3DCGデザイナー/ディレクターのうもとゆーじ氏は、2009年の夏にクリエイターズモデルを導入したという。アニメやゲーム、CMなどの映像作成に「LightWave 3D®」(ディストーム)という3DCGソフトや「Adobe After Effects CS4」などを使用。企画から制作まで、全てを担当するため、3Dキャラクターのモデリング、映像空間のレイアウトとアニメーション作成のほか、作った映像にエフェクトを加えるなど作業の範囲が広い。
うもとゆーじ氏がクリエイターズモデルを知ったのは、講師をしていた専門学校が導入していたため。それまでは、自作PCを使い、そのとき携わる作品のタイプに合わせてグラフィックスボードを3D重視から2D重視のモデルに交換するなど柔軟にPCの構成を変えていた。しかし、ハード、ソフトとも正しく動作しないケースがあり、安定性を重視してメーカー製PCの導入を検討。最終的に、マウスコンピューターのクリエイターズモデルを選んだ。うもとゆーじ氏は、選んだ決め手を「安くて、いい意味で素っ気なくベースとしては最適だったから」と話す。
大手メーカー製PCは、マザーボードが独自仕様で、増設できるパーツのスペックに制約があるケースが多いうえ、Quadro® シリーズで動作検証を行っているモデルは少ない。一部で動作検証を取っている製品はあるものの、ワークステーションで価格が一気に跳ね上がる。その点、クリエイターズモデルは、最安構成で5万円台からとコストパフォーマンスに優れる。余計な機能がないシンプルな構成のため、後からパーツを増設する際にも制約はほとんどない。パーツを増設してトラブルが発生しても、動作検証済みの最初の構成に戻せばよい。万が一の時にも作業が完全にストップする心配はない。プロのクリエイターが業務用に使うには「安心して使えることが何よりもありがたい」という。