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文化放送

2020/1/12,19 ON AIR

MITO

ミト(from クラムボン)

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SPECIAL TALK

バンドの楽曲から
アニメや映画の劇伴まで、
幅広く手掛ける
「クラムボン」のバンドマスター
ミトのDTMに迫る!

ミト(from クラムボン)

『DAIV TO MUSIC』三十一組目のゲストは、「クラムボン」のバンドマスターでありベーシストのミトさん! バンドシーンでも多くのファンを抱える一方、人気アニメ「心が叫びたがってるんだ」や「<物語>シリーズ」の劇伴を担当されるなど、アニメシーンでも注目されています!

そんなミトさんをお迎えして行われた『DAIV TO MUSIC』の収録の様子をお届けします!

ミトMITO

1975年5月6日生まれ。東京都出身。クラムボンのバンドマスターとして、ベース、ギター、キーボード他を担当。デビュー以来クラムボンの楽曲は、ほぼ全てmitoによるものであり、自身のバンド以外にも、楽曲提供・演奏参加、プロデューサー、ミックスエンジニアとして、多くのミュージシャンを手がける。また、「<物語>シリーズ」や「心が叫びたがってるんだ」など、アニメ作品への楽曲提供も多数行っている。

1.楽曲制作をはじめたきっかけ

ミトさんが楽曲制作をはじめたのは中学生のとき。従兄弟に誘われて行ったTM NETWORKのライブで見た小室哲哉さんに感銘を受け、ヤマハのシンセサイザー「EOS B500」を手にしたことがきっかけだといいます。シンセについていたシーケンサーを触っているうちに、架空のサウンドトラックをつくるようになったのだそう。作曲と並行してTM NETWORKの楽曲をコピーしたりすることで、自然と曲の構成方法やコード進行なども覚えていったとのこと。
その後、父親が音楽関係の仕事をしていたこともあり、PCやキーボードなどDTMに必要な機材を一式揃えられたというミトさん。そこから本格的にDTMで楽曲制作を行うようになります。高校生の頃は、演劇部が劇中で使用する楽曲を制作して提供したりもしていたのだとか。
ちなみに、昔からサントラが好きだったミトさんは、2015年に公開されたアニメーション映画「心が叫びたがってるんだ。」の劇伴を担当。初めてフルオーケストラのスコアを書いたということで、自身の音楽活動において大きなターニングポイントになっていると話していました。

2. PCに求めるスペック

ミトさんがPCに求めるのは、「レスポンスの速さ」だといいます。
操作に対する反応が遅かったり、ローディングの時間が長かったりすると、作業効率が悪くなるだけでなく疲労感も強くなってしまうのだとか。
また、ミトさんはPCを買い換える頻度が高いといいます。理由としては、定期的に買い換えることでフレッシュな気持ちで作業を行えるからとのこと。加えて、レスポンスの速さにこだわっているからこそですが、経年劣化に敏感になってしまっていることも理由の一つかもしれないと話してくれました。

※ミトさんが使用されている主な機材は下記。AVID / Pro Tools 2019(DAW)Native Instruments / KOMPLETE(プラグイン)
Media Integration / vory U
Loopmasters / Loopcloud
ReFX / NEXUS 3
MOTU / MachFive3
Arturia / V Collection、他
RME / FIREFACE UFX+(オーディオインターフェイス)Millennia / TD-1(ダイレクトボックス)EMI / CHANDLER LIMITED TG2(マイクプリアンプ)UREI / 1176LN (Rev.F)(コンプレッサー)NI / KOMPLETE KONTROL S88(キーボード)Dave Smith / Prophet12(シンセサイザー)

3.今紹介したい楽曲

1曲目は、1979年にリリースされた久保田早紀の楽曲『異邦人』。幼少期に聴いたとき、どこかに飛ばされる感覚になるほど衝撃的だったのだそう。ダルシマーという古典民族楽器以外は普通の西洋楽器で演奏されているにも関わらず、オリエンタル感のある独特な雰囲気が醸し出されているのだとか。
2曲目は、アニメ「円盤皇女ワるきゅーレ」の挿入歌に起用された「メロキュア」の『Agape』。編曲を担当された西脇辰弥さんは、アレンジのバリエーションが多く、その振り幅も大きい方なのだといいます。この曲についても「作詞作曲を担当された岡崎律子さんも、ここまで壮大な楽曲になるとは思ってなかったんじゃないかな」と、編曲のすごさについて語ってくれました。楽曲提供を行う際は、西脇辰弥さんイズムを意識しているのだそう。
3曲目は、1982年公開のSF 映画「E.T.」に使用されているJohn Williams(ジョン・ウィリアムズ)の『Flying Theme』。架空の楽曲をつくるほどサウンドトラックが好きだったミトさんにとって、原点ともいえる楽曲なのだとか。ジョン・ウィリアムズのスコアには強く影響を受けていると話してくれました。

4.今回制作いただいたジングルについて

『DAIV TO MUSIC』のメインコンテンツとなるジングル制作のコーナー『DAIV MUSIC STUDIO』。
ヒャダインさんが制作したベースとなるジングルに、各ゲストの方がアレンジを加えてジングルを完成させるというもの。ベースとなるジングルは4パターンあり、ゲストの方が好きなものを選択しアレンジを加えます。

ミトさんは、2つのベースジングルともに、これまであまり選ばれなかったものを選んでアレンジしてきてくれました。ヒャダインさんもとても興奮している様子でした。
1つ目のコラボジングルは、エレピ・ドラム・ベースの編成で、クラムボンが演奏したイメージでアレンジしてくれたとのこと。2つ目は、90年代に人気を博したスウェーデンの音楽グループ「レッドネックス」をイメージし、テクノトラックにカントリー要素を入れた軽やかなジングルに仕上げてくれました。

ミトさんが制作してくれたジングルは動画で聴くことができますので、ぜひチェックしてください!

5.ミトさんにとって『DTM』とは

「DTMとは」という質問に「非現実へのインターフェース」と答えてくれたミトさん。
現実では弾けない非現実的なメロディを形にできるツールであること。また、非現実的なメロディでも、チャレンジしていくうちに弾けるようになったりもするそうで、そういう意味でもDTMは自身を非現実へ連れて行ってくれるインターフェイスなのだとか。
DTMは、毎回新たな発見をもたらしてくれるとも話してくれました。

今年の目標について、「速く良い楽曲を作る」と話してくれたミトさん。
クラムボンとしてリリースする楽曲も、ソロとして提供する楽曲も、いずれも楽しみでなりません!

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