画像生成AIの
世界へようこそ
「画像生成AIって、最近よく聞くけど、実際どんなことができるんだろう?」「自分のPCでも動かせるのかな?」そんな風に思っている人も多いのではないでしょうか。このページでは、今話題の画像生成AIについて、その基本からPCの選び方まで、わかりやすく解説していきます。
※ サービスやソフトなどは2025年7月17日時点の情報です。


そもそも画像生成AIって何?
画像生成AIとは、テキスト(文章)や既存の画像から、AIが全く新しい画像を自動で作り出す技術のことです。例えば、「夕焼けの海を背景に立つ猫」とテキストを入力するだけで、その通りの画像をAIが生成してくれるのです。なお、指示を出すテキストをプロンプトと言います。上記の例だと「夕焼けの海を背景に立つ猫」部分がプロンプトに当たります。

特に近年は目を見はるほど表現力が向上しています。ほんの数年前までは想像もできなかったような、高品質でリアルな画像を生成できるようになりました。また、プロのデザイナーから趣味で創作活動をする人まで、誰もが簡単にハイクオリティな画像を生成できるようになり、表現の幅が飛躍的に広がりました。クラウドサービスや比較的動作の軽いツールが増え、専門知識がなくてもAIに触れる機会が増えました。
クラウドとローカル、それぞれの魅力

手軽に始めるにはクラウド型
画像生成AIを利用する方法は、大きく分けて「クラウド」と「ローカル」の2種類があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。
クラウド型は、インターネット経由でAIが搭載されたサーバーにアクセスし、画像生成を行う方法です。
クラウド型のメリットとデメリット
メリット
メリットは、画像生成の処理はすべてクラウド上のサーバーで行われるため、PCのスペックに依存しません。一般的なノートPCやタブレット、最近ではスマートフォンでの利用も見られるようになりました。ソフトウェアのインストールや複雑な設定は不要で、多くの場合、Webブラウザからすぐに利用を開始できます。サービス提供元が常に最新のAIモデルにアップデートしてくれるため、自分で管理する手間がありません。
デメリット
デメリットは多くの場合、生成回数や機能に応じて月額料金や従量課金が発生します。またインターネットの環境も必須です。生成した画像データはクラウド上に保存するため、機密性の高い画像を扱う場合は情報漏洩が気になる人もいるでしょう。
おすすめのクラウド型サービス
おすすめのクラウド型サービスその1:Midjourney
有名なのは「Midjourney」。高品質で芸術的な画像を生成できます。独特の画風が特徴で、美しいイラストやフォトリアルな画像を生成できるのが特徴です。
テキストプロンプトの入力が中心ですが、解釈能力が高く、抽象的な指示でも意図を汲み取った画像を生成してくれます。高品質な画像を生成するには、プロンプトの工夫が重要になります。生成回数に制限はありますが、無料でトライアルできます。有料プランは、月額10ドル(Basic Plan)からで、生成回数や機能によってプランを選びましょう。商用利用には有料プランへの加入が必要です。
おすすめのクラウド型サービスその2:ChatGPT
有名なOpenAIが開発した「ChatGPT」も画像生成に使えて便利です。もともとはDALL-Eという名前で知られていましたが、最近では大幅に改良されてGPT-4oに統合されより自然な画像を生成するようになりました。特徴の一つは、AIがユーザーの入力したプロンプトを高度に解釈し、より詳細で具体的な指示に自動的に書き換えてくれる機能です。
例えば、「夕焼けの海辺」といったシンプルな指示でも「夕焼けに染まる穏やかな海、遠くにはシルエットになった灯台、波打ち際に寄せる白い泡」のように具体化し、より洗練された画像を生成してくれます(これをプロンプトのアップスケールと言います)。利用にはフリープランでも数枚は生成出来ますが、それ以上の場合はChatGPT Plus(月額$20)などの有料プランが必須。API経由での利用も可能で、その場合は従量課金制です。
おすすめのクラウド型サービスその3:Adobe Firefly
PhotoshopなどのAdobe製品を普段からお使いの場合は「Adobe Firefly」がおすすめです。PhotoshopやIllustratorなどとの連携が非常に強力。生成AIを活用した編集機能「生成塗りつぶし」「生成拡張」などを利用できます。著作権フリーの学習素材を使っているため、生成した画像を安心して商用利用できるのも特徴です。利用にはAdobe Creative Cloudの各種プランに加入する必要がありますが、無料でのトライアルも可能です。

おすすめのクラウド型サービスその4:GoogleのImageFXとWhisk
GoogleもImageFXやWhiskなど高性能な生成AI画像サービスを提供しています。その画質やプロンプトの理解度などはこの中でも1番的な存在です。Googleアカウントさえあれば直ぐに利用できるので、まず試してみてはいかがでしょうか。
おすすめのクラウド型サービスその5:FLUX Playground など
この他にも現在生成AI画像で主流となっているFLUX.1をクラウドで扱えるFLUX Playgroundや、KlingやHailuo AIなど、もともと動画生成がメインだったサービスも独自の生成AI画像モデルを搭載し、動画だけでなく画像も生成できるようになっています。
クラウド型画像生成AIを快適に利用するためのおすすめPC
クラウド型AIの利用には、高性能なPCは必須ではありません。場合によってはスマートフォンでも利用できます。ですが、インターネット接続の安定性や快適なブラウジングができる環境は重要です。加えてディスプレイが綺麗なのに越したことはありません。
おすすめスペック:
- OS:
- Windows 11 Home
- CPU:
- Intel Core i5またはAMD Ryzen 5000シリーズ以上
- RAM:
- 16GB以上(複数のブラウザタブやアプリケーションを同時に開く場合)
- ストレージ:
- SSD 512GB以上(OSや普段使いのソフト用)
- ネットワーク:
- Wi-Fi 6対応(可能であれば有線LANポートも)
おすすめ製品例:


持ち歩くハイスペックノートPC
DAIV Zシリーズ
スタイリッシュなデザインと軽量さが特徴。
持ち運びが多く、どこでも手軽にAIを利用したい方に最適です。Webブラウジングや動画視聴も快適に行えます。


クリエイター向けミニタワーデスクトップPC
DAIV KMシリーズ
自宅でじっくりと画像生成に取り組みたい方に。
安定したインターネット接続と快適な作業環境を提供します。複数のモニターを接続して作業効率を高めることも可能です。

ハイエンド志向ならローカル型
ローカル型は、あなたのPCに画像生成AIのソフトウェアやモデルをインストールし、PCの性能を使って画像生成を行う方法です。
ローカル型のメリットとデメリット
メリット
メリットは、PCのグラフィックスの性能を最大限に活用できること。高速で高品質な画像を生成できます。また、さまざまなAIモデルや拡張機能を自由に組み合わせて、自分好みの環境を構築できます。データを外部に送信せずに生成できるため、クラウド版で気になった情報漏洩についても安心です。
費用面でも一定の初期投資は必要ですが、長期的に見ればクラウドサービスの月額料金を支払い続けるよりも安価になる可能性があります。
デメリット
一方デメリットは、特に高性能なNVIDIAのグラフィックスが必須のため、初期投資が高額になりがち。高性能なパーツを使用するため、PCの消費電力が増える傾向にあります。ソフトウェアのインストールやモデルの管理、各種設定など、ある程度のPCスキルも必要です。
生成AI用のソフトウェアはAUTOATIC1111やComfyUIなどいろいろありますが、個別にインストールするには環境構築など面倒が多いため、「Pinokio」を使うのがおすすめです。Pinokioは、AIのオープンソースソフトをほぼワンクリックでインストールし、Webブラウザ上での操作で簡単に動かせる仮想環境です。WindowsでもLinuxでも(Macでも)動かせて、操作方法も共通しています。Pinokioを使えば、さまざまなAIソフトが「pip install」に始まる面倒なコマンドラインや複雑なライブラリへの依存などを気にせずにインストール可能です。
おすすめのローカル用モデル
おすすめのローカル用モデルその1:FLUX.1 [dev]
去年(2024年)前半までは、Stable Diffusion(以降SD) 1.5やSDXLなどが主に使われていましたが、同年8月にFLUX.1 [dev]と[schnell]が登場。一気に流れが変わってしまいました。
FLUX.1 [dev]が高性能版、[schnell]が廉価版と言った感じで後者の生成は速いのですが画質は今一歩となります。従って[dev]がお勧め。CivitaiやHugging Faceには無数の派生モデルがあり、よりリアル系やイラスト系など用途や好みで使い分けが可能です。まず[dev]で試し、その後、各モデルを使ってみる……という感じでしょうか。
おすすめのローカル用モデルその2:SD 3.5 LargeとMedium
SD 3.5 Large、MediumはSD 1.5/XL直系のモデルとなります。FLUX.1 [dev]が高性能のため影に隠れている感じですが、写真的な描画という意味では負けていません。また高速版のLarge Turboというのもあります。
なお、FLUX.1 [dev]、SD 3.5 Large、Mediumどちらも、追加学習を簡単にアドオンできるLoRAや、線や深度情報で構図を固定するControlNetに対応しています。これらは上記クラウドサービス型では(多くの場合)非対応。ローカル生成の強みの一つとなります。
なおクラウドサービス型とくらべて、ローカル型では生成できる画像の自由度が高い傾向があります。より自由な画像生成を楽しみたい方は、ローカル型AIの導入を検討してみてください。
ローカル型画像生成AIを快適に利用するためのおすすめPC
ローカルで画像生成AI、特にFLUX.1 [dev]やSD 3.5 Largeを快適に動かすには、高性能なPC、中でも強力なグラフィックスが不可欠です。
最重要パーツ:GPU (グラフィックボード)
- NVIDIA GeForce RTX 5090。
- これは極端な例ですがVRAMは16GB以上のNVIDIA製を推奨
- NVIDIA RTX 2000 Ada以上のワークステーション向けグラフィックスなど
その他のおすすめスペック:
- OS:
- Windows 11 Home
- CPU:
- Intel Core i7 / Core i9、Intel Core Ultra 7 / Core Ultra 9 または AMD Ryzen 7000 / Ryzen 9000 シリーズ など
- RAM:
- 64GB以上を強く推奨
- ストレージ:
- NVMe SSD 2TB以上
- 電源ユニット:
- 1000W~1200W以上
- 冷却システム:
- 高性能なCPUクーラー(空冷または水冷)
おすすめ製品例:


ハイエンドクリエイターノートPC
DAIV Nシリーズ
マウスコンピューターのハイエンドクリエイターノートPCは、
FLUX.1 [dev]やSD 3.5 Largeをストレスなく動かすことができるでしょう。
豊富なカスタマイズオプションで、予算と目的に合わせて最適な構成を選択できます。


クリエイター向けワークステーション
DAIV FWシリーズ
より安定した動作と拡張性を求める方におすすめ。
複数グラフィックス構成なども検討できるため、将来的なアップグレードや、AI学習などのより高度な用途にも対応しやすいです。
信頼性と耐久性を重視するプロフェッショナル向けです。
あなたに最適な
PCを見つけるために
画像生成AIの世界は、日々進化しています。クラウド型で手軽に始めるか、それともローカル型でとことん性能を追求するか。あなたの使い方や目標に合わせて、最適なPCを選ぶことが重要です。
もしあなたが「今まででは物足りなくなってきた」と感じているのなら、それはあなたのクリエイティブな可能性がさらに広がろうとしている証拠です。マウスコンピューターでは、あなたの求める性能や用途に合わせて、最適なPCをご提案できます。
ぜひ一度、マウスコンピューターのWebサイトをご覧いただくか、お近くの店舗でご相談ください。あなたのやりたいことができる、理想のPCがきっと見つかるはずです。


