ノートパソコンやタブレットなどのバッテリー駆動時間の測定ルールとして、マウスコンピューターでは一般社団法人電子情報技術産業協会、JEITAが定めるバッテリー測定方法を採用しています。これにより、お客様がノートパソコンなどを購入する際のバッテリー駆動時間比較の目安とされていました。
2023年12月よりJEITAが定めるバッテリー測定方法がJEITA2.0からJEITA3.0へと変更したことを受け、マウスコンピューターでは新しく販売する製品からJEITA3.0を採用。
従来のJEITA2.0と比較すると、JEITA3.0はより実動作に近いバッテリー駆動時間の掲載が可能となったことで、「カタログ値と実使用時のバッテリー時間に差がありすぎる」というお客様の声を解消しつつ、自身に当てはまる動作時間を確認しながら製品を選ぶことが可能となりました。
JEITA3.0で何が変わるのか?
JEITA2.0ではパソコンを触らずに最も消費電力が低くなるアイドル状態と、動画再生を続けた状態でバッテリー時間を測定し、2つの時間を足した平均時間を掲載していました。
新しいJEITA3.0では、アイドル状態と動画再生状態の2つの時間を掲載することになりました。
JEITA3.0の動画再生状態では、動画再生を続けることでシステムに負荷が掛かった状態でバッテリー時間測定を行うため、お客様の使用環境により近い動作時間を測定することが可能となり、バッテリー時間を重視する方にとって、製品が選びやすくなります。
上記画像のように、JEITA2.0では(アイドル時間+動画再生)÷2=バッテリー時間という測定方法でしたが、JEITA3.0ではアイドル状態と動画再生の2種類を掲載することになりました。
新しいバッテリー時間の表記はどうなる?
先に書いた通りに、JEITA3.0ではアイドル状態と動画再生状態の2種類の動作時間を表記することになりました。
一見すると動画再生時はJEITA2.0よりも動作時間が短くなったように感じますが、パソコンに負荷の掛かった状態はバッテリーの減少が早いため、同じバッテリー容量でも動作時間が短くなります。
上記画像のように、バッテリー時間の表記がJEITA2.0では約5.0時間でしたが、JEITA3.0では動画再生:約3.0時間、アイドル状態:約6.5時間になります。減ったように見えますが、容量は同じとなります。