マ: そうなるとPCに一番求めるのは、スペックの高さでしょうか?
石川氏: テレビの仕事は非常に納期が短く、素材が来てから3〜4日で完成という流れが多いため、安定性が重要です。PCに何かトラブルが起きたら納期に間に合わなくなってしまいますから。そのため、ハイスペックであることはもちろん、安定性も非常に重視しています。マウスさんのクリエイターモデルは、それらをローコストで手にできるのが大きな魅力ですね(注:マウスコンピューターは365日24時間サポートを実施している)。
石川氏: それと、今後はプレビューを再生するまでの速度がすごく大切になると思います。映像がハイビジョンになると、細かい部分の粗が非常に目立ってしまうので、その部分を制作途中のプレビューでチェックできる、CGの細かい部分まで精度を上げて作り込める、というところがクリエイターモデルでは便利ですね。
マ: マウスコンピューターのクリエイターモデルをどのような業務で使用していますか?
石川氏: 主にAfter Effectsで3Dと実写を合成するのに使用しています。最近では映像にエフェクトを加える仕事が多く、実写の素材をもらって、それをクリエイターモデルのPCに取り込んで、人の周りにエフェクトを追加したりと、届いてから2カ月間、使い倒していますね。
マ: クリエイターモデルへの要望はありますか?
石川氏: セットで購入できるiiyamaさんのディスプレイはキャリブレーションが取れないこともあって、若干、色関係のチェックが厳しいですね。あと、完成した映像をHDDで納品することもあるので、リムーバブルのHDDユニットがあると便利ですね。高速にデータ転送できる外付けHDDもあるとうれしいですが、データを受け取る相手も対応していないと意味がないので、どうしても現状ではUSB接続になってしまうのが悩ましいところですね。
マ: クリエイターモデルの魅力は?
石川氏: 一番はコストパフォーマンスだと思います。あとは納期が短いのがいいですね。他社では、BTOでスペックを変更すると納期がかなり遅くなることもありましたから。急に仕事が増えたときも、すぐにマシンを追加できるのが魅力ですね。
マ: ご協力ありがとうございました。