導入事例

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DAIVだから可能だった、
繊細な3DCG表現で描かれるイラストの裏側

3DCGと2Dを駆使した繊細なイラストが見る人の心を掴む、人気イラストレーターのredjuiceさん。自分の制作スタイルを追求する中で、自作でPCを作るほどのこだわりを持っており、その知識量は相当なもの。現在 制作現場で使用されているGeForceグラフィックス搭載DAIVと、今回お使いいただいたQuadroグラフィックス搭載DAIVの比較も踏まえて、マウスコンピューター製品を導入いただいた経緯・理由をお伺いしました。

3DCGとイラスト制作を両立させる、必要不可欠なハイスペックPC

― PCや制作環境にこだわるようになったきっかけを教えてください。

初めて手に入れた自家用PCが、自作PCだったんです。

2002年頃になりますが、当時はまだ絵心はほとんどなく、3DCGを学んでいました。当時の市販のPCだと3DCGソフトを動かすためのスペックを実現するのがすごく難しくて。インターネットもない時代なので、本を読んで、パーツを秋葉原の電気街に買いに走り、手探りで自作PCを組み上げました。

デュアルCPUが積めるマザーボードを買って、メモリも刺せるだけ刺して…それでもマックスで4GBでした。市販PCのメモリは1ギガバイトにも届かず、グラフィックカードもまだまだ十分に普及してないなど、3DCGソフトが動作するスペックのPCの入手が難しかった時代です。自分が望むスペックで、かつ手頃な価格であることを考えると、おのずと自作という選択になりました。それ以来ずっと、PCは自作もしくはパーツの組み合わせの自由度が高い、BTOパソコンを使っています。

PCをカスタマイズする上で、譲れないもの

― DAIVを選択した理由があれば、教えてください。

3、4年に一度はPCをアップデートしています。CPUやグラフィックスカードも高性能のものがどんどん出ているので、数年でPC性能が倍増していきます。CPUの計算能力に加え、近年ではGPUを活用した高速な処理によって、作業性が劇的に向上しているアプリケーションが増えています。

その中で、カスタマイズする上で一番ポイントにしているのは、何と言ってもメモリ搭載量です。自分自身がレイヤーを何百と積み重ねてイラストを制作するスタイルとあって、メモリ搭載量は最も重要ですね。

今は「メモリ64GB以上のPCを作ること」を一つの目安にしており、グラフィックスボードも最新スペックのものをと考えた結果、現在のGeForceグラフィックスを搭載したDAIVに行き着きました。

例えば自分が今使っているPSDファイルはサイズが1.5GBぐらいあるのですが、「Adobe Photoshop」でファイルを開くだけで、20GBぐらいメモリを使うことになるんですね。これがノートPCだったら開くだけで終わってしまい、他の作業ができなくなってしまうわけで。

ソフトによっても違うのですが、「Adobe Photoshop 2020」の場合は、拡大縮小、ブラシやフィルタなど、ほとんどの処理をGPUに依存しています。なので、CPUよりGPUの性能、特にCUDAコア数が重要になってきます。

それ以外のソフトでは、「CLIP STUDIO PAINT」と「Blender」を使用しています。「CLIP STUDIO PAINT」はイラストのドローイングに特化したソフトで、ブラシのカスタマイズが豊富で機能が多く、誰でも使いやすいところがポイントです。「CLIP STUDIO PAINT」もPhotoshopと同様、多くのメモリを必要としますが、GPUではなくCPUの性能が重要になります。

「Blender」は最近覚えたソフトの一つですが、GPUアクセラレーションによって、ビューポート表示(EEVEE)の高速化、レンダリング(Cycles Render)速度が飛躍的に高まります。特にGeForce RTX 20シリーズ以降、GPUアクセラレーションが大幅に強化された恩恵を受けています。

今使用しているDAIVがGeForce RTX™ 2070で、今回、使用させていただいたのがQuadro RTX™ 4000になります。

自分のスタイルに合ったPCを選ぶ

― Quadroグラフィックスを搭載したDAIVをお使いいただいて。

一番のポイントは3DCGソフト、特にBlenderの「EEVEE」という表示機能で重要となる「OpenGL」に特化している点でしょうか。
ここは、今回レビューさせていただくDAIVのカスタムで、かなり悩んだ点でもあります。Quadro RTX™ 4000 はOpenGLに特化していますが、その分GeForce RTX 20シリーズと比較するとCUDAコア数が少なく、レンダリング速度に劣ることがあります。

ですが、GeForce RTX 20 シリーズと比較しても「OpenGL」の表示機能については、おそらくQuadro RTX™ 4000 の方が挙動はスムーズなのではと思います。そのため、モデリング作業が非常に楽に感じました。ただし、レンダリング能力やコストパフォーマンスを考慮するとGeForce RTX 20 シリーズにも利点はあるので、作業に合った選択をする必要があると考えています。

昔は「3DCGソフトを使えること」自体がステータスだったのですが、最近は3DCGソフトの低価格化やチュートリアルコンテンツの充実などの影響もあって、使えて当たり前の人がすごく増えています。

3DCGソフトをはじめ、様々なアプリケーションを使うイラストレーターが珍しくなくなってきている今だからこそ、自分のスタイルに合わせたPCを選ぶことが何よりも大切かなと思います。

関連製品紹介

  • DAIV Z7-QR4(今回、ご使用いただいた製品)

    • Windows 10 Home 64ビット
    • インテル® Core™ i7-10700K
    • 16GB PC4-21300
    • NVIDIA® Quadro RTX™ 4000
    • 512GB NVMe対応
    • 700W 【80PLUS® BRONZE】
    • ※ディスプレイ別途

    >> DAIV Z7-QR4シリーズはこちら

  • DAIV-DGZ530U2-SH5(2020年7月現在、お使いの製品)

    • Windows 10 Pro 64ビット
    • インテル® Core™ i9-9900K
    • NVIDIA® GeForce RTX™ 2070
    • 16GB×4 PC4-21300
    • 256GB NVM Express SSD
    • 800W【80PLUS® TITANIUM】
    • ※ディスプレイ別途
    • ※該当機種が販売終了している場合、後継モデルへのご案内になります。

    >> DAIV Z9シリーズはこちら

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