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大阪市中央区、大阪城近くに本社を構える読売テレビ放送株式会社(以下、読売テレビ)。近畿広域圏の2府4県(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)を放送エリアとする日本テレビ系列の準キー局だ。「情報ライブ ミヤネ屋」や「名探偵コナン」といった全国ネットの人気番組をはじめ、地域で親しまれている関西ローカル「す・またん!」や「かんさい情報ネット ten.」など、多彩なコンテンツを日々放送している。
そんな読売テレビがマウスコンピューター製品を導入し始めたのは2019年のこと。今年2025年には15.6型ノートPC「MousePro L5-I5U01WT-A」とiiyamaディスプレイ「ProLite XUB2292HSU-B6」を導入した。どのような点が評価されているのか、社内システムの保守やPC・通信機器の管理を手がけるDX推進局 情報システムグループの多田光氏に話を伺った。
読売テレビ DX推進局 情報システムグループ 多田光氏
読売テレビでは、個人用PCと部署内で共有するPCの2種類に分かれており、今年5月に導入したノートPC「MousePro L5-I5U01WT-A」は、共用PCとして各部署に据え置きされている。
「当社の情報セキュリティポリシー上、個人PCからはデータを抜き出せないことになっていますので、やむを得ず、動画ファイルなどをUSBメモリに書き出す必要がある場合、特別なソフトをインストールしたセキュリティレベルが保たれている共用PCを使用しています。他にもPCの個人貸与がない人が使うこともありますね」(多田氏)
実際に「MousePro L5-I5U01WT-A」を導入してみて、反応はどうなのだろうか。
「『MousePro L5-I5U01WT-A』はノートPCですが15.6型の大画面なので、液晶ディスプレイがなくても支障がありません。また省スペースですし、場所を選ばずに設置できるのでとても好評ですね」
それだけではなく、多くの機密情報を取り扱う放送局だからこそ、厳重な情報セキュリティが求められるのは言うまでもない。その一方で大容量のデータをやり取りしなければならないのだから、共用PCに必要なスペックは必然的に高くなる。
「ストレージも標準256GB NVMe対応M.2 SSDからオプションで500 GBのNVMe対応M.2 SSDへアップグレードしています。一般的なものと比べて容量が大きいので、複数人がさまざまなデータを入れて作業しても動きが遅くなったりすることはなく、安心して作業ができています。業務の効率化にもつながっていますね」(多田氏)
また、インタフェイスが充実しているのも決め手のひとつになったと明かす。
「Type-C形状のUSB端子を備えていることに加え、有線LANポートが搭載されているのも条件でした。報道フロアなどの共用PCでは取り扱っているファイルサイズも大きく、有線LANをメインで使用しているため、有線LANポートは必需品です。その点も踏まえ、満足しています」と多田氏は評する。
読売テレビでは同時に、21.5インチのiiyamaディスプレイ「ProLite XUB2292HSU-B6」も導入。社員に貸与する液晶ディスプレイの在庫切れが要因だったのだが、これにも放送局特有の事情が絡んでいる。
「当社では、ひとりの社員に液晶ディスプレイを2台貸与しているケースもあります。例えば営業部では、テレビCMの差し込み位置を決めるため、24時間のタイムテーブルをPCに固定で映したまま、液晶ディスプレイの画面で他の作業を平行して行います。貸与申請が続き、在庫が枯渇気味になっていました」(多田氏)
過去にもマウスコンピューターのiiyamaディスプレイの導入実績があり、今回も同じ条件をオーダーし、「ProLite XUB2292HSU-B6」の導入に至った。
「大きすぎない21.5型のサイズが弊社の作業には、使いやすいですね。2台並べて使う人も多いので、そういった際にもちょうどいいサイズなのだと思います」(多田氏)
またマウスコンピューターはBTO(受注生産)メーカーなので、そのカスタマイズ性も魅力のひとつだ。多田氏もその点に、好印象を感じているようだ。
「マウスコンピューターの製品はスペックが高いのはさることながら、コストパフォーマンスに優れています。カスタマイズも柔軟にできて、『MousePro L5-I5U01WT-A』ではメモリの追加、SSD(M.2)の追加や、光学ドライブを外してもらいました。スペックだけでなく、こういった部分もカスタマイズできるのはありがたいですね。今回の導入でも色々とご調整いただいて、とても助かりました」(多田氏)
また、読売テレビでは約5年のサイクルでPCを交換することから「ピックアップ保障」を利用し、保障期間を標準の3年間から4年間に延長。故障や不具合の事例そのものが現時点では少ないと前置きしつつも、長期にわたる安心感があると多田氏は述べた。
なお、マウスコンピューターの「ピックアップ保障」では、運送業者がパソコン設置場所を訪れて製品を回収し、修理実施後、宅配便にて返却するサービスが含まれている。導入台数や拠点が多かったり、情報システム部の人員が不足していたりする企業では、負担軽減に寄与するとあって重宝されているそうだ。
読売テレビでは、2019年から2025年までマウスコンピューターの製品を導入し続けている。製品ラインナップも充実しており、今回導入の「MousePro」とは別に、2023年には、システムの開発や保守を担当する業務委託のスタッフに貸与するため、クリエイター向けノートPC「DAIV」も導入実績がある。
マウスコンピューターの他モデルも営業部内で共用PCとして使用されている
「こちらの要望に対して迅速に対応していただけるので、非常にありがたい」と話す多田氏からは、マウスコンピューターのサポート体制に信頼を寄せている様子が感じられた。そのうえで、さらなる期待を口にした。
「慌ただしい職場ですので、お世辞にもPCを丁寧に扱っているとはいえない社員も少なくないのですが(笑)、製品の耐久性を向上していただけると、交換する5年目まで満足して使用してもらえるのではないかと思っています。あと、カラーバリエーションを増やしていただけるとうれしいですね。導入した『MousePro L5-I5U01WT-A』は白色でカッコイイと評判ですが、選択肢が広がるのは歓迎です」(多田氏)
DX推進局で、日々社員の業務効率化を推進する多田氏は最後に、「将来的には5年間という一律のサイクルではなく、個人や部署ごとの端末の劣化に応じて、PCやモニターを簡単に交換できる仕組みを作りたいです」と展望を話す。「そうすることで、業務の効率化が進み、より良い放送を実現することに貢献したいです」と力を込めた。
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