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タブレットPCとタブレットの違いとは?仕様・性能の違いやおすすめの使い方を解説

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 タブレットPCとタブレットの違いには、搭載されているOSや対応するソフトウェア、操作方法、性能面などさまざまな要素があります。タブレットPCは、パソコン向けソフトウェアが利用できる作業向けのデバイスです。

 一方、タブレットはタッチ操作に特化しており、エンターテインメントや軽作業向けのデバイスとなっています。

 快適に使用できる用途が異なるため、それぞれの特徴を理解したうえで選択することが大切です。この記事では、タブレットPCとタブレットの具体的な違いや、おすすめの使い方などを詳しく解説します。

※ 製品の情報や価格は2025年6月23日時点の情報となります。
※ この記事で紹介する「タブレットPC」とは、キーボードの着脱や画面の回転によってタブレットのようにも使える“2in1タイプのノートパソコン”を指します。

 

タブレットPCとタブレットの違いとは?

 タブレットPCとタブレットの違いは、次のとおりです。

・使用されているOSの違い

・形状の違い

・操作性の違い

・ディスプレイのサイズの違い

・インストールできるソフトウェアの違い

・ストレージの種類の違い

・価格帯の違い

 各項目の違いについて、詳しく解説します。

使用されているOSの違い

 タブレットPCは主にWindows OSを、タブレットはiPadOSやAndroid OSを採用しています。

 Windows OSはMicrosoft OfficeやPhotoshopなど、パソコンで使用できるアプリがそのまま動作するため、ビジネスで本格的に活用できます。学習用として使えるエントリーモデルや、クリエイティブワークに利用できるハイスペックモデルなど、幅広い選択肢から選べるのも魅力です。

 一方、タブレットはiPadOSやAndroid OSを搭載し、スマートフォンに近い操作性やアプリが特徴です。どちらもタッチ操作を前提としており、ゲームやSNS、写真の編集など多様なアプリを利用できます。

 タブレットPCのOSはパソコンに近い感覚で利用でき、子どもの学習やビジネスパーソンの業務におすすめです。タブレットのOSは、スマートフォンに近い感覚で利用でき、趣味や特定の用途に特化した使い方をされる傾向にあります。

 

 

形状の違い

 タブレットPCはキーボードと画面が一体になった構造で、セパレート型とフリップ型にわけられます。

 セパレート型は画面部分とキーボード部分を分離でき、タブレットとしても使用できるところが特徴です。

 フリップ型はディスプレイが360度回転し、ノートパソコンからタブレットまで自由に形状を変えられます。

 一方、タブレットはスマートフォンが大きくなったような形状です。タブレットPCより薄型・軽量でタッチ操作に特化した設計になっています。

操作性の違い

 タブレットPCはキーボードとタッチパッドによる操作が中心で、従来のパソコンと同じ操作感で使用できます。

 キーボードを搭載しているため文字入力や細かい作業がしやすく、長時間の作業でも疲れにくいところが特徴です。必要に応じてタッチ操作もできるため、状況に応じた使い方ができます。

 一方、タブレットはタッチ操作が基本で、画面を直接指で触って直感的に操作できます。外付けキーボードやマウス、スタイラスペンの接続に対応しているモデルもありますが、別途購入が必要です。

ディスプレイのサイズの違い

 タブレットPCは10~13インチ前後のモデルが主流で、特に11インチ台は持ち運びやすさと作業性を両立したサイズとして人気です。画面が小さすぎず、タイピングや資料作成、動画視聴などにも十分な視認性を確保できます。ビジネスや学習など幅広い用途で活躍できるサイズ感です。

 一方、タブレットは携帯性を最優先に設計されたデバイスで、8~13インチ程度のコンパクトなモデルが中心です。サイズだけを見ればタブレットPCと近い部分もありますが、軽量ボディや指操作に特化したUI設計により、片手持ちやソファでの利用など、より“スマホ寄り”な使い方がしやすい点が特徴です。ちょっとした調べものなど、リラックスした姿勢で直感的に使用できます。

インストールできるソフトウェアの違い

 タブレットPCはパソコン用のソフトウェアがインストールでき、機能面での制約はほとんどありません。Microsoft OfficeやAdobe Creative Suiteなどの本格的なビジネスソフトやクリエイティブアプリがそのまま動作します。

 業務用や高度なクリエイティブアプリはタブレットPCの方が充実しており、プロレベルの作業にも対応可能です。

 一方、タブレットはアプリストア経由でインストールすることが一般的で、種類や機能に制限があります。ただし、タッチ操作のアプリが充実しており、パソコンが苦手な方でも扱いやすいでしょう。

ストレージの種類の違い

 タブレットPCは高速なSSDを搭載し、大容量データの保存が可能です。一般的に256GB~1TB程度の容量を備えており、動画編集や画像処理などの重いファイルも快適に扱えます。読み書き速度が速いため、ソフトウェアの起動やファイルの転送もスムーズに行えるでしょう。

 一方、タブレットは主にフラッシュメモリを採用し、容量は比較的少ないです。32~256GB程度が一般的で、アプリやコンテンツの保存には制限があります。ただし、Androidタブレットであれば、SDカードスロットを搭載したモデルもあり、必要に応じて容量を拡張できます。

 

 

価格帯の違い

 タブレットPCは高性能な分、中~高価格帯のモデルが多いです。10万円以上の製品も珍しくなく、ハイスペックモデルだと20~30万円程度します。価格が高い分、高性能なCPUやSSDを搭載しており、本格的な作業に対応できる点が魅力です。

 一方、タブレットは低~中価格帯まで幅広く選べ、Androidタブレットであれば2万円程度から、iPadであれば5万円程度から購入できます。ハイエンドモデルでも10万円台で購入できるため、コストを抑えて導入できるでしょう。

※ 価格は2025年6月23日現在の参考価格です。構成や購入先によって異なる場合があります。

タブレットPCとタブレットはどっちがいい?使い方の違いを解説

 タブレットPCとタブレットは特徴が異なるため、用途に合わせて選択しましょう。ここでは、タブレットPCとタブレット、それぞれおすすめの使い方について解説します。

タブレットPCがおすすめの使い方

 タブレットPCがおすすめの使い方は、次のとおりです。

・文書作成や表計算などに使う

・プレゼンテーションやビデオ会議に使う

・動画編集・プログラミングなどのクリエイティブワークに使う

・子ども(小中高・大学)の学習用に使う

 各用途におすすめする理由を、具体的に紹介します。

文書作成や表計算などに使う

 タブレットPCは、Microsoft Officeを用いた文書作成や表計算がパソコンと同じように行えます。WordやExcelなどのデスクトップ版を利用でき、フル機能でファイルの編集や保存が可能です。

 キーボードを使ってスピーディに入力・編集できるため、効率的に作業できます。また、複数のウィンドウを同時に開いて作業しやすく、参考資料を見ながらレポートを作成するといった使い方にも対応可能です。

 画面サイズも11~13インチ前後のモデルが多く、表やグラフの編集作業も快適に行えるでしょう。

 

 

プレゼンテーションやビデオ会議に使う

 タブレットPCはPowerPointなどのプレゼンテーションソフトをフル機能で活用でき、スライドの作成から発表まで一台で完結します。

 タッチパネル対応なのでプレゼン本番時も直感的に操作しやすく、スライドの切り替えや拡大表示などがスムーズです。

 また、ビデオ会議ではZoomやMicrosoft Teamsのデスクトップ版を利用でき、ミーティング内チャットの保存や投票の作成などの高度な機能も快適に使用できます。会議中の情報整理や議事録の作成などもしやすいため、ビデオ会議で有効なデバイスです。

動画編集・プログラミングなどのクリエイティブワークに使う

 タブレットPCは、高度な動画編集ソフトの利用やプログラミング環境の構築ができる性能を持っています。

 Adobe Premiere ProやDavinci Resolveなどの本格的な動画編集ソフトが使用でき、ハイスペックモデルであれば高解像度の動画編集にも対応可能です。処理能力やメモリに余裕があり、負荷の重いデータ処理にも対応できます。

 タイピングもしやすく、デュアルディスプレイ環境も構築できるため、作業効率がよい点がメリットです。ただし、長時間の作業やより高度な処理が求められる場合は、性能に特化したノートパソコンも検討することをおすすめします。

 

 

子ども(小中高・大学)の学習用に使う

 タブレットPCはオンライン授業やレポートの作成など、学習用途にも向いています。ZoomやGoogle Meetでオンライン授業に参加したり、Wordでレポートを作成したりなど、幅広く対応できるためです。

 キーボード操作を通じたタイピング練習や文書作成などを快適に行えるため、基本的なITスキルの向上にも役立ちます。

 また、自分のデバイスを学校で使用するBYOD(Bring Your Own Device)などの授業スタイルにも対応しやすいです。手書きでのメモやPDFへの注釈などタブレットのような使い方もでき、デジタル学習の基盤として活躍してくれるでしょう。

 

 

タブレットがおすすめの使い方

 続いて、タブレットがおすすめの使い方は、次のとおりです。

・エンタメやショッピングを気軽に楽しむ

・特定の用途に使う(イラスト・カーナビ・レシピ閲覧など)

・メールや資料の閲覧用に使う

 それぞれの使い方で、タブレットをおすすめする理由を紹介します。

エンタメやショッピングを気軽に楽しむ

 タブレットは、さまざまなエンターテインメントを気軽に楽しめます。主な用途は次のとおりです。

 

  タブレットの主な用途例

  Webブラウジング

  SNS

  インターネット動画の視聴

  ゲーム

  電子書籍の閲覧

  音楽鑑賞 など

 インターネット動画や電子書籍を楽しむとき手持ちで見やすく、楽な体勢で使用できるところがメリットです。また、ECサイトやショッピングアプリで、商品画像を拡大表示して詳細を確認できます。

 タブレットPCでもできることが多いですが、タブレットの方がより気軽に使用でき、リラックスして操作できます。

特定の用途に使う(イラスト・カーナビ・レシピ閲覧など)

 タブレットは特定の用途に特化して使う場合、タブレットPCよりも向いている場合が多いです。たとえば、次のような用途が挙げられます。

 

  タブレットの 特定の用途例

  イラスト制作

  SNS

  カーナビアプリの利用

  レシピの閲覧

  メモアプリの利用

  旅行先での情報収集 など

 イラスト制作では、スタイラスペンを使うと紙に描くように自然な描写ができます。また、ナビアプリは大きな画面と音声案内を組み合わせることで、スマートフォンより便利に使えるでしょう。

 防水に対応したモデルであれば、キッチンでのレシピ確認やお風呂用としても安心して使用できます。

メールや資料の閲覧用に使う

 タブレットはディスプレイを開かずにアンロックできるため、メール確認や簡単な返信作業がしやすいデバイスです。

 スマートフォンよりも画面が大きく、タブレットPCより気軽に使えるため、外出先でメール確認を快適に行えます。PDFやWord、Excelといったビジネス文書の閲覧にも十分対応でき、画面を拡大すれば細かい文字も読みやすいです。

 出先や移動中の軽作業にも向いており、電車内での資料確認や会議前の最終チェックなどにも活用できます。

タブレットはタブレットPCの代わりになる?併用もおすすめ!

 タブレットはキーボードやマウスを組み合わせることで、タブレットPCのような使い方ができます。画面は小さいですが、簡単な文書作成や表計算などには対応可能です。

 しかし、性能や操作性はタブレットPCに劣るため、高度な作業で代わりにすることは難しいでしょう。たとえば、Microsoft Officeを使った本格的な事務作業や動画編集、プログラミングなどは、タブレットPCをおすすめします。

 タブレット・タブレットPCどちらを購入するか悩む場合は、主な用途がどちらに向いているかで決めるとよいでしょう。また、用途に応じて両者を使い分けることで、より柔軟な活用ができます。

 仕事用にはタブレットPCを使い、自宅のエンターテインメント用にはタブレットを使うといった役割分担が効果的です。

タブレットPC・タブレットで迷う人はノートパソコンも視野に入れよう

 タブレットPCとタブレットで迷ったときは、ノートパソコンという選択肢も検討しましょう。ノートパソコンは性能や操作性、堅牢性や選択肢の広さなど、タブレットPCに比べて、性能や操作性、拡張性など、より高機能なモデルが豊富に揃っています。

 特に、高性能なCPUや大容量のメモリを備えたハイスペックモデルがほしい場合、ノートパソコンのほうがより多くの選択肢があります。

 また、タブレットと併用する場合も、ノートパソコンの方がより役割分担がはっきりするためおすすめです。ノートパソコンで本格的な作業を行い、タブレットで気軽なエンターテインメントを楽しむといった使い分けを検討してみましょう。

 

 

マウスコンピューターのおすすめタブレットPC・ノートパソコン

 マウスコンピューターは、スペックのカスタマイズに対応したBTO(Build To Order)パソコンを販売しています。ここからは、マウスコンピューターのおすすめタブレットPC・ノートパソコンをご紹介します。

※ 製品の情報や価格は2025年6月23日時点の情報となります。

1.フリップ型のタブレットPC「MousePro T1-DAU01BK-A」

MousePro T1-DAU01BK-A
OS Windows 11 Pro 64ビット ( PKIDラベル貼付対応 )
CPU インテル® プロセッサー N100
グラフィックス インテル® UHD グラフィックス
メモリ標準容量 8GB (8GB×1 / シングルチャネル)
M.2 SSD 128GB (NVMe)
サイズ 11.6型
通常価格
(税込)
87,780
MousePro T1-DAU01BK-A
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「MousePro T1-DAU01BK-A」は、フリップ型のタブレットPCです。Intel® プロセッサー N100や8GBメモリ、128GBストレージを備えており、学習や簡単な事務作業に対応できます。GIGAスクール要件に対応しているため、教育現場での活用にもおすすめです。

11.6型の10点マルチタッチ対応ディスプレイを採用し、付属のスタイラスペンで手書きメモやイラスト制作などを楽しめます。

また、堅牢性の高さを示すMIL規格に準拠しているため、毎日ハードに活用する学生やビジネスパーソンにもおすすめです。

 

2.高度な作業にも対応するノートパソコン「mouse B4-I7U01SR-A」

mouse B4-I7U01SR-A
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i7-1355U プロセッサー
グラフィックス インテル® Iris® Xe グラフィックス
メモリ標準容量 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
M.2 SSD 500GB (NVMe Gen4×4)
サイズ 14型
通常価格
(税込)
139,800
mouse B4-I7U01SR-A
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「mouse B4-I7U01SR-A」は、高度な業務に対応できる14型ノートパソコンです。CPUは第13世代のIntel® Core™ i7 プロセッサーを、メモリは16GBを標準装備し、優れた処理性能を持っています。動画編集やプログラミングなど、高度な作業にも対応できるでしょう。

また、グラフィックス(GPU)にはIntel® Iris® Xe を採用しており、ライトな画像処理にも対応できます。

さらに、持ち運びやすい薄型デザインに加え、筐体にアルミニウムを採用しており堅牢性も十分です。無線通信はWi-Fi 6Eを搭載しており、安定した通信環境で作業を行えます。

 

まとめ:タブレットPCとタブレットの違いを理解して選ぼう!

 タブレットPCとタブレットは、OSや形状、操作性、ディスプレイサイズやソフトウェア対応などさまざまな違いがあります

 タブレットPCはWindows OSを搭載し、本格的なビジネスアプリを利用できるため、文書作成やプレゼンテーション、クリエイティブワークにおすすめです。

 一方、タブレットはタッチ操作で使いやすいため、エンターテインメントや軽作業に向いています。どちらか迷った場合は、主な用途で選択するか、併用も検討しましょう

 また、ノートパソコンまで視野に入れるのもおすすめです。マウスコンピューターでは、カスタマイズに対応したタブレットPCやノートパソコンを販売しています。目的にフィットした一台を購入したい方は、ぜひ以下の公式サイトをチェックしてみてください。

 

 

 

 

 

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