パソコンの空き容量を確認する方法!いっぱいだった時の増やす方法も紹介

 パソコンは、HDD、SSDといったドライブ(ストレージ)にアプリケーションや画像、動画、テキストなどのファイルを保存します。

 特に、動画ファイルは容量が大きい傾向にあり、動画を大量に保存している場合は空き容量を確認しておかないと、あっという間にストレージを圧迫してしまいます。

 この記事では、パソコン(Windows 11)でHDD・SSDの容量を確認する方法を2パターンご紹介し、空き容量を増やす方法についても解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

パソコン イメージ画像

「設定」からHDD・SSDの容量を確認する方法

 Windows 11のパソコンで設定画面からHDD・SSDの容量を確認する方法は、以下の手順で行います。

1. タスクバーにあるスタート(Windowsマーク)を右クリックし、「設定」をクリック

2. 「システム」内にある「記憶域」もしくは「ストレージ」をクリック

3. ハードディスクやSSDの空き領域を確認する

 1、2の手順で、ストレージ情報の画面までたどり着いたら、上部にある「Windows (C:) - 〇〇 GB」と書いてある部分が容量です。横に伸びたバーがあり、青い部分が使用済み容量、グレーの部分が空き容量です。青いゲージが右側に近いほど、容量の空きが少ないことを意味します。バーの左下に具体的な使用済みの容量、右下に空き容量が数字で表示されています。

 なお、下部はストレージの使用状況を示しています。パソコンのドライブが使用している容量の内訳が確認でき、カテゴリごとにどのくらい容量を使用しているかがわかります。

 例えば、「インストールされているアプリ」の項目では、全体の使用済み容量のうち、アプリケーションが占める割合をバーで表し、実際の使用済み容量も表示されます。

エクスプローラーからHDD・SSDの容量を確認する方法

 Windows 11のパソコンで、エクスプローラーからHDD・SSDの容量を確認する方法は、以下の手順で行います。

1. タスクバーに表示されているエクスプローラーをクリックする。タスクバーにエクスプローラーを追加していない場合は、「スタート」ボタン(Windowsマーク)を右クリックして、表示されるメニューから「エクスプローラー」を選択してください。エクスプローラーはよく使うアプリケーションのため、タスクバーに固定しておくと便利です。

2. 左側のメニューにある「PC」という項目を選択する

3. ハードディスクやSSDの空き領域を確認する

 「デバイスとドライブ」という項目の中にある「Windows(C:)」を確認すれば、空き容量が把握できます。

 ゲージが表示されており、青い部分が占める割合が多いほど、空き容量が少ないということになります。ゲージの下にある数字でも、元からある全体の容量と空き容量が確認できます。

パソコンのストレージ空き容量が少ない!増やす7つの方法

 パソコンのストレージ空き容量が少ない場合、以下の7つの方法で空き容量を増やすことができます。ぜひ実践してみてください。

1. アプリケーションソフトを削除する

2. ファイルフォルダーを圧縮する

3. ディスククリーンアップをする

4. 一時保存ファイルを削除する

5. チェックディスクで修復する

6. クラウドストレージへ保存する

7. ストレージを増設する

1|アプリケーションソフトを削除する

 パソコンを購入した当時、「必要なアプリケーション〇〇選」などの記事を見てついインストールしすぎてしまったという経験がある方もいるでしょう。

 また、メーカー製のパソコンの場合、事前にいくつかのアプリがインストールされていることもあります。

 このように、インストールした、もしくはされていたけど使用していないアプリケーションがあれば、アンインストールすることでディスクの空き容量を増やすことが可能です。

 アンインストールする手順は、以下の通りです。

1. 「スタート」→「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を選択

2. 削除したいアプリの右にある「・・・(三点リーダー)」をクリックし「アンインストール」を選択

 上記方法で削除するほか、アプリケーションによってはインストールする場所をユーザーが設定できるものがあります。

 その場合は、インストール先をC:ドライブ以外のドライブにインストールすることで、C:ドライブの空き容量が増やせます。

 また、使用頻度が低いアプリを自動削除してくれる機能もあります。

 「スタート」→「設定」→「アプリ」→「アプリの詳細設定」と進み、「アプリをアーカイブする」設定をオンにします。

 Microsoft Storeからインストールしたアプリに限られますが、使用頻度が低いと判断されたものはアプリの一部が削除(アーカイブ)され空き容量を確保します。アプリで使用していたデータは残されるため、再度使う際にはインターネット接続を用いて復元できます。

2|ファイルやフォルダーに圧縮属性を設定する

 ファイル単体やフォルダーを圧縮して容量削減する方法もあります。

 圧縮と聞くと、zipファイルの送信時に行うことを想像する方もいるでしょう。ここから説明する圧縮属性の設定はNTFS圧縮機能です。このNTFS圧縮機能は圧縮した状態のままでファイルを編集したり保存することができ、容量が圧縮できるメリットがある一方、通常の読み書きより時間がかかり、圧縮したファイルやフォルダや圧縮した状態ではメールに添付できないデメリットがあります。圧縮方法は、以下の手順で行います。

1. エクスプローラーから圧縮したいファイルもしくはフォルダーを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

2. 「全般」のタブにある「詳細設定」をクリックし、「圧縮属性または暗号化属性」の欄にある「内容を圧縮してディスク領域を節約する」にチェックを入れます。

3. 「OK」をクリックし、前画面も同様に「OK」をクリックして画面を閉じる

4. 確認画面が表示されたら、「変更をこのフォルダー、サブフォルダーおよびファイルに適用する」を選択して「OK」をクリック

3|ディスククリーンアップをする

 3つ目の方法は、ディスククリーンアップです。

 ディスククリーンアップとは、不要と思われるデータの候補を自動で選出し、削除してくれる機能です。ゴミ箱内のファイルや、Web一時ファイル(Webブラウザーのキャッシュ)など、不要な溜まったデータを削除します。タスクバーの検索ボックスに「ディスククリーンアップ」と入力し、結果から選択すれば起動できます。リストから削除したい項目を選択し、「OK」ボタンをクリックすれば自動でチェックした項目が削除されます。

4|一時保存ファイルを削除する

 4つ目の方法は、一時保存ファイルの削除です。

 一時保存ファイルは、システムやアプリが一時的に保存するファイルのことで、Windows Updateの際に必要となるファイルなど、様々な種類のファイルがあります。

 知らない間に溜まっていくので、いつの間にかファイルの容量を圧迫していたというケースも少なくありません。

 一時保存ファイルは、以下の手順で削除できます。

1. 「スタート」→「設定」と進む

2. 左側の「システム」をクリックし、右側の「記憶域」もしくは「ストレージ」を選択

3. ストレージの使用状況の一覧の中から「一時ファイル」を選択

4. 一時ファイルリストが表示されるため、その中から消したいものをチェックし、「ファイルの削除」をクリック

5|チェックディスクで修復する

 5つ目は、チェックディスクでファイルの修復をする方法です。

 チェックディスクとは、ハードディスク上でファイルの破損がないかを調査し、修復を行う機能のことです。チェックディスクは、以下の手順で修復可能です。

1. エクスプローラーを開き、「PC」をクリック

2. ディスクドライブ(ローカルディスク(C:)など)を右クリックし、「プロパティ」を選択

3. 「ツール」タブを開く

4. エラーチェック欄の「ドライブのエラーをチェックします。」の「チェック」をクリック

5. ダイアログボックスの「ドライブのスキャン」をクリック

6. チェックが完了するまで待つ

 チェックが完了すれば、「再起動」を要求されるか、「正常にスキャンされました」と表示されます。

 再起動を要求された場合は、再起動後に修復が自動で行われます。正常に完了した場合は、「閉じる」をクリックすると完了になります。

6|クラウドストレージへ保存する

 6つ目の方法は、ファイルをクラウドストレージへ保存する方法です。

 クラウドストレージとは、オンライン上(インターネット上)に写真・画像・音楽・動画などのファイルを保存できるサービスです。

 「OneDrive」「Google ドライブ」などがその代表格ですが、ファイルをクラウドストレージへ保存することで、ディスクドライブの容量削減につながります。クラウドストレージに保存すると、万が一パソコンが故障しても、データが消える心配がないというメリットもあります。

 クラウドストレージの使用方法は、それぞれのサービスにより異なりますが、「OneDrive」をインストールしている場合は「エクスプローラー」の左のメニューに「OneDrive」の項目があります。そこからファイルの選択、移動、保存などができます。

7|ストレージを増設する

 7つ目の方法は、ストレージの増設です。

 「削減できるところはしたけど、もうこれ以上手の打ちようがない」と限界を感じたときは、最終手段としてHDDやSSDを増設しましょう。

 デスクトップパソコンの場合は、内部にスペースや接続コネクタが余っていれば内蔵ドライブを増やすという手があります。その場合、内蔵用のドライブを購入し、増設作業を行いますが、パソコン内部をいじることになるので初心者の方には難しいかもしれません。

 また、内蔵ドライブの増設が難しい場合には、外付けドライブを接続する方法もあります。小型パソコンやノートパソコンはもちろん、デスクトップパソコンにおいてもUSB経由で手軽に増設可能です。

 外付けでストレージを増設する場合は、容量と価格面で優れているHDDが選ばれることが多い傾向にあります。外付けSSDも販売されていますが、増設用として購入する場合はHDDの方が人気です。

※ マウスコンピューターではお客様自身で行う内部パーツの交換/増設作業は自己責任となります。相性問題や増設作業における事故および損害につきましては、一切補償いたしかねます。あらかじめご了承ください。

まとめ:パソコンの空き容量を確認して必要なら増設しよう

 パソコンを快適に使用するためには、空き容量を確保することが重要です。パソコンの空き容量やストレージの使用状況を定期的に確認し、必要に応じてストレージの増設を行いましょう。

 マウスコンピューターでは、各パーツのスペックをカスタマイズできるBTO(Build To Order)パソコンを多数販売しています。そのため、自分好みにカスタマイズして目的に合ったパソコンを購入することが可能です。

 24時間・365日の電話サポートや、迅速に修理対応できるサポート体制が整っているので、安心して購入できる点も魅力です。ぜひ一度公式サイトをチェックしてみてください。

マウスコンピューターの公式サイトはこちら