浅野いにおさん 浅野いにおさん

EVENT REPORT

浅野いにおトークショー
20年で培った、
独自のCG作画を生実演

『浅野いにおトークショー 20年で培った、独自のCG作画を生実演!』は、浅野いにおさんの代名詞でもあるデジタル作画における制作手法をテーマに実施されました。
浅野さんが現在どのような工程で漫画を描かれているか、デジタル技術を駆使して作られた素材をどのように漫画に落とし込んでいるかなどを、実際に使用しているPC(DAIV)の作業環境をプロジェクターに映しながら解説。参加者からの質問に答える時間も設けられ、非常に有意義な機会となりました。当日インタビューで伺った内容と合わせて、トークショーの様子をお届けします。

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池袋サンシャインで開催された今回の展覧会には、浅野いにおさんが20年間で描かれたすべての作品が集結。それぞれの作品の原画を中心に、浅野さんが初めて出版社に持ち込んだ原稿や、クラウドファンディングで制作された『等身大プンプン像』、現在連載中の『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の登場人物が着ている洋服など、浅野さんの20年の歴史を詰め込んだ展覧会となりました。

そんな展覧会を開催された感想や来場者の反応について、トークショー実施前にお話を伺いました。

『画業20周年記念企画 浅野いにおの世界展?Ctrl+T2?』の特徴について、浅野さんは「これまでの一般的な漫画は基本的にアナログで描かれているので、アナログ原稿と漫画として世に出るものはほとんど変わらないんです。でも僕の場合、アナログ原稿というのはあくまで素材の一つとして扱っているので、漫画として完成したものとは結構隔たりがあるんですよね。その差を比較できるというところが、僕の漫画の特徴でもあり、今回の展覧会の面白さの一つかなと思います。」と説明してくれました。

また、来場者の方の反応について伺うと、「僕としては、もっと展示数が多いほうが良かったんじゃないかとか、もう少し工夫できる部分もあったんじゃないかとか、思うところもあったのですが、来場者の方々の反応を見ているとみんな満足して帰ってくれているみたいでよかったです。」と安心している様子。

浅野さんはよくSNSをチェックされるそうで、ネット上に書かれていることはだいたい把握しているのだといいます。今回の展覧会については、「みんな素直に感激してくれているのですが、逆に言うとあんまりエッジが立った感想がなくて物足りない感じもありますね。」と笑っていました。

今回のトークショー実施にあたり、浅野さんは「今回のイベントでは、漫画を描く上での技術的な部分に重点を置いて説明できればと思っています。今は漫画に利用できるデジタル技術がたくさんあって、作画方法も作家ごとにバリエーションのあるものになってきているんです。僕のやり方がスタンダードというわけではないのですが、その一例としてこういう作り方もあるということを知ってもらえるといいかなと思います。」と思いを語ってくれました。

トークショーには約200人の方が参加。テーマが「デジタル作画について」ということで、浅野いにお作品のファンであることはもちろん、作画に興味のある方や漫画家を目指している方も多く参加されているようでした。また、本トークショーは写真撮影OKということで、プロジェクターに映る貴重な映像を撮影する方もたくさんいらっしゃいました。

トークショーの前半は、デジタルを取り入れはじめた頃から今に至るまでの作画の変遷についての紹介。浅野さんは元々、アシスタントを雇うお金がなく、コストカットと効率化のために背景を写真からトレースして使用するという手法を取り入れました。その後、写真で撮影できない場所が出てきたこともあり、はじめたのが3DCG制作。現在は背景だけでなくキャラクターや物体を3DCGで作ることもあるとのこと。それはアシスタントを抱えるようになった今、ご自身とスタッフのイメージを明確に共有するためだといいます。

後半では、写真素材や3DCG素材をどのように漫画に落とし込んでいるかを、実際に使用しているソフトで実演しながら解説。写真素材を漫画の背景として使用する際の手順や、3DCGの作成方法とそれを2Dとして漫画に使用する際の手順などについて、「全部説明していると時間が全く足りない」とは言いつつ可能な範囲でわかりやすく説明してくれました。

トークショー終了の時間が近づき、最後に設けられた質問コーナーへ。実際に絵を描いている方や漫画家を目指している方がこぞって質問を投げかけます。ほとんどが作画手法についての質問でしたが、なかには自身が描いている漫画のストーリーや登場人物の設定に関する相談をする方もおり、示唆に富んだ時間となりました。

トークショー後に行われたサイン会では、抽選で選ばれた50名の方一人ひとりにイラストとサインをプレゼント。一人ひとりとお話をして多くの時間をかけているところに、浅野さんのファンの方に対する思いが表れていました。

トークショーを終えた浅野さんに、実施された感想とトークショーの内容について伺いました。

「1時間という短い時間のなかで、すべてを説明することはなかなか難しかったのですが、ざっくりとしたポイントはお伝えできたんじゃないかなと思います。」と話す浅野さん。

ご自身の作画手法を明かすことに対して抵抗はないのかと伺ったところ、「今までもそうでしたが、僕の今の作画方法は暫定的なもので今後もどんどん変わっていくんです。基本的な部分は変わらないとしても。なので、今できることは出し惜しみせずに伝えて、それが誰かの役に立てばと思っています。」と、デジタル作画をいち早く取り入れ、常にアップデートを繰り返してきた浅野さんだからこその回答をいただきました。

今後もこのようなイベントを実施したいかどうかについては、「本来本業ではないので機会があればですが。」と前置きしながら、「今回は時間が短くて、人数的に質問もあまり多く受けられなかったのですが、もっと少人数で時間をかけてやれるといいかなと思います。」と前向きなコメントをいただきました。またこのような機会があったとき、浅野さんがどのような作画手法で漫画を描かれているのか、その変化にも注目したいところです。

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