの公式ぺージでは具体的なスペックの指定はされていませんが、現在販売されているエントリーモデルやミドルモデルのパソコンで十分に利用できます。

 Webブラウザで動作するため、安定したインターネット接続があれば問題ありません。その他の業務内容に合わせて、スペックを検討するとよいでしょう。

 ただし、NotebookLMは3カラム表示される仕様なので、できるだけ大きなディスプレイのモデルを選択したほうが快適に使用できます

NotebookLMの利用に!マウスコンピューターのおすすめパソコン

 マウスコンピューターは、用途に応じてスペックをカスタマイズできるBTO(Build To Order)パソコンを販売しています。ここからは、NotebookLMの活用におすすめの、マウスコンピューターの大画面パソコンをご紹介します。

※ 製品の情報や価格は2025年9月17日時点の情報となります。

1.セキュリティ性の高い「MousePro L5-I7U01BK-B」

MousePro L5-I7U01BK-B
OS Windows 11 Pro 64ビット ( PKIDラベル貼付対応 )
CPU インテル® Core™ i7-1255U プロセッサー
グラフィックス メモリー1枚時(シングルチャネル):インテル® UHD グラフィックス メモリー2枚時(デュアルチャネル):インテル® Iris® Xe グラフィックス
メモリ標準容量 8GB (8GB×1 / シングルチャネル)
M.2 SSD 256GB (NVMe)
パネル 15.6型 液晶パネル (ノングレア)
通常価格
(税込)
154,880
MousePro L5-I7U01BK-B
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「MousePro L5-I7U01BK-B」は、ビジネス用途に特化したノートパソコンです。CPUには第12世代のIntel® Core™ i7 プロセッサーを搭載し、NotebookLMでのデータ分析をスムーズに行えます。

また、15.6型フルHD(1,920×1,080)の大画面ディスプレイを採用しており、3カラムのNotebookLMでも快適に利用できます。

さらに、企業向けのWindows 11 Proの搭載やプライバシーシャッター付Webカメラの採用など、セキュリティにも強いモデルです。

 

2.周辺機器がセットになった「MousePro LP-I7U01(モニタセットモデル)」

MousePro LP-I7U01(モニタセットモデル)
OS Windows 11 Pro 64ビット ( PKIDラベル貼付対応 )
CPU インテル® Core™ i7-12700 プロセッサー
グラフィックス インテル® UHD グラフィックス 770
メモリ標準容量 8GB (8GB×1 / シングルチャネル)
M.2 SSD 256GB (NVMe)
通常価格
(税込)
142,780
MousePro LP-I7U01(モニタセットモデル)
この製品を詳しく見る

「MousePro LP-I7U01」は、スリム型デスクトップパソコンとディスプレイがセットになったモデルです。

大きな外部ディスプレイで作業ができるため、NotebookLMをより効率的に活用できます。横幅約99mmのスリムケースなので設置場所を選ばず、スペースの限られたオフィスなどにもおすすめです。

また、側面・背面に吸排気効率を高めるエアホールを配置すると共に、高温になるパーツ近くに排気ファンを設置しており、効率的なエアフローを実現しています。

 

まとめ:NotebookLMはビジネスをサポートするAIアシスタント

 NotebookLMは多様なファイル形式に対応し、アップロードした資料から目的に合わせた処理を実行できるAIアシスタントです。

 マーケティング戦略の立案や論文、その他資料の分析、音声データの文字おこし、チャットボットの作成など幅広い業務で活用できます。

 利用する際はセキュリティ対策を適切に行い、著作権に配慮した利用を心がけることで安全に活用できるでしょう。

 マウスコンピューターは、NotebookLMを快適に活用できるノートパソコン・デスクトップパソコンを販売しています。製品の詳しい情報は、下の公式サイトからチェックしてみてください。

 

 

 

 

 

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