内容
FCシリーズおよびKDCシリーズのおいてフロントUSBの動作を改善いたします。
対象のお客様
下記機種をご利用のお客様
対象機種 FCシリーズ FC1GCB/FC1GS/FC1GRWH/FC1GRWH/FC1GSP
FC11GRWP/FC11GCBH/FC13GCBH
FC13GRWP/FC13GCBH2/FC13GRWH/FC13GRWHX
FC11GRWP/FC11GCBH/FC13GCBH
KDCシリーズ KDC11GRW/KDC13GRW/KDC13GCB
KDC13GCBH2
注意:対象機種以外の環境で適用した場合の結果については、いかなる場合も保証できませんのでご注意ください。
   下記「BIOSの確認方法」でBIOSのVersionを確認の上、アップデートを行ってください。
BIOS確認方法
1. PCの電源を入れ、「iiyama」のロゴが表示されるまで待ちます。
2. ロゴが表示されたら、「Tab」キーを押します。
3. 画面が切り替わったら、上から3行目の「Version」を読みとります。
機種名 Version Update
FC1GCB/FC1GS/FC1GRWH
FC1GRWH/FC1GSP
VEB42I or VEB43I 必要
VEB44I 不要
FC11GRWP/FC11GCBH/FC13GCBH
KDC11GRW/KDC13GRW/KDC13GCB
FC13GRWP/FC13GCBH2
FC13GRWH/FC13GRWHX
KDC13GCBH2
VEB43A or VEB44A 必要
VEB45A or VEB46A 不要
注意:各機種ごとにVersionが違いますので、ご使用機種をよくご確認下さい。
ご用意いただくもの
フロッピーディスク1枚(初期化してよいもの)
起動用フロッピーディスク作成方法
1. 「スタート」→「マイコンピュータ」からマイコンピュータを起動します。
2. リムーバブル記憶域があるデバイスから「3.5インチFD」にマウスを合わせ右クリックし、メニューより「フォーマット」を選択します。
3. フォーマットのダイアログが表示されます。
フォーマットオプションから「MS-DOSの起動ディスクを作成する」にチェックを入れ、「開始」ボタンを押します。
4. 確認のダイアログボックスが表示されるので「OK」ボタンを押します。
フォーマットにはしばらく時間がかかります。
5. フォーマットが終了すると下のダイアログボックスが表示されます。
「OK」ボタンでダイアログを消してください。
ファイルのダウンロード方法
1. 下の【ダウンロード】ボタンをクリックするとファイルのダウンロードウィザードが起動します。
2. 「ファイルのダウンロード」のダイアログボックスが表示されたら、
「保存」ボタンを押してダウンロードするファイルを保存して下さい。
3. 保存がすみましたら、次のアップデート方法に進んでください。
アップデート方法
1. 上記手順より「起動用フロッピーディスク」を作成しておいてください。
2. 「スタート」→「マイコンピュータ」からマイコンピュータを起動します。
3. 上記のダウンロード方法によりダウンロードしたフォルダを開き、「VEB44I.EXE」のアイコンをダブルクリックします。
(ここでの例では「マイドキュメント」にダウンロードしたものとして手順を説明いたします。
また、ダウンロードしたファイルは機種により異なりますのでご注意下さい。)
4. 自己解凍が終了すると、解凍先フォルダ内に展開された「VEB44I」フォルダが表示されます。
(ダウンロードしたファイル名と同じフォルダ名が作成されます。「VEB46A.EXE」を解凍すると「VEB46A」フォルダが作成されます。)
5. 展開されたフォルダの中に入り、3つのファイルがあることを確認します。
 (Autoexec.bat Awdflash.exe Veb44i.bin または Veb46a.bin)
6. メニューの「編集」から「すべて選択」を選びます。
7. メニューの「ファイル」から「送る」→「3.5インチFD」を選びます。
(このとき忘れずに上記で作成した起動用FDをパソコン本体にセットしておいてください)
8. コピー中「Autoexec.bat」ファイルの上書きの確認が表示されますので
「はい」もしくは「すべて上書き」で先に進めます。
コピーが終了したら全ての画面を閉じ、本体にフロッピーディスクを入れたまま、
「スタート」→「終了オプション」→「再起動」で再起動します。
9. フロッピーディスクより起動し、下記の画面が表示されます。
キーボードより「N」キーを押して先に進めます。
Message項目に「Please Wait!」が表示されている場合にはしばらくお待ちください。
AwardBIOS Flash Utility V8.18
(C)Phenix Technologys Ltd. All Rights Reserved.
For 601T-686B-6A6LI00CC-00 DATE: 01/14/2002
Flash Type - PMC PM29F002T /5V
File Name to Program : veb44i.bin_
Message : Do You Want To Save Bios (Y/N)
10. Message項目が変化し、下記の表示になりますので「Y」キーを押します。
BIOSの書き込み処理が始まりますのでしばらくお待ちください。
(FlashROMにBIOSを書き込んでいます。この時に電源を切ったりコンセントを抜いたりした場合、
 起動できなくなる恐れがありますのでそのような行為は絶対に行わないで下さい。)

Message : Press 'Y' to Program or 'N' to Exit
11. 下記画面になりましたら、フロッピーディスクを本体から抜き、「F1」キーを押して再起動を行ってください。
AwardBIOS Flash Utility V8.18
(C)Phenix Technologys Ltd. All Rights Reserved.
For 601T-686B-6A6LI00CC-00 DATE: 01/14/2002
Flash Type - PMC PM29F002T /5V
File Name to Program : veb44i.bin_
Flashing Complete
Remove Floppy Diskette & Hit <F1> to Continue
Write OK No Update Write Fail
F1 Reset
12. 再起動中「iiyama」のロゴが表示されているときに「Delete」キーを数回押してください。
CMOS Setup Utilityの画面が表示されます。
COMS Setup Utility - Copyright (C) 1984-2001 Aeard Software
 
Standard COMS Features
 
Advanced BIOS Features
 
Advanced Chipset Features
 
Integrated Peripherals
 
Power Managemebt Setup
 
PnP/PCI Configurations
 
PC Health Status
 
 
Frequency/Voltage Control
 
Load Fail-Safe Defaults
 
Load Optimized Defaults
 
Set Supervisor Password
 
Set User Password
 
Save & Exit Setup
 
Exit Without Saving
 
Esc : Quit
F10 : Save & Exit Setup
↑↓→← : Select Item
Time, Date, Hard Disk Type...
13. CMOS Setup Utilityのメニュー内から「Load Optimized Defaults」を
カーソルキー(↑↓→←)で選択し、「Enter」キーを押します。
14. 下記ダイアログが表示されたら「Y」キーを押し、「Enter」キーを押します。
(機種:FC13GRWP/FC13GCBH2/FC13GRWH/FC13GRWHXのお客様は16の作業へ移動してください。)
Load Optimized Defaults (Y/N)? N
15. メニュー画面に戻りましたら「F10」キーを押し、下記のメニューを表示させます。
「Y」が選択されていることを確認した上で「Enter」キーを押します。
この後、再起動がかかりWindowsが起動します。
SAVE to CMOS and EXIT (Y/N)? Y
以上でアップデート作業は終了しました。

機種:FC13GRWP/FC13GCBH2/FC13GRWH/FC13GRWHXのお客様は
上記14終了後、下記の内容も行ってください。
16. CMOS Setup Utilityのメニュー内から「Advanced Chipset Features」を
カーソルキー(↑↓→←)で選択し、「Enter」キーを押します。
17. Advanced Chipset Featuresのメニュー内から「On Chip Modem」を
カーソルキー(↑↓)で選択し、「Enable」から「Disabled」に変更します。
18. 「Disabled」へ変更後、「ESC」キーを一度押し、「CMOS Setup Utility」メニューが表示されましたら
上記15へ戻り、変更内容を保存します。

補足事項
OSのリカバリーなどを実行した場合でも、再度アップデート作業を行う必要はありません。
ファイルのダウンロード
対象機種  
FC1GCB/FC1GS/FC1GRWH
FC1GRWH/FC1GSP
veb44i.exe
(245KB)
FC11GRWP/FC11GCBH/FC13GCBH
KDC11GRW/KDC13GRW/KDC13GCB
FC13GRWP/FC13GCBH2/FC13GRWH/FC13GRWHX/KDC13GCBH2
veb46a.exe
(245KB)