Excel(エクセル)Todoリストの作り方

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 仕事やプライベートで、やるべきことが山積みだと感じることはありませんか?そんな時、Excelを使ったTodoリストが役立ちます。

Todoリストは、タスクの可視化・抜け漏れ防止・優先順位付けに便利で、日々のタスク管理を効率的に行うことができます

 この記事ではExcelを使ってTodoリストを作成する方法について詳しく解説します。

 

Todoリストとは?Todoリストのメリット

 Todoリストとは、やらなければいけない事柄を書き出したリストのことです。Todoリストを作成することで、どのタスクを優先するべきかを把握でき、予定の整理がしやすくなります。また、リストに記載することで忘れがちなタスクを管理することができます。

ExcelでTodoリストを作成するメリット

 Todoリストは手書きや専用のアプリなどで管理することもできますが、Excelを使用すると項目の追加や削除が簡単で、自分のニーズに合わせたカスタマイズをすることができます。また、「条件付き書式」や「関数」などExcelに備わっている機能を使用することで、視覚的に分かりやすく、かつ自動化することが可能です。これにより、効率的にタスクを管理することができます。

ExcelでTodoリストを作成する方法

ExcelでTodoリストを作成する方法は次の手順で行います。

必要な項目を入力

各列に必要な項目を入力していきます。例では、B列に「タスク」、C列に「期限」、D列に「優先度」、E列に「メモ」を入力します。

 

必要な項目を入力

項目ごとのセルの設定

「期限」

「期限」の列には日付表示がされるように設定を行います。

STEP

該当のセルを選択した状態で右クリックを行い、「セルの書式設定」を選択します。

 

右クリックからセルの書式設定をクリック

STEP

「表示形式」タブから「日付」を選択し、お好みの表示種類を選択して「OK」をクリックします。

 
表示形式から好みの日付表示を選択

タスクが期限当日をむかえた場合に、セルが強調される設定を行う方法は次の通りです。

STEP

該当のセルを選択した状態でメニューバー「ホーム」から「条件付き書式」>「セルの強調表示ルール」>「日付」を選択します。

 

条件付き書式設定から日付をクリック

STEP

日付のダイアログボックスが表示されたら、左側で日付を「今日」に設定し、右側でお好みの書式を選択します。最後に「OK」をクリックすると設定が完了します。

 

日付のダイアログボックスで今日を選択

今日の日付になっているセルが強調される

期限日が近づいていたり期限日が過ぎている場合にセルを強調させる設定を行う場合は、次の手順で行います。例では、C4セル~C25セルまで、期限日が3日以内か期限日が過ぎている場合は赤色の太文字になるように設定します。

STEP

該当のセルを選択し、メニューバー「ホーム」から「条件付き書式」>「新しいルール」を選択します。

 

条件付き書式設定から新しいルールをクリック

STEP

新しい書式ルールのダイアログボックスが表示されるので、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。数式入力欄に以下を入力します。

 

数式を入力

STEP

「書式」を選択し強調時の表示を設定します。全ての入力が完了したら「OK」をクリックします。これで、期限日が3日以内、または期限が過ぎている場合はセルの表示が変更されるようになりました。

 

書式を設定する

全ての設定を完了したら「OK」をクリック

「優先度」

「優先度」の列には指定された値を選択する「プルダウン」を設定します。

STEP

該当のセルを選択した状態で、メニューバー「データ」から「データの入力規則」>「データの入力規則」を選択します。

 

データの入力規則をクリック

STEP

データの入力規則のダイアログボックスが表示されるので「入力値の種類」を「リスト」に変更し、「元の値」にプルダウンリストの値を入力します。例では、「高」「中」「低」を入力しました。最後に「OK」をクリックすると設定が完了です。

 

リストを選択し、元の値を入力

便利な機能とカスタマイズ

項目ごとに並べ替えを行う

期限順や優先度順に並び替える場合はフィルターの設定を行います。

表の見出しのセルを選択した状態でメニューバー「ホーム」から「並べ替えとフィルター」>「フィルター」をクリックすると、見出しに並び替えボタンが追加されます。

 

「並べ替えとフィルター」からフィルターをかける

完了しているタスクに取り消し線やチェックを付ける場合

タスクが完了しているかどうかをチェックボックスや取り消し線で管理する場合は、以下の手順で行います。

チェックボックスの追加

チェックボックスを追加したいセルを選択し、メニューバー「挿入」から「チェックボックス」を選択すると、チェックボックスを追加することができます。

 

セルを選択し挿入タブからチェックボックスをクリック

チェックを入れたらタスクや期限などに取り消し線が追加

チェックボックスにチェックを入れると、タスクなどの項目にも取り消し線を自動で反映することができます。設定方法は次の通りです。

STEP

取り消し線を適用したいセルを選択した状態で、メニューバー「ホーム」から「条件付き書式」>「新しいルール」を選択します。「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、以下の数式を入力します。

 

条件付き書式設定の新しいルールから数式を入力

STEP

「書式」を選択し、文字飾りの「取り消し線」にチェックを入れて「OK」をクリックします。

 

書式設定から文字飾りの取り消し線にチェックをつける

STEP

全ての入力を終えたら「OK」をクリックすると、設定が反映されました。

 

「OK」をクリックすると取り消し線が反映される

STEP

メニューバー「ホーム」の「書式のコピー/貼り付け」から、他の行に条件付き書式をコピーすることができます。

 

書式のコピー&ペースト

残りのタスク数を表示する

チェックボックスを活用して、未完了のタスク数を表示させるには以下の関数を入力します。

 

残りのタスク数はCOUNTIF関数を使用

テンプレートを使用する

ExcelにはMicrosoftが用意しているテンプレートがあります。自分でTodoリストを作成することが難しい場合などは、テンプレートを使用するのが便利です。

STEP

Excelファイルを新規で開き、「ファイル」から「その他のテンプレート」をクリックします。

 

その他のテンプレートをクリック

STEP

検索ボックスに「To Do」または「タスク管理」等を入力して検索を行います。

 

検索画面に入力「To Do」

検索画面に入力「タスク管理」

STEP

検索結果画面に表示されているテンプレートの中からお好みのテンプレートを選択し、「作成」をクリックするとテンプレートの呼び出しを行うことができます。

 

作成をクリック

テンプレートの読み込みが完了

まとめ

 Excelを使用したTodoリストはタスク管理を効率化するのに大変便利です。Excelに備わっている機能を活用することで、項目の追加や削除が簡単に出来るだけでなく、一部の表示は自動化することが可能です。

自分の使いやすいTodoリストをExcelでカスタマイズし、日々のタスク管理をより効率的に行ってみましょう!

 

 

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