動画編集には、高性能なデスクトップパソコンが必要です。スペックが不足しているパソコンを使用すると、スムーズに編集作業ができず、ストレスを感じる方もいるでしょう。自分に合うデスクトップパソコンを購入するには、必要なスペックを把握することが大切です。
この記事では、動画編集に最適なデスクトップパソコンのスペックや、おすすめのデスクトップパソコンを紹介します。目的に合うデスクトップパソコンを購入したい方は、ぜひ参考にしてください。
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※ 製品の情報や価格は2024年1月18日時点の情報となります。
- 動画編集用のデスクトップパソコンでおすすめのスペックや選び方を解説
- 動画編集におすすめ!マウスコンピューターのデスクトップパソコンを紹介
- まとめ:動画編集用のデスクトップパソコンはスペックの確認が重要!
動画編集用のデスクトップパソコンでおすすめのスペックや選び方を解説
動画編集用のデスクトップパソコンを選ぶ際は、CPUやメモリなどのパーツそれぞれの特性を理解し、適切なスペックを選択することが大切です。以下は、負荷の軽い動画編集と、負荷の重い動画編集に適したスペックの構成を示した表です。
項目 |
負荷の軽い動画編集向け |
負荷の重い動画編集向け |
CPU |
Intel Core i5 もしくは AMD Ryzen 5 |
Intel Core i7 もしくは AMD Ryzen 7以上 |
メモリ |
8GB以上 |
16GB以上 |
グラフィックス |
内蔵グラフィックス(GPU) |
NVIDIA GeForce RTX 4060 以上 |
ストレージ |
SSD 256GB以上 |
SSD 512GB以上、追加で大容量HDD |
画面サイズ |
23インチ |
27インチ以上 |
解像度 |
フル HD(1920 x 1080) |
4K(3840 x 2160) |
スペックは大まかな目安であり、実際の動画編集の内容や使用するソフトウェアに応じて最適なものを選ぶことが大切です。次章で紹介する、各スペックの詳しい内容を理解したうえで検討してください。
1.OSはWindowsがおすすめ
動画編集用のデスクトップパソコンで使うOSは、主にWindows OSとmacOSの2つがあります。クリエイターの方は、macOSを使う方が多いイメージがありますが、実際には動画編集ソフトとの親和性やコストパフォーマンスを考慮すると、Windows OSのほうがおすすめです。
Windows OSは幅広いソフトウェアと互換性があるほか、macOSに比べて全般的にコストパフォーマンスが良いため、特にこだわりがなければWindows OSを選択するのが賢明です。
2.CPUは「Core i5」「Ryzen5」以上がおすすめ
デスクトップパソコンのCPUは、動画編集で最も重要な役割を果たすパーツです。CPUはコンピューターの計算処理を担当し、動画編集では特にその性能が求められます。たとえば、動画ファイルのエンコードやフィルターの適用など、複雑な計算処理を高速に行う必要があります。性能の低いCPUでは、エンコードに時間がかかったり、カクつきが発生して作業効率が落ちる恐れがあるので注意が必要です。
動画編集には、「Intel Core i5」や「AMD Ryzen5」以上の性能を持つCPUをおすすめします。Intelはシングルコア性能に優れ、AMDはマルチスレッド性能が高いのが特徴です。高解像度の動画編集や複雑な処理を行う場合は、さらに高性能なCPUを検討しましょう。
3.メモリは8GB以上がおすすめ
メモリも、動画編集の作業効率に影響する重要なパーツです。メモリはパソコンの作業データを一時的に保存し、素早くアクセスするために使用されます。動画編集は多くのデータを扱うため、十分なメモリ容量が必要です。
たとえば、簡単な編集作業では8GBのメモリで十分ですが、より高解像度の動画編集を行う場合や複数のソフトウェアを同時に扱う場合は、16GB以上のメモリが必要になります。プロ並みの動画編集を行う場合は、32GB以上のメモリを検討してください。デスクトップパソコンの場合、将来的にメモリを増設するのも容易なので、必要に応じて増設するのもコスパを高める良い方法です。
4.グラフィックスは必要に応じて
動画編集用のデスクトップパソコンには、グラフィックスは必須ではありません。グラフィックスは映像の処理速度を向上させる効果がありますが、動画編集のソフト側が対応している場合に限ります。そして、一部の有料ソフトだけが対応しており、多くの無料編集ソフトは対応していません。したがって、無料の動画編集ソフトを使う場合は、内蔵グラフィックス(GPU)で十分です。
動画編集ソフトがグラフィックスに対応している場合は、NVIDIAの GeForce RTX 3060 や RTX 4060、AMDの Radeon RX6600 や RX7600 などを目安に、目的に応じて選択しましょう。
5.ストレージ(SSD・HDD)は使い分けでコスパアップ
ストレージは、デスクトップパソコンのデータの保存場所としての役割を担うパーツです。SSD(ソリッドステートドライブ)とHDD(ハードディスクドライブ)の2種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
SSDは読み書き速度が速く、OSや動画編集ソフトなど、頻繁にアクセスするデータの保存に適しています。一方、HDDは大容量のデータを低コストで保存できるため、動画ファイルなどの大きなデータの保存に最適です。
たとえば、システムや編集ソフトはSSDに、動画素材はHDDに保存するという運用がおすすめです。2つのストレージを使い分けることで、優れたパフォーマンスを発揮しながらコスパも高められます。
6.モニターは画面サイズ・解像度・パネルをチェックする
動画編集は、使用するモニターによって操作性や品質に影響が出ます。ここでは、モニターを選ぶ際のポイントとして、画面サイズ・解像度・パネルについて解説します。
解像度は動画素材に合わせる
動画編集で使うモニターの主な解像度は、フルHD(1920x1080)や4K(3840x2160)などがあり、編集する動画素材の解像度に合わせるのが基本です。4Kの動画編集をフルHDのモニターで行うと、本来の編集結果を確認できません。
一般的な動画編集にはフルHDで十分ですが、近年は4K動画も増えており、高い解像度を持つモニターの需要が高まっています。4Kモニターは、画像や文字が滑らかに見え、視認性が高いため、作業効率も上がります。将来を見据えて長期的に使用する予定の方は、4Kモニターを選ぶとよいでしょう。
画面サイズは23インチ以上がおすすめ
モニターの画面サイズは、動画編集の効率や快適性に直接影響します。主な画面サイズには、21インチや23インチ、27インチ、32インチなどがありますが、動画編集には最低でも23インチ以上、4Kの動画編集なら27インチ以上のサイズがおすすめです。
小さすぎるモニターでは操作性や視認性に難があり、作業効率が低下する恐れがあります。一方で、画面が大きすぎると視点移動が多くなり、目の疲れを感じやすくなります。また、複数のウィンドウを使用して編集する場合は、40インチクラスの大型モニターを検討してもよいでしょう。大画面なら、同時に複数のウィンドウを開いて編集できるので、作業効率が向上します。
パネルはIPSがおすすめ
モニター選びにおいてパネルの種類も重要な要素です。主なパネルの種類にはTN・VA・IPS・有機ELがあり、それぞれ特性が異なります。以下の表は、各パネルのメリット・デメリットを示したものです。
パネル種類 |
メリット |
デメリット |
TN |
応答速度が速い |
色再現性が低い |
VA |
コントラスト比が高い |
応答速度が遅め |
IPS |
色再現性が高く視野角が広い |
応答速度がやや遅い |
有機EL |
色の表現が豊か |
画面が焼き付くリスクがある |
動画編集では色の精度が要求されるため、色再現性が高く視野角が広いIPSパネルがおすすめです。しかし、ほかの用途にも使う場合は、重視する要素を考慮して選ぶとよいでしょう。
色にこだわるならカラーマネジメントの有無も視野に入れる
動画編集で色にこだわる場合、カラーマネジメントに対応したモニターも視野に入れることをおすすめします。カラーマネジメントモニターは、色彩の再現性が高く、デザインや印刷など、色の一貫性が求められる用途に適しています。しかし、高い色再現性が必要ない一般的な動画編集においては、それほど気にする必要はありません。カラーマネジメントに対応したモニターは価格が高い傾向にあるので、一般的な用途では高品質なIPSパネルを選択しましょう。
動画編集におすすめ!マウスコンピューターのデスクトップパソコンを紹介
マウスコンピューターが販売するデスクトップパソコンは、スペックをカスタマイズできるBTO(Build to Order)パソコンです。ここからは、動画編集におすすめのデスクトップパソコンを、一般向けの「mouseシリーズ」、ゲーム向けの「G-Tuneシリーズ」、クリエイター向けの「DAIVシリーズ」から紹介します。
※ 製品の情報や価格は2024年1月18日時点の情報となります。
1.DAIV FX-A5G60
OS |
Windows 11 Home 64ビット |
CPU |
AMD Ryzen™ 5 7600X プロセッサー |
グラフィックス |
GeForce RTX™ 4060 |
メモリ |
32GB |
サイズ |
幅22cm×奥行51cm×高さ51cm(本体) |
通常価格(税込) |
249,800円 |
DAIV FX-A5G60は、高性能なCPUとグラフィックスを搭載した動画編集に適したデスクトップパソコンです。CPUには、高いパフォーマンスを実現する「Zen 4」コアが搭載されています。最大16コア、32スレッドになっており、負荷の重い動画編集でもパワフルに動作するプロセッサーです。
グラフィックスには、NVIDIAのGeForce RTX™ 4060を搭載しています。第4世代のTensorコアを採用しており、高画質を維持しながら高いフレームレートを実現してくれるのが特徴です。複雑なエフェクトや高解像度の動画編集をしたい方におすすめのデスクトップパソコンです。
2.DAIV FX-I7N2A
OS |
Windows 11 Home 64ビット |
CPU |
インテル® Core™ i7-14700KF プロセッサー |
グラフィックス |
NVIDIA RTX™ A2000 |
メモリ |
32GB |
サイズ |
幅22cm×奥行51cm×高さ51cm(本体) |
通常価格(税込) |
349,800円 |
DAIV FX-I7N2Aは、第14世代のインテルプロセッサーと、プロ向けの高性能グラフィックスを搭載したワークステーションです。インテル® Core™ プロセッサー(第14世代)は、性能の異なるコアを組み合わせたハイブリッド・アーキテクチャを採用しています。処理効率を高め、シングルスレッド、マルチスレッドどちらでも高いパフォーマンスを発揮するCPUです。
グラフィックスには、NVIDIA Ampereアーキテクチャを採用したRTX A2000を搭載しています。このグラフィックスは、26個のRTコア、104個のTensorコア、3,328個の次世代CUDA®コアが内蔵されており、高負荷な動画編集やレンダリングを高速化してくれます。プロフェッショナルの業務用としておすすめできる、ハイスペックなワークステーションです。
3.mouse MH-I5G1B
OS |
Windows 11 Home 64ビット |
CPU |
インテル® Core™ i5-13400F プロセッサー |
グラフィックス |
GeForce GTX™ 1650 (GDDR6版) |
メモリ |
16GB |
サイズ |
幅17cm×奥行40.3cm×高さ36cm(本体) |
通常価格(税込) |
149,800円 |
mouse MH-I5G1Bは、ライトな動画編集に最適なミニタワー型のデスクトップパソコンです。第13世代のインテル Core i5プロセッサーや、NVIDIAのGeForce GTX™ 1650を採用しており、低~中負荷の動画編集に対応できます。
また、メンテナンス性に優れたフロントレイアウトも特徴です。ケースの前面にUSBポートなどのインターフェースを配置し、利便性を高めています。さらに、メッシュのフロントパネルを選択することで、冷却効率を高め、性能の低下を抑えてくれます。フルHDの軽い動画編集をしたい方におすすめのデスクトップパソコンです。
4.G-Tune DG-I7G6T
OS |
Windows 11 Home 64ビット |
CPU |
インテル® Core™ i7-14700F プロセッサー |
グラフィックス |
GeForce RTX™ 4060 Ti |
メモリ |
16GB |
サイズ |
幅18.9cm×奥行39.6cm×高さ39cm(本体) |
通常価格(税込) |
239,800円 |
G-Tune DG-I7G6Tは、高性能グラフィックスGeForce RTX 4060 Ti / 8GB を搭載したゲーミングPCです。ゲーミングPCと聞くと、ゲーム専用に感じられますが、動画編集にも十分に対応できる性能を備えています。
フロントパネルの上段に傾斜のついたインターフェースの接続端子があり、デスクの下に設置した際でも接続しやすい構造になっています。
動画編集に加えゲームもプレイする方や、ゲーミングPCならではのスタイリッシュなデザインが好みの方におすすめのデスクトップパソコンです。
まとめ:動画編集用のデスクトップパソコンはスペックの確認が重要!
動画編集に使うデスクトップパソコンは、CPUやグラフィックスなどのスペック構成が重要です。また、モニターのサイズや解像度、パネルの種類なども、操作性や動画の質に影響するので慎重に検討しましょう。
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