スマートフォンやタブレットが普及する中、パソコンの必要性に疑問を持つ人もいるでしょう。パソコンは画面が大きく作業しやすいことに加え、処理能力が高い、専門的なソフトウェアをフル機能で使えるなど、多くのメリットがあります。
パソコンが必要か必要でないかは、作業内容によって異なります。情報を消費するだけならスマートフォンやタブレットで十分ですが、コンテンツを制作する場合はパソコンのほうがよいでしょう。
この記事では、パソコンが必要な人・必要ない人の特徴や選び方のポイントなどを詳しく解説します。
※ 製品の情報や価格は2025年11月14日時点の情報となります。
- パソコンが必要か考える前に！みんなパソコンで何してるの？
- パソコンは必要か？必要な人・必要ない人について解説
- これからの時代もパソコンが必要な理由
- タブレットを所有していてもパソコンは必要か？
- パソコンが必要な人は選び方も確認しよう
- パソコンが必要な人におすすめ！マウスコンピューターのパソコン3選
- まとめ：パソコンを使わないのはもったいない！自分に合うモデルを購入しよう
パソコンが必要か考える前に！みんなパソコンで何してるの？
パソコンは、さまざまな用途に活用されています。具体的には、次のような用途に使われています。
・メールの送受信
・文書作成や表計算（Word・Excel）
・オンライン会議（Zoom・Teams）
・リモートワーク
・動画編集や画像編集
・プログラミング
・Webデザイン
・3DCG制作
・パソコンゲーム
・副業
・ブログ運営
・オンライン学習・資格取得 など
スマートフォンやタブレットが動画視聴やSNS閲覧などコンテンツの消費に使われることが多いのに対し、パソコンはコンテンツを制作する場面で活用されることが多いです。
文書や資料の作成、動画の編集、プログラムの開発など、何かをつくり出す作業には、パソコンの高い性能と優れた操作性が求められます。
制作作業にパソコンが向いている理由は、次のとおりです。
大画面で作業効率がよい
物理キーボードやマウス、タッチパッドがあり操作性がよい
複数のソフトウェアを同時に使える処理能力がある
長時間の作業でも疲れにくい
専門的なソフトウェアをフル機能で使える
このように、作業効率のよさや快適さ、対応できる作業の幅広さなどを重視する人に、パソコンは必要とされています。
パソコンは必要か？必要な人・必要ない人について解説
パソコンが必要か、必要ないかは人によって異なります。ここでは、パソコンが必要な人と必要ない人について、それぞれ解説します。
パソコンが必要な人
パソコンが必要な人は、次のとおりです。
・自宅で仕事をする人
・副業に挑戦したい人
・パソコンで学習する大学生
・専門性の高い作業をする人
・本格的なパソコンゲームをプレイしたい人
・学校や自治会の役員になった人
それぞれの理由について、詳しく解説します。
自宅で仕事をする人
リモートワークで働く人や自宅でも仕事をする人は、パソコンが必要です。オンライン会議への参加や資料を同時に閲覧しながらの文書作成、大量のメール対応など、複数の業務を並行して進める場合、パソコンの高い処理能力と作業効率が求められます。
スマホやタブレットでは、複数のアプリケーションを同時に立ち上げた際の動作が遅くなりやすく、業務効率が低下しがちです。ディスプレイが大きく物理キーボードがあるパソコンのほうが、長時間の作業でも疲れにくく、快適に業務を進められるでしょう。
また、会社のVPNシステムへのアクセスやセキュリティソフトの導入など、企業のセキュリティ基準を満たすためにも、パソコンが推奨されることが一般的です。
副業に挑戦したい人
スマートフォンやタブレットでも副業はできますが、パソコンのほうが効率よく作業できます。本業以外の限られた時間を有効活用するためには、作業効率と快適さは非常に重要な要素です。
たとえば、次のような副業の作業をより効率的に進められます。
・ブログ運営：
長文の執筆や画像の編集
・動画編集：
不要カットの削除やエフェクト処理
・プログラミング：
開発環境の整備や複雑なコード記述
スマートフォンやタブレットはソフトウェアの選択肢も限定的で、同じソフトウェアを使えてもモバイル版では機能制限があることが多いです。
また、複数のツールを使った作業やファイル管理でも、パソコンのほうが効率的でしょう。
パソコンで学習する大学生
大学での学習には、パソコンが欠かせません。オンライン授業の受講やレポート・論文の執筆、文献管理ソフトの活用、プレゼンテーション資料の作成など、さまざまな活動でパソコンが必要になります。
また、Microsoft Officeなどのビジネスソフトを使いこなすスキルは、就職活動でも求められる基本能力です。学生のうちからWord・Excel・PowerPointを使いこなせるようにしておくことで、業務を進めやすくなるでしょう。
理系学生の場合、MATLABやPython環境の構築、CADソフトの使用など、専門的なソフトウェアを使用することもあります。これらの処理はスマートフォンやタブレットでは難しく、高性能なパソコンが必要になるでしょう。
専門性の高い作業をする人
専門的な作業やクリエイティブな作業をする場合、高性能なパーツを搭載したパソコンが必要です。主な専門作業と、代表的なソフトウェアは次のとおりです。
・動画編集（Adobe Premiere Pro・DaVinci Resolve）
・画像編集（Adobe Photoshop・Lightroom）
・イラスト制作（CLIP STUDIO PAINT・Adobe Illustrator）
・3Dモデリング（Blender・Maya）
・CAD設計（AutoCAD・Autodesk Fusion）
・プログラミング（Visual Studio Code・Android Studio）
スマートフォンやタブレットで活用できるソフトウェアもありますが、本格的な作業にはパソコンが必要です。
また、画像生成AIのStable DiffusionやMidjourney、音楽生成AIのSunoやUdioなどを使う際も、パソコンのほうが快適に操作できます。
本格的なパソコンゲームをプレイしたい人
高負荷なパソコンゲームをプレイするには、高性能なグラフィックス（GPU）を搭載したゲーミングパソコンが必要になります。
最新のAAAタイトルでは、NVIDIA® GeForce RTX™ 4060以上のグラフィックスが推奨されることが多いです。高解像度・高リフレッシュレートでのプレイには、さらに高性能なグラフィックス（GPU）が求められます。特に、eスポーツや配信活動に使う場合は、非常に高性能なゲーミングパソコンが必要になるでしょう。
スマホやタブレットとは異なり、パソコンではより高度な画像処理と複雑な操作ができます。マウスやキーボードによる精密な操作や高リフレッシュレートでの滑らかな表示など、競技性の高いゲームを快適にプレイできるでしょう。
また、Steam限定タイトルやMODを導入できるゲームなど、パソコンでしかプレイできないソフトも多く存在します。
学校や自治会の役員になった人
PTA役員や町内会などの役員業務では、さまざまな事務作業が発生します。総会資料や会計報告書の作成、会員名簿の管理など、ExcelやWordを使ったフォーマットの整った文書作成が求められる場面が多いでしょう。
スマホやタブレットでも簡単な文書は作成できますが、複雑な表計算や差し込み印刷、レイアウト調整などの作業は、パソコンのほうが効率的です。A4サイズでの印刷プレビュー確認や複数ページにわたる資料の編集も、大画面のパソコンなら快適に作業できます。
印刷物の出力やPDF化、メンバー間での資料の共有・共同編集作業も、パソコンのほうがスムーズです。
パソコンが必要ない人
パソコンが必要ないのは、次のような人です。
・自宅で仕事ができない社会人
・スマホやタブレットで十分な人
・情報収集だけで作成はしない人
それぞれの理由について、具体的に解説します。
自宅で仕事ができない社会人
セキュリティ強化のため会社支給のパソコンでしか業務ができない人や、社内システムへのアクセスが制限されている人は、必ずしも個人のパソコンを持つ必要はありません。
情報漏えい防止の観点から、私物パソコンの業務利用を禁止している場合が多いです。
また、製造業や接客業、医療福祉など現場での作業が中心の職種では、テレワークができないため自宅にパソコンがなくても問題ない場合があります。
ただし、資格取得のための学習や副業、趣味の動画編集などプライベートでパソコンを活用したい目的があれば、購入を検討してもよいでしょう。
スマホやタブレットで十分な人
スマートフォンやタブレットで効率よく作業できているのであれば、無理にパソコンを使う必要はありません。
簡単な資料作成であれば、タブレットにBluetoothキーボードを接続すれば問題なく作業できます。
また、InstagramやTikTokへの投稿用の画像・動画のちょっとした編集や加工は、スマートフォンアプリのほうが直感的で使いやすい場合もあるでしょう。
作業のしにくさを感じたときや、Adobe Premiere ProやFinal Cut Proなどでより本格的な編集をしたいと思ったときは、パソコンの購入を検討してみてください。
情報収集だけで作成はしない人
ニュースサイトの閲覧やSNSのチェック、オンラインショッピング、YouTubeやNetflixでの動画視聴など、情報を受け取るだけの使い方であれば、スマホやタブレットで十分対応できます。
自分でコンテンツを作成したり、文書を編集したりする必要がない人にとって、パソコンの必要性は低いでしょう。
ただし、将来的にパソコンを使った仕事に就きたいと思っている人や、ブログで情報発信をしたり、YouTubeチャンネルを開設したりする可能性がある人は、早めにパソコンに慣れるためにも購入を検討しましょう。
これからの時代もパソコンが必要な理由
令和7年の総務省統計によると、端末別の世帯保有率はスマートフォンが約90％、タブレットが約37％、パソコンは約66％です。スマホ利用が主流となっていますが、パソコンも依然として多くの人に利用されています。
また、経済産業省が推進するDX（デジタルトランスフォーメーション）では、データとデジタル技術によるビジネスモデルや組織の変革が求められています。
その実現には、データ分析やプログラミング、クラウドサービスの活用など、パソコンを使いこなすスキルが欠かせません。IT人材不足が深刻化する中、パソコンスキルを持つ人材の需要は高まり続けるでしょう。
テレワークやオンライン会議が定着し、場所を選ばない働き方が広がる現代では、パソコンを使いこなせることは今後のキャリアで重要な要素となります。
学校教育でも、プログラミング教育やICT教育が進められています。子どもたちが社会で活躍するためにも、これからの時代もパソコンスキルは必要といえるでしょう。
タブレットを所有していてもパソコンは必要か？
タブレットは携帯性に優れ、タッチ操作が直感的で使いやすいメリットがあります。しかし、処理能力やストレージ容量、操作性や拡張性ではパソコンに劣る場合が多いです。
たとえば、複数のアプリを同時に使った作業や大容量ファイルの処理では、パソコンのほうが快適でしょう。
また、タブレット用アプリは、パソコン版と比べて機能が制限されている場合がほとんどです。基本的な作業には対応できますが、複雑な作業にはパソコンが必要になります。
前述したとおり、タブレットはコンテンツを消費する用途に、パソコンはコンテンツを制作する用途に向いており、両者は補完関係にあります。
外出先での閲覧や簡単な作業はタブレット、自宅での制作作業はパソコンで行うなど、2つのデバイスを使い分けることでより有効に活用できるでしょう。
パソコンが必要な人は選び方も確認しよう
パソコンを選ぶ際は、まず用途を明確にすることが重要です。用途に合うスペックの製品を購入することで、快適に作業できます。
主な用途と、求められる大まかな性能は次のとおりです。
・Webブラウジング/文書作成：
エントリーモデルで十分
・動画編集/画像編集：
ミドルモデル以上、メモリ容量を重視
・3Dゲーム：
ミドル～ハイスペックモデル、グラフィックス（GPU）を重視
・プログラミング：
ミドルモデル以上、CPU・メモリ容量を重視
・CAD/3Dモデリング：
ハイスペックモデル、すべてのパーツを重視
パソコンを選ぶときにチェックするスペックとその役割は、次のとおりです。
| パーツ | 役割 |
|---|---|
| CPU | ・パソコンの頭脳 ・処理速度に影響する |
| メモリ | ・データの一時保存場所 ・同時処理能力に影響する |
| ストレージ | ・データの保存場所 ・NVMe接続のM.2 SSDは速度が速い |
| グラフィックス（GPU） | ・画像処理を担当 ・ゲームや動画編集、CAD・3Dモデリングで重要 |
| ディスプレイサイズ | ・作業効率に影響 ・ノートは13～15インチ、デスクトップは24～27インチが一般的 |
| ディスプレイ性能 | ・解像度やパネルの種類、色域、リフレッシュレートなど ・クリエイティブ作業やゲームで重要 |
| 重量 （ノートパソコン） |
・持ち運びやすさに影響 ・1.5kg以下が軽量 |
| バッテリー駆動時間 （ノートパソコン） |
・外出先での使用時間に影響 ・バッテリー駆動が多い人は8時間以上が目安 |
自宅に保管している古いパソコンを活用しようと思っている場合、OSのサポート期限に注意が必要です。Windows 10のサポートは2025年10月14日で終了しており、セキュリティ更新が提供されないためリスクが伴います。
安全に使用するためにも、Windows 11へのアップグレードまたは新しいパソコンへの買い替えをおすすめします。
パソコンが必要な人におすすめ！マウスコンピューターのパソコン3選
マウスコンピューターは、スペックを自分好みにカスタマイズできる国内生産のBTO（Build To Order）パソコンを販売しています。ここからは、マウスコンピューターのおすすめモデルを3機種ご紹介します。
※一部モデルは海外製造も行っています。
※ 製品の情報や価格は2025年11月14日時点の情報となります。
１．文書作成や表計算におすすめの「mouse A5-I7U01BK-A」
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル® Core™ i7-13620H プロセッサー |
| グラフィックス | インテル® UHD グラフィックス |
| メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
| M.2 SSD | 500GB (NVMe Gen4×4) |
| パネル | 15.6型 広視野角液晶パネル (ノングレア / 60Hz対応 / アスペクト比16:9) |
| 通常価格 （税込） |
119,900円 |
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mouse A5-I7U01BK-A
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「mouse A5-I7U01BK-A」は、ビジネスや学習で求められる文書作成・表計算などの作業を快適にこなせるスタンダードノートパソコンです。
処理能力に優れた第13世代のIntel® Core™ i7プロセッサーと16GBメモリを搭載し、複数のソフトウェアを同時に立ち上げても快適に動作します。
また、視認性に優れた15.6インチのディスプレイを採用し、リモートワークや副業での文書作成も快適です。初めてパソコンを購入する人でも使いやすい、バランスのよいモデルといえるでしょう。
２．NPUを搭載したクリエイティブモデル「DAIV S4-I7G60SR-D（NVIDIA Studio 認定PC）」
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 155H |
| グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU |
| メモリ標準容量 | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
| M.2 SSD | 1TB (NVMe Gen4×4) |
| パネル | 14型 液晶パネル (ノングレア / sRGB比100% / 120Hz対応 ) |
| 通常価格 （税込） |
269,800円 |
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DAIV S4-I7G60SR-D（NVIDIA Studio 認定PC）
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「DAIV S4-I7G60SR-D」はNVIDIA Studio認定を受けた、クリエイター向けノートパソコンです。NVIDIA Studio認定とは、Adobe Creative CloudやDaVinci Resolveなどのクリエイティブソフトで安定した動作と高いパフォーマンスが保証されることを意味します。
2,880×1,800の高解像度ディスプレイはsRGB比100％の色域を実現し、写真や動画の色を正確に再現できます。
Intel® Core™ Ultra 7 155HとNVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Laptop GPUを組み合わせており、高解像度の動画編集や3Dレンダリングもスムーズにこなせるでしょう。軽量ボディで外出先でも本格的な制作活動ができる、クリエイティブワークにおすすめのモデルです。
３．コンパクトなゲーミングパソコン「NEXTGEAR JG-A7G70」
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | AMD Ryzen™ 7 9700X プロセッサ |
| グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 5070 |
| メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
| M.2 SSD | 1TB (NVMe Gen4×4) |
| 通常価格 （税込） |
264,800円 |
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NEXTGEAR JG-A7G70
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「NEXTGEAR JG-A7G70」は、省スペースなミニタワー型のゲーミングデスクトップパソコンです。ワンルームや狭いデスク環境でも設置しやすいコンパクトサイズながら、本格的なゲームをプレイできます。
グラフィックス（GPU）はNVIDIA® GeForce RTX™ 5070を搭載しており、3Dゲームを高画質設定でプレイできます。競技性の高いゲームを、144fps以上の高リフレッシュレートでプレイすることも可能です。
その他にも、アクセスしやすいインターフェースやこだわりの冷却性能など、多くの魅力を備えたゲーミングパソコンです。
まとめ：パソコンを使わないのはもったいない！自分に合うモデルを購入しよう
パソコンの必要性は、使用目的や作業内容によって異なります。文書作成や動画編集、プログラミング、ゲームなど、複雑な操作や高い処理性能が求められる用途にはパソコンが欠かせません。
スマホやタブレットだけでは限界を感じる作業も、パソコンなら効率的にこなせるでしょう。
リモートワークの普及やDXの推進により、パソコンスキルは今後のキャリアにおいても重要な要素です。用途や作業内容を明確にして、自分に合ったスペックのパソコンを購入しましょう。
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