トップページ
製品ページ
導入事例
法人向けサービス
東京地下鉄株式会社が教育事業に特化した「東京メトロエデュケーショナル株式会社」を設立し、子ども向けロボットプログラミング教室「プログラボ」を運営していることで注目を集めています。一見すると接点がなさそうに見える鉄道事業と教育事業。しかし、その取り組みには、沿線の未来を担う人材の育成や地域とのつながりを大切にする同社ならではの考え方がありました。
そのプログラボの学びを支えているのが、教室に導入されているマウスコンピューターのPC。プログラボでは現在165台を活用しており、授業を行ううえで安定的な性能やサポート体制、迅速な対応などが評価され導入に至ったそうです。
今回は、プログラボ目黒校で講師を務める山崎 匠氏と、東京メトロ ライフサービス事業部 エデュケーショナルサービス担当であり、東京メトロエデュケーショナル株式会社でプログラボ事務局も兼任する会田正幸氏にインタビュー。同社が教育事業に取り組む理由や、日々の学びを支えるマウスコンピューターのPCとの出会い、実際の活用状況について話を聞きました。

――さっそくですが、鉄道会社である貴社が、「プログラボ」を通じて教育事業を行う背景はどういったところにあるのでしょうか。
会田氏:東京メトロでは鉄道以外の事業も手掛けており、プログラボもその1つです。『鉄道の安心感と教育には親和性がある』と考えて、新規事業を検討しているときにプログラボに着目しました。
もともとプログラボは阪急阪神ホールディングスグループの株式会社ミマモルメ様と読売テレビ放送株式会社様が、2016年にスタートした事業です。当社の新規事業担当者が大阪の教室まで視察に行き、生徒たちの生き生きとした表情を見て、『この教室をやりたい』と強く感じたことが決め手となり、2018年から協業しています。現在では、東京メトロ沿線を中心に16校を展開しています。
プログラボを通じて沿線価値の向上や、地域の活性化、沿線に住む子どもたちの成長や人材育成に寄与し、社会貢献につながればと思っています。
――プログラボの特長を教えてください。また、プログラボを通じて子どもたちにどんな力を身につけてほしいと考えていますか?
山崎氏:一番の特長はブロックでロボットを作り、それをプログラミングで動かす点にあります。普段から遊んでいるブロックが動くだけでも興味を示す子が多く、さらに自分の作ったプログラムどおりに動くのですから、大人でもワクワクしますし楽しいですよね。
生徒はロボットを組み立てながら、動きをプログラミングしていきます。大会に出場する生徒は3人ほどでチームを組み、協力しながら競技に取り組みます。大会に取り組んでいる生徒に対してロボットとPCは、1チームに1台ずつ教室で貸し出す形です。
山崎氏:プログラボには、大規模なロボット競技大会に参加している生徒もいて、ロボットは大会本番と同じ競技フィールドを模したシート上で動かします。
パソコンの中だけで完結するプログラミングは、プログラムがしっかりしていると問題なく動きますが、ロボットはそうはいきません。シートが少し曲がっていたり、ブロックをずれた場所に置いていたり、自分が置いたロボットがスタートエリアにまっすぐに設置できていなかったりといった想定外の要因により、なかなか思い通りには動いてくれないのです。
こう聞くと子どもには難しいのではないかと感じるかもしれません。ですが、チームで取り組むので、失敗しても何が原因なのか、どうすれば解決できるのか、相談して知恵を出し合うことができます。また、こうした話し合いを通して、コミュニケーション能力も磨かれていきます。学校の授業では間違うことを恐れがちな生徒でも、プログラボではすぐに諦めず、「失敗しても当たり前、とりあえずやってみよう」と考えるようになり、トライアンドエラーの習慣もいつの間にか身につくのです。
――日々の教室運営や大会への挑戦を支えるうえで、ハードウェアや通信環境にはどのような条件が求められますか。
山崎氏:授業の流れが止まらないことが大切だと思います。生徒がストレスなくプログラミングできるようにするには、メモリ容量、画面サイズ、バッテリー駆動時間などは特に重要です。
では、プログラボではどのような観点でPCを選定し、マウスコンピューターを採用したのでしょうか。
――今回、全校でPCをマウスコンピューターの製品に165台リプレースし、新設校向けにも追加採用になったとうかがいました。教室側からはどんな要望を伝えたのでしょうか。
山崎氏:この教室では現在15台のマウスコンピューターのPC(mouse A4-A5U01SR-B)を使用しています。以前使っていたPCは、購入から時間が経ち、バッテリーの劣化が目立っていました。そのため、電源を入れっぱなしにしても数回の授業を問題なく使えるようなPCを事務局にリクエストしたんです。また、8GBのメモリ容量がほしいなど、授業に必要なスペックを事務局に共有し、それらの条件をもとに選定してもらいました。
会田氏:加えて実際の競技に使用しても問題ないPCを探していたので、教室の先生から必要なスペックを共有してもらい、事務局で探して決めたという流れです。
――教室からの要望を踏まえ、選定ではマウスコンピューターのPCのどのような点を評価しましたか?
会田氏:選定の際にはコストパフォーマンスだけでなく、サポート体制や保証内容も重視しました。マウスコンピューターは3年間の無償保証がついており、安心して運用できる点も魅力に感じています。PCがないと授業ができないため、何かあったときに迅速に対応してもらえることが非常に重要なのです。実際、目黒校でも一度PCにトラブルがあり、すぐに対応してもらって助かったことがあります。
山崎氏:納期も早かったです。「このPCはどうですか」とデモ機を渡されて、リアクションしてからすぐに納品されました。もうすぐ届くと言われて、「もう来るの!? 受け入れの準備をしなきゃ」と焦った覚えがあります(笑)。
会田氏:また、営業担当者がこちらの事業内容や利用環境をしっかり理解してくださり、相談へのレスポンスも早かったため、安心して導入を進めることができました。その点も選ぶきっかけの1つになっています。
「mouse A4-A5U01SR-B」を165台導入。AMD Ryzen™ 5 7430U プロセッサと、AMD Radeon™ グラフィックスを搭載し、メモリ容量は8GB、ストレージには256GBのM.2 SSD(NVMe)を採用。パネルは14.0型ノングレア液晶パネルで、Wi-Fi 6EやBluetooth 5に対応
――実際に利用して感じた使いやすさや運用面でのメリットを教えてください。
山崎氏:画面が少し大きくなって操作感が向上したので、生徒たちも喜んで使っています。電源ボタンの位置も、間違えて押すような場所にないのが良いです。以前のPCでは間違えて電源ボタンを押してしまい、せっかく入力したプログラミングデータが消えてしまうケースもありました。本体が小型・軽量・頑丈なうえに、キーボードはベーシックな配置で、誰にとっても使いやすいつくりになっています。
あと、USBのコネクタの有無や使いやすい配置かどうかも重要です。PCはチームに1台で、授業ごとに別のチームが使います。チームに専属のPCがあるわけではないので、データはPCに保存せず、USBメモリなどの外部ストレージに保存しているからです。
――大会にチャレンジする生徒もいるとのことですが、どのような大会に挑戦するのでしょうか。
山崎氏:目黒校ではプログラボカップ全国大会(※)への出場を目指して頑張っています。この競技は100点満点で、満点を目指すチームや控えめに70点を目指すチームもあります。
勝ち負けだけを重視するわけではありませんが、目標がないとモチベーションが上がらないので、先生とも協力しながらチームごとに目標を設定してもらっています。
目標を達成するためには、自分たちで課題を見つけて改善していくことも欠かせません。生徒たちは慣れてくると、質問しに来るのは本当に困ったときくらいで、トライアンドエラーを繰り返して正解を探します。自分たちだけでPDCAを回せるようになるのです。
※プログラボ独自のロボットコンテスト。夏に全国の教室から地区予選に出場し、優秀な成績を収めたチームが選抜されます。選抜されたチームは、9月に大阪にて行われる全国大会に出場します。
――大人でもなかなか身につけられないPDCAが、小学生のうちに習慣化するのですね。大会ではそうした力が重要なのですか?
山崎氏:大会ではミッションを与えられて、その場で自分たちだけで戦略を立てて判断しなければなりません。授業は大会に向けた練習なのです。
やる気のある生徒は先生が教えていないことでも、YouTubeなどで仕組みを調べたり海外の情報を探したりして、得たアイデアを自分たちのチームのロボットにどんどん取り入れます。
こうした大会への挑戦を通じて得た経験は、生徒たちの成長につながり、未来のエンジニア育成にも貢献できると考えています。
――8月8日と9日に開催した「プログラボカップ 東京地区予選」についても、概要を教えてください。
山崎氏:プログラボカップ 東京地区予選は、毎年8月に各地区で開催され、勝ち抜いたチームが9月の全国大会に進出します。競技ごとにテーマが与えられ、ベーシック競技は『食品ロス』、ミドル競技は『人と自然との共生』、ハイミドル競技は『未来の発電』、クリエイション部門は『食を通じた笑顔』となっています。
クリエイション部門は得点を競う競技ではなく、テーマに沿って自由にロボット作品を作り、アイデアや表現力を発表します。勝ち負けではないので、この部門を目指すチームには、危険なことでもない限りストップを掛けず、自由にやってもらっています。
8月8日・9日、東京流通センター第一展示場(東京都大田区)で「プログラボカップ東京地区予選」が開催されました。8日は初~中級コース、9日は中~上級コースの競技が行われ、全国大会出場を目指す生徒たちが日頃の学習成果を発揮しました。
――大会当日の様子について教えてください。印象に残っている場面などがあればお聞かせください。
山崎氏:初めて大会に出場した生徒の中には、本番前に「怖い」と口にする子もいました。まだ小学校中学年という年齢で、選手だけでも約150人、保護者を含めると500人近くが見守る会場に立つのは、大人が想像する以上に緊張することだと思います。
それでも、そのプレッシャーの中で逃げ出さず、最後まで競技に取り組んでくれました。
結果の良し悪しだけではなく、大勢の前で挑戦し切った経験そのものが大きな成長につながると思いますし、本人にとっても非常に価値のある経験になったのではないかと感じています。
――今回の経験を今後の学びやプログラボの教育にどのように生かしていきたいとお考えですか。
山崎氏:今回の大会を通じて、子どもたちは挑戦を通じて大きく成長すると、改めて実感しました。今後もこうした経験の機会を積極的に作りながら、挑戦することの大切さを伝えていきたいと思います。
子どもたちは成功だけでなく、緊張や失敗、悔しさの中からも多くのことを学びます。プログラボでは「たくさん失敗しよう」と掲げていますが、それは失敗を良しとするのではなく、『失敗を恐れて挑戦しないことの方がもったいない』という考えが理念の中にあります。
大会はあくまでゴールではなく、学びの過程の一つです。今回得た経験を次の挑戦につなげながら、子どもたちが主体的に考え、行動できる力を伸ばしていってほしいと思っています。
――最後に、この記事を読んでいる子どもたちや保護者の方へメッセージをお願いします。
山崎氏:プログラボでは、ロボットづくりやプログラミングを通じて、楽しみながら学ぶことができます。「難しそう」と感じる方もいるかもしれませんが、まずは気軽に挑戦してみてほしいです。失敗を恐れずに試行錯誤する中で、多くの学びや成長につながると思います。
――ありがとうございました。
夢を実現するチカラを育むプログラミング教育環境には信頼できるPCが必要
子どもたちが失敗を恐れず挑戦できる環境と、それを支えるICT環境が欠かせません。プログラボでは、ロボットプログラミングを通じて論理的思考力や課題解決力、コミュニケーション力を育むとともに、大会への挑戦を通じて主体的に学ぶ姿勢を養っています。
今回の取材では、マウスコンピューターのPCが採用された背景や、安定した運用を支えるサポート体制についても話を聞くことができました。授業で求められる性能に加え、迅速な対応や安心して運用できる環境も評価されており、教育現場の挑戦を支えるパートナーとして、同社製品が選ばれている理由が見えてきたのではないでしょうか。
お問い合わせはこちら
お問い合わせはこちら