Excelで取り消し線を付けたいのに、ボタンが見当たらないと感じることがあります。この機能はリボンに常時表示されず、「セルの書式設定」の中に含まれているため、初めての操作では場所が分かりにくい傾向があります。
この記事では、取り消し線の場所や基本操作に加え、ショートカットや見つけにくい理由、よく使う場合の設定方法までをわかりやすく解説します。
- 取り消し線はどこにある?最短で見つける方法
- ショートカットで素早く切り替える
- Excelの取り消し線ボタンはなぜ見つからないのか
- よく使うならボタン登録がおすすめ
- 用途別の使い分け
- 取り消し線でよくある質問
- まとめ:迷いやすい機能は入口を固定すると使いやすい
取り消し線はどこにある?最短で見つける方法
探しても見つからない場合は、右クリックから入る方法が分かりやすく、操作も覚えやすいです。
対象のセルを選択 → 右クリック →「セルの書式設定」

「フォント」タブ →「取り消し線」にチェック →「OK」

文字サイズや色と同じグループに含まれているため、「書式」の一部として扱われています。
ショートカットで素早く切り替える
頻繁に使う場合は、キーボード操作の方が作業の流れを止めにくくなります。
Ctrlキー + 5キーで ON/OFF を切り替え
「Ctrl+5」は「ごめん、消しちゃう」の“ご”=取り消し、と覚えるとイメージしやすいです。
ただし、何も選択していない状態では反映されません。押しても変化がない場合は、対象が選択されていない可能性があります。
セル全体に付ける場合はセルを選択し、文字の一部に付ける場合はセルをダブルクリックして該当箇所だけを選択します。
同じ操作をもう一度行うと解除できるため、修正や確認の場面でも扱いやすい操作です。
Excelの取り消し線ボタンはなぜ見つからないのか
Excelの取り消し線のボタンは「無い」のではなく、「奥にある」機能です。この配置によって迷いやすくなります。
リボンに表示されていない
Wordと場所が違う
フォント設定の中にまとまっている
Wordは装飾が主目的のため目に見える位置に配置されていますが、Excelは表計算が中心のため、装飾が整理されて配置されています。
よく使うならボタン登録がおすすめ
毎回メニューを開く手間を減らしたい場合は、クイックアクセスツールバーに追加しておくと操作が安定します。
Excelの画面上部にある「▼」をクリック→「その他のコマンド」をクリック

「リボンのユーザー設定」をクリック→「すべてのコマンド」を選択→「取り消し線」を探してクリック→「新しいグループ」をクリック→「追加をクリック」

新しいグループの中に「取り消し線」が追加されたことを確認できたら、「OK」をクリック


以上の手順でリボンのメニュー内に取り消し線ボタンが表示されます。
視覚的に操作したい場合や、ショートカット操作に慣れていない場合に使いやすい設定です。
用途別の使い分け
使い分けておくと作業の手間を減らしやすくなります。
| 方法 | 向いている場面 |
|---|---|
| 書式設定 | 色やサイズと一緒に調整する場合 |
| ショートカット | 入力しながら素早く切り替えたいとき |
| ボタン登録 | クリック中心で操作したい場合 |
取り消し線でよくある質問
操作中に出やすい疑問をまとめました。
Q. 取り消し線は一部の文字だけに付けられる?
- A. セル内の一部にも適用できます。
- セルをダブルクリック、またはF2キーで編集状態にして文字を選択すると、選択した部分だけに取り消し線を付けられます。
Q. ショートカットが効かない場合は?
- A. 多くは操作の前提条件が満たされていないケースです。
- セルや文字が選択されていない状態では取り消し線は反映されません。
- 日本語入力(IME)がオンのままだと、ショートカットが意図どおり動かないことがあります。
- ノートパソコンの場合は、Fnキーとの組み合わせやキーボード設定の影響を受けることがあります。
- 上記を確認しても変わらない場合は、一度セルをクリックし直してから再度Ctrlキー+5キーを試すと反映されることがあります。
Q. 複数セルにまとめて使える?
- A. 範囲選択をすれば、まとめて適用できます。
- 連続したセルはドラッグで選択、離れたセルはCtrlキーを押しながらクリックで複数選択できます。
- その状態で、取り消し線を適用すると、選択したすべてのセルに反映されます。
まとめ:迷いやすい機能は入口を固定すると使いやすい
Excelの取り消し線は、見えにくい位置にあるため最初は戸惑いやすい機能です。
右クリックから書式設定や、ショートカット操作を覚えておくと、作業の流れが整いやすくなります。使用頻度に応じてボタン登録も組み合わせると、さらに操作の手間を抑えられます。
どこにあるか分からない状態は珍しいことではありません。入口を一つ決めておくことで、以降の操作で迷う場面を減らしやすくなります。
