Windows 11は、2021年にリリースされたWindows 10の後継となるOSです。Windows 10を使っている方は、無料でアップデートできます。前バージョンからの変更点や新機能などがあるので、使い方を覚えておくと作業効率を高められます。
この記事では、Windows 11の使い方やおすすめの機能やテクニックなどを、初心者にも分かりやすく解説します。より便利にWindows 11を使用するために役立つ内容なので、ぜひ参考にしてください。
- Windows 11の便利な使い方!【初心者向けおすすめ設定・カスタマイズ編】
- Windows 11の便利な使い方!【おすすめ機能・テクニック編】
- Windows 11搭載のパソコンはマウスコンピューターがおすすめ!
- まとめ:Windows 11の使い方を覚えて便利にカスタマイズしよう!
Windows 11の便利な使い方!【初心者向けおすすめ設定・カスタマイズ編】
初心者におすすめの、Windows 11を便利に使う方法は以下の通りです。
1.マウスとキーボードを設定する
2.スタートメニューの位置を変更する
3.スタートメニューをカスタマイズする
4.PCアイコンをデスクトップに表示する
5.ウィジェットをカスタマイズする
6.起動アプリを再設定する
7.スタートメニューにコントロールパネルを表示する
それぞれの手順を詳しく解説します。
1.マウスとキーボードを設定する
Windows 11を使う際、マウスとキーボードの設定を自分好みにカスタマイズすると、作業効率が向上します。マウスのポインター速度を調整することで、カーソルの動きが自分の手の動きにマッチし、よりスムーズな操作が可能です。左利きの方であれば、主ボタンを入れ替えることで操作性を高められます。
キーボードに関しては、テキストカーソルの太さや同じキーを押し続けた際の入力の待ち時間を調整し、タイピング時の見やすさや反応の速さを向上させられます。具体的な設定変更の手順は以下の通りです。
■マウス設定
Windowsキー+Iキーから「設定」画面を表示する
「Bluetoothとデバイス」→「マウス」を選択
「マウスポインターの速度」でポインター速度を調整
「マウスの主ボタン」で左右を入れ替える
■キーボード設定
【カーソルの太さの調整】
「設定」画面を表示し、画面左側の検索欄に「キーボード」と入力する
「入力設定」をクリックする
「入力」の設定画面にある「テキストカーソル」をクリックする
「テキストカーソルの太さ」のスライダーを調整する
【表示までの待ち時間の調整】
「設定」画面を表示し、画面左側の検索欄に「カーソル」と入力する
下にスクロールして「カーソルの点滅速度の変更」をクリックする
「表示までの待ち時間」のスライダーで調整する
これらの設定を行うことで、Windows 11をより快適に、効率的に使用できます。
2.スタートメニューの位置を変更する
Windows 11はスタートメニューが画面中央に配置されていますが、これを左側に変更することも可能です。Windows 10のレイアウトに慣れているユーザーは、左側配置にすることで、スタートメニューへのアクセスがしやすくなります。変更の手順は以下の通りです。
タスクバーのアプリがない箇所を右クリックする
「タスクバーの設定」をクリックし、設定オプションを表示する
「タスクバーの動作」にある「タスクバーの配置」を左揃えに変更する
この設定変更により、Windows 11のスタートメニューを自分好みにカスタマイズし、より使いやすい環境を作れます。
3.スタートメニューをカスタマイズする
Windows 11のスタートメニューは、自分好みにカスタマイズ可能です。スタートメニューは、上段に「ピン留め済み」のアプリ、下段に最近使用したアプリなどが表示される「おすすめ」が配置されています。
ピン留め済みのアプリは追加や削除ができ、よく使うアプリへのアクセス向上が可能です。手順は以下の通りです。
スタートメニューを開く
アプリの一覧からピン留めしたいアプリを右クリックし、「スタートにピン留めする」をクリックする
.既にピン留めされているアプリを削除する場合は、「スタートからピン留めを外す」をクリックする
この操作で、よく使うアプリをすぐに起動でき、効率的に作業を進められます。
4.PCアイコンをデスクトップに表示する
過去のWindows OSでは「PC」「マイコンピュータ」などのアイコンが表示されており、各ドライブなどにアクセスできましたが、Windows 11の初期設定では表示されていません。
しかし、設定の変更によりWindows 11でも表示させられます。手順は以下の通りです。
スタートボタンを右クリックして「設定」を開く
「個人用設定」→「テーマ」「デスクトップアイコンの設定」をクリック
「コンピュータ」にチェックを入れ「適用」をクリックする
以上の手順で、デスクトップにPCのアイコンが表示され、ファイルやドライブへのアクセスが迅速になります。
5.ウィジェットをカスタマイズする
Windows 11のウィジェットは、日々の情報やタスクを手軽に確認できる便利な機能です。天気予報やニュース、カレンダーなど、さまざまな種類のウィジェットをカスタマイズできます。カスタマイズの手順は以下の通りです。
タスクバーの「ウィジェット」アイコンをクリックする
「ウィジェット」の右にある「+(ウィジェットを追加)」をクリックする
表示されたウィジェットの中から好きなウィジェットを選択して「ピン留めする」をクリックし追加する
不要なウィジェットは「…」メニューをクリックして「削除」を選択する
ウィジェットをカスタマイズすることで、必要な情報をすばやく確認できます。
6.起動アプリを再設定する
Windows 11の既定アプリとは、特定の拡張子を持つファイルをクリックした際に起動するアプリのことです。規定アプリを変更することで、好みのアプリでファイルを開けます。例として.htmlの規定アプリをGoogleChromeにする手順を解説します。
■アプリを指定して拡張子を変更する方法
タスクバーの「スタートボタン」を右クリックして「設定」を選択する
「アプリ」→「既定のアプリ」をクリックする
アプリ一覧から「GoogleChrome」を選択する
「.html」の直下にあるアプリをクリックして「GoogleChrome」を選択→「OK」をクリックする
■拡張子を指定して既定アプリを変更する方法
上記と同じ手順で「既定のアプリ」まで進む
検索窓に「.html」と入力すると、現在の既定アプリが表示される
既定アプリをクリックし、候補のなかから「GoogleChrome」を選択→「OK」をクリックする
既定アプリの設定を変更することで、拡張子ごとに使いたいアプリを起動できます。
7.スタートメニューにコントロールパネルを表示する
Windows 11の初期設定では、各種設定に使うコントロールパネルをダイレクトに開けません。しかし、スタートメニューにピン留めすることで、手軽にアクセスできます。
コントロールパネルとは、基本的な動作や外観の設定変更ができるツールです。コントロールパネルを頻繁に使用する方は、スタートメニューにピン留めすることで作業効率を高められます。設定変更の手順は以下の通りです。
「スタートメニュー」を開いて「すべてのアプリ」をクリックする
「コントロールパネル」を右クリックする
「スタートにピン留めする」を選択する
これにより、スタートメニューから直接コントロールパネルを起動でき、設定変更やシステムの確認が迅速に行えます。
Windows 11の便利な使い方!【おすすめ機能・テクニック編】
Windows 11の便利な使い方として、以下のおすすめ機能やテクニックを紹介します。
1.スクリーンショット(キャプチャ)で画面を保存する
2.「クリップボード」を使いコピペの効率を上げる
3.ファイルを圧縮・解凍する
4.「集中モード」や「応答不可モード」を使い作業効率を上げる
5.「スナップウィンドウ」で複数のウィンドウを整列する
6.「仮想デスクトップ」を使い作業スペースを広げる
7.「コレクション」を使い素早く情報収集する
利便性や作業効率を高める機能・テクニックなので、ぜひ試してみてください。
1.スクリーンショット(キャプチャ)で画面を保存する
スクリーンショットは、画面上の情報を画像として保存する便利な機能です。Windows 11では、以下の方法で全画面のスクリーンショットを撮影できます。
スクリーンショットを画像ファイルとして保存するには、Windowsキー+Print Screenキーを押して全画面のスクリーンショットを撮影すると、自動的に「ピクチャ」にある「スクリーンショット」フォルダに保存されます。
画像ファイルとして保存しない場合は、Print Screenキーを押すと、全画面のスクリーンショットがクリップボードにコピーされます。
このほかにも、指定した範囲だけのスクリーンショットを撮るなど複数の方法があります。詳しいやり方は以下の記事をご覧ください。
2.「クリップボード」を使いコピペの効率を上げる
Windows 11のクリップボードとは、コピーアンドペースト作業の効率化に役立つ機能です。Ctrlキー+Cキーでコピー、Ctrlキー+Vキーでペーストができますが、最後にコピーしたデータだけしかペーストできません。クリップボードでは、コピーしたデータを任意に選んでペーストできます。
クリップボードを使って、文字列と画像をコピペする手順は以下の通りです。事前にクリップボードがオンになっているかWindowsキー+Vキーにて確認しましょう。
文字列を選択し、Ctrlキー+Cキーでコピーする
画像を右クリックして「画像をコピー」を選択する
貼り付けたい位置でWindowsキー+Vキーを押すと、コピーした履歴が表示される
履歴から貼り付けたいテキストを選択する
同じ手順で画像もペーストする
履歴を削除するには、履歴の右上にある「...」をクリックして「削除」を選択する
3.ファイルを圧縮・解凍する
Windows 11では、ファイルの圧縮・解凍を簡単に行えます。ファイルの圧縮は、複数のファイルをまとめ、やり取りしやすくすることが目的です。圧縮したファイルをもとに戻すことを解凍と呼びます。圧縮・解凍の手順は以下の通りです。
ファイルやフォルダを右クリックして「ZIPファイルに圧縮する」を選択すると、ZIP形式で圧縮される
分かりやすいようにファイルに名前をつける
ZIP形式のファイルを右クリックして「すべて展開」を選ぶ
「圧縮(ZIP形式)フォルダーの展開」の画面が表示される
展開するフォルダーを指定する
指定した場所に圧縮されたファイルが解凍される
大量のファイルを効率よく送信する際や、スペースを節約する際に便利です。
4.「集中モード」や「応答不可モード」を使い作業効率を上げる
Windows 11に搭載されている「集中モード」や「応答不可モード」は、作業時の集中力を高めるための機能です。このモードを活用すると、必要な通知のみを受け取りながら作業に没頭できます。
※ Windows エディションやビルドバージョンによって通知を制御するモードの表記は異なります。
「集中モード」の設定方法は以下の通りです。
タスクバー右側のネットワークとスピーカーのアイコンをクリックする
「集中モード」をクリックすると、「重要な通知のみ」に表示が切り替わり、集中モードが有効になる
もう一度「集中モード」をクリックすると「アラームのみ」に切り替わる(アラーム以外は通知されない)
さらにもう一度「集中モード」をクリックすると、通常モードに戻る
「集中モード」の重要な通知の設定内容を変更する手順は、以下の通りです。
「集中モード」を右クリックして「設定を開く」を選択する
設定画面の「優先度リストをカスタマイズ」をクリックすると、優先度の一覧が表示される
初期設定では通話・SMSメッセージ・リマインダーになっており、必要なければチェックを外す
画面を下にスクロールすると通知されるアプリが表示されるので、必要なければクリックして「削除」を選択する
追加したければ「アプリを追加する」から選択する
「応答不可モード」の設定方法は以下の通りです。
スタートボタンを右クリックして「設定」を開く
「システム」にある「通知」をクリックする
「応答不可」の右にあるスイッチを「オン」にすると応答不可モードが有効(オン)となる
「応答不可モード」の重要な通知の設定内容を変更する手順は、以下の通りです。
上記と同じ手順で「通知」まで進む
「優先通知を設定する」をクリックする
初期設定では通話・SMSメッセージ・リマインダーになっており、必要なければチェックを外す
通知されるアプリも表示されるので、必要なければクリックして「削除」を選択する。追加したければ「アプリの追加」から選択する
上手に活用することで、無関係な通知による中断を防ぎ、効率的な作業が実現できます。
5.「スナップウィンドウ」で複数のウィンドウを整列する
「スナップウィンドウ」は、複数のウィンドウを特定のサイズで整列できる機能です。この機能を使えば、作業スペースを最大限に活用しつつ、異なるアプリケーション間での移動がスムーズにできます。スナップウィンドウで2画面に分割する手順は以下の通りです。
ウィンドウの右上にある「最大化/最小化ボタン」にポインタと合わせると、整列パターンが表示される
整列したい箇所を選択すると選択箇所にウィンドウが整列する
ほかに複数のウィンドウを開いている場合、残りのスペースに配置するウィンドウを選択する
スナップウィンドウは、ショートカットキーでも設定できます。ショートカットキーと、それに対応する動作は以下の通りです
・Windowsキー+← 左矢印キー:左側に成立する
・Windowsキー+→ 右矢印キー:右側に整列する
・Windowsキー+↑ 上矢印キー:左上もしくは右上に整列する(画面の右もしくは左側に整列している場合のみ)
・Windowsキー+↓ 下矢印キー:左下もしくは右下に整列する(画面の右もしくは左側に整列している場合のみ)
・Windowsキー+↓ 下矢印キー:最小化する
・Windowsキー+↑ 上矢印キー:最大化する
スナップウィンドウ機能は、複数のアプリケーションを同時に使う際の効率が高まるのでぜひ活用してみてください。
6.「仮想デスクトップ」を使い作業スペースを広げる
仮想デスクトップとは、デスクトップを仮想的に追加して作業スペースを拡大する機能です。これにより、異なるプロジェクトやタスクを整理して効率的に作業できます。仮想デスクトップの設定方法は以下の通りです。
タスクバーの「タスクビュー」アイコンをクリックする
ポインターを合わせたら表示するポップアップにある「新しいデスクトップ」を選択して仮想デスクトップを追加する
追加した「デスクトップ2」をクリックして切り替えができる
デスクトップを切り替えるときは、Windowsキー+Ctrl+← 左矢印キー or → 右矢印キーで切り替え可能です。
追加した仮想デスクトップは壁紙を変更できますが、仮想デスクトップを閉じると壁紙設定はリセットされます。
7.「コレクション」を使い素早く情報収集する
Windows 11のコレクション機能は、ブラウザで見つけた情報を効率的に集めるための便利なツールです。標準ブラウザのMicrosoft Edgeのみで利用できます。使用方法は以下の通りです。
ブラウザの右上にある「コレクション」のアイコンをクリックする
ガイダンスが表示されるので「次へ」をクリックする
「Pinterestのアイデアをもっとみる」と表示されるので、必要であれば「OK」をクリックする
「新しいコレクション」が作成されるので、名前を変更する
追加したいテキストや画像を右クリックして「コレクションに追加」→保存したいコレクションを選択する
コレクションにメモを追加する方法は、以下の通りです。
メモを追加したい情報がある「コレクション」を選択する
情報を右クリックして「メモの追加」をクリックする
メモを入力して右下のチェックマークをクリックする
コレクション内の情報は後で簡単にアクセスでき、必要に応じて編集や整理が可能です。
コレクションを使えば、関連する情報を一箇所にまとめて後で素早く確認できます。
Windows 11搭載のパソコンはマウスコンピューターがおすすめ!
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まとめ:Windows 11の使い方を覚えて便利にカスタマイズしよう!
Windows 11は適切な使い方や便利な機能・テクニックを活用することで、より快適に使用できます。紹介した内容を自分に最適化し、使いやすい環境を構築してみてください。
マウスコンピューターは、多様なスペックのパソコンを販売しています。また、3年間の無償保証期間が付属(一部製品を除く)しており、対応機種は最長5年有償延長保証が可能です。ぜひ、チェックしてみてください。