近年、ニュースや技術メディアで「AGI(汎用人工知能)」という言葉をよく目にするようになりました。
「AIとは何が違うの?」「人みたいに考えるって本当?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、AI・AGI・ASIの違いをわかりやすく解説します。横文字が多くて難しそうに見える話題も、「ざっくり理解したい」方に向けて整理しています。
※ 製品の情報や価格は2025年10月14日時点の情報となります。
- AI・AGI・ASIとは?基本の意味を整理しよう
- AI(人工知能)は“ひとつのことだけ得意な頭脳”
- AGI(汎用人工知能)は“分野を超えて学ぶAI”
- ASI(人工超知能)は“AIが人を超える”未来像
- 「AI時代の相棒」は、どんなパソコン?
- よくある質問:AIを使う前に知っておきたいこと
- まとめ:AGIに向けて、今まさに可能性を探るフェーズ
AI・AGI・ASIとは?基本の意味を整理しよう
まずは3つの用語の意味を簡単に整理しましょう。
※ 2025年10月14日現在の技術状況をもとに記載しています。
名称 | 英語表記 | 意味 | 現在の状況 |
---|---|---|---|
AI | Artificial Intelligence | 人工知能(特定の仕事に特化した頭脳) | すでに多くの場面で活用されている |
AGI | Artificial General Intelligence | 汎用人工知能(人間のように幅広く学び応用できる頭脳) | 現在は研究・開発が進められている段階 |
ASI | Artificial Super Intelligence | 人工超知能(人間を超える知能を持つとされる存在) | 理論上の概念で、実現はまだ先 |
AI(人工知能)は“ひとつのことだけ得意な頭脳”
現在、私たちが日常的に使っているAIは「特化型AI(Narrow AI)」と呼ばれます。
これは、特定のタスクに特化して優れた能力を発揮するタイプのAIを指します。
AIができることの例
・音声アシスタント(例:天気を答えてくれるスマートスピーカー)
・画像認識(写真から顔を見分けるスマートフォンのカメラ機能)
・翻訳アプリや文章生成AI
これらのAIは、それぞれの分野では高い能力を発揮しますが、学習していない分野の知識を応用することは苦手です。
たとえば、翻訳に特化したAIが、料理レシピを自分で考えるようなことは、その分野のデータを学習していない限りできません。
現時点では、こうした“特化型AI”が私たちの暮らしを支える中心的な存在となっています。
AGI(汎用人工知能)は“分野を超えて学ぶAI”
AGI(汎用人工知能)は、あらゆる分野を理解し、学び、応用できるAIのことを指します。
たとえば、人が「料理」「数学」「会話」「芸術」など、異なる分野を横断して学び、考え、行動できるように、AGIもそれぞれの知識を組み合わせ、自ら学び、応用できる知能を目標としています。
AGIが実現したらできることの例
・自分で学習課題を設定して研究を進める
・状況に応じて柔軟に判断を変える
・人間のように会話や感情を理解する
現在のAI(特化型AI)は、翻訳や画像認識、文章生成など、特定の作業には強い一方で、分野をまたいだ柔軟な判断や学びはまだ難しいとされています。
AGIは、そうした“専門ごとの壁”を越えて、より人に近い理解力や創造力を持つことを理想とする技術です。
2025年10月14日時点では研究段階ではありますが、「AIがどう進化していくのか」を考えるうえで、欠かせないキーワードとなっています。
ASI(人工超知能)は“AIが人を超える”未来像
ASI(Artificial Super Intelligence)は、「人工超知能」や「超人工知能」とも呼ばれ、人の知能をはるかに超える可能性があるAIを指します。
ASIが実現したらできることの例
・膨大な知識を瞬時に理解・判断できる
・感情や倫理を超えて合理的に意思決定する
・科学・技術・芸術などあらゆる分野で人間を上回る成果を出す
この段階になると、人類の知識を加速度的に拡張できる存在になる一方で、倫理や安全性の課題も大きく、現時点ではまだSFに近い未来像です。
AI→AGI→ASIという“知能の進化モデル”は、AIの未来を語るときによく登場します。
「AI時代の相棒」は、どんなパソコン?
AIが活躍する場面が増える今、パソコンは情報を扱う中心的なツールとして、ますます重要になっています。ここからは、AI活用におすすめのパソコンをご紹介します。
※ 製品の情報や価格は2025年10月14日時点の情報となります。
1.14型ノートパソコン「MousePro G4-I5U01BK-E(Copilot+ PC)」
OS | Windows 11 Pro 64ビット ( PKIDラベル貼付対応 ) |
CPU | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 226V |
グラフィックス | インテル® Arc™ グラフィックス 130V |
メモリ標準容量 | 16GB (CPU内蔵16GB / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 500GB (NVMe Gen4×4) |
パネル | 14型 液晶パネル (ノングレア) |
通常価格 (税込) |
199,870円 |
MousePro G4-I5U01BK-E(Copilot+ PC)
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MousePro G4-I5U01BK-E(Copilot+ PC)は、Copilot+ PC対応14型ノートパソコンです。
約946gと軽量で持ち運びやすさを追求しています。製品ページでは動画で使用イメージも紹介しているため、ぜひチェックしてみてください。
なお、MouseProブランドは法人向けパソコンですが、一般の方でも購入可能です。
2.15.3型ノートパソコン「mouse B5-A7A01SR-A(Copilot+ PC)」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ Al 7 350 プロセッサ |
グラフィックス | AMD Radeon™ 860M |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 500GB (NVMe Gen4×4) |
パネル | 15.3型 液晶パネル (ノングレア / sRGB比100% / 120Hz対応) |
通常価格 (税込) |
149,800円 |
mouse B5-A7A01SR-A(Copilot+ PC)
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mouse B5-A7A01SR-A(Copilot+ PC)は、Copilot+ PC対応15.3型ノートパソコンです。
動画の視聴や写真の編集などに好適な、2,560×1,600 (WQXGA)の高解像度パネルを採用しています。
また120HzのリフレッシュレートとsRGB比 100%の色域に対応しており、ゲームプレイから画像/動画の編集用途まで対応可能です。
3.AI画像生成におすすめなデスクトップパソコン「DAIV KM-I7G6T」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7 プロセッサー 14700F |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 5060 Ti (16GB) |
メモリ標準容量 | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 1TB (NVMe Gen4×4) |
通常価格 (税込) |
274,800円 |
DAIV KM-I7G6T
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DAIV KM-I7G6Tは、4K動画編集、VFX、AI画像生成におすすめなミニタワー型デスクトップパソコンです。
高負荷なAI画像生成もスムーズに処理できる、グラフィックス(GPU)としてNVIDIA® GeForce RTX™ 50 シリーズを搭載したモデル。
創造する体験が、より自由に広がります。
よくある質問:AIを使う前に知っておきたいこと
AIツールの使い方や注意点をQ&A形式でわかりやすく紹介します。
Q. AIツールって無料?誰でも使えるの?
- A. 多くのAIツールは無料で使えて、パソコンやスマホがあれば誰でも試せます。
- 文章生成、画像編集、翻訳など、無料で使えるAIツールが急速に増えており、初心者でも簡単に試せる環境が整っています。
ただし、インターネット接続が前提で、クラウド上のAIモデルにアクセスして処理を行う仕組みになっているものが大半です。
一部には、ローカル環境で動作するAIツールもありますが、ある程度のパソコン性能と設定が必要です。
Q. AIツールを使うときに注意することはある?
- A. 使い方や目的をよく確認し、情報の正確さやプライバシーに注意しましょう。
- AIツールは便利ですが、生成された情報が必ずしも正確とは限りません。とくに医療・法律・金融などの分野では、最終判断を人が行うことが大切です。
また、個人情報や機密情報を入力しないようにするなど、プライバシーへの配慮も必要です。 ツールによっては、利用規約や商用利用の制限がある場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
Q. AIって間違えることはあるの?
- A. はい、AIは間違えることもあります。必ず人の目で確認しましょう。
- AIは過去のデータをもとに判断するため、誤情報や偏った内容を生成することがあります。
とくに事実確認が必要な場面では、AIの出力を鵜呑みにせず、他の情報源と照らし合わせることが重要です。
AIの精度に不安があるときは、自分が用意した資料だけをもとに動くAIツールを使うことで、情報の正確性を高めることができます。
Googleの「NotebookLM」は、PDFやGoogleドキュメント、YouTube動画などをアップロードし、その内容だけをもとにAIが要約・分析・質問応答を行うリサーチ支援ツールです。
ユーザーの資料だけを情報源にするため、誤情報のリスクが低いのが特徴です。
まとめ:AGIに向けて、今まさに可能性を探るフェーズ
現在(2025年10月14日時点)のAIは、特定の作業に特化した「特化型AI」が主流です。
AGIの研究も着実に進んでいますが、一方で実現にはまだ時間がかかると考えられています。それでも、「AIがどこまで進化するのか」を理解することはこれからの社会を考える上で欠かせない第一歩です。
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