GUEST YAKENOHARA やけのはら

SPECIAL TALK スペシャルトーク

GUEST やけのはら

やけのはら × ヒャダイン テクノやヒップホップをはじめ、
民族音楽や雅楽などあらゆる音楽に精通する
やけのはらのDTMに迫る!

『DAIV TO MUSIC』十六組目のゲストは、DJ、ラッパー、トラックメイカーとして活動されているやけのはらさん!
これまで『FUJI ROCK FESTIVAL』や『METAMORPHOSE』など数々の音楽フェスやパーティーへ出演し、テレビ番組の楽曲制作やダンスミュージックコンピへの楽曲提供も行うなど、幅広く活動されています。

そんなやけのはらさんを迎えて行われた『DAIV TO MUSIC』の収録の様子をお届けします。

やけのはら YAKENOHARA

DJ、プロデューサー、ラッパー。「FUJI ROCK FESTIVAL」などのビッグ・フェスティバルから、アンダーグランド・パーティーまで、10年以上にわたり、日本中の多数のパーティーに出演。THE BLUE HEARTS、山下達郎、YUKIといったポップ・アーティスト、ロック・バンド、ダンス・ミュージックなど、100を超える幅広い作品にREMIXなどで参加。 
2009年に七尾旅人×やけのはら名義でリリースした「Rollin' Rollin'」が話題になり、2010年にはラップ・アルバム「THIS NIGHT IS STILL YOUNG」をリリース。2013年、セカンドアルバム「SUNNY NEW LIFE」をリリース。
DJとしては、ハウスやディスコを中心としたロング・セット、またTPOに応じた幅広い選曲でフロアを沸かし、Stones Throw15周年記念のオフィシャルミックス「Stones Throw 15 mixed by やけのはら」など、数多くのミックスを手がけている。
アンビエント・ユニット「UNKNOWN ME」のメンバーとしても活動。2016年に「sunday void」を、2017年にはアメリカのレーベル「NOT NOT FUN」から「subtropics」をリリース。雑誌「POPEYE」でのコラム連載など、文筆業も行っている。

1.楽曲制作をはじめたきっかけ

楽曲制作をはじめた明確なタイミングやきっかけがないというやけのはらさん。中高生の頃にテクノやヒップホップにハマり、道で拾ったラジカセを使っていつの間にか音遊びのような感覚で作曲をしていたといいます。本当はシンセを買ってテクノミュージックを作りたかったそうで、自分としては邪道なところからはじまったと話していました。
DAWを使うようになったのは高校を卒業したあたりからで、以来ずっとSonyの「ACID」をメインに使用されているとのこと。

2.PCに求めるスペック

やけのはらさんがDTMを行う上でPCに求めるのは、どんなときもスムーズに動いてくれるパワーだといいます。制作に熱中しているときに動きが鈍かったりするとやはりストレスになるとのこと。タブレットで楽曲を制作することもあるそうですが、タブレットでは重いプラグインに耐えられないこともあると話していました。また、ツールを変えることでアウトプットされる音にも変化が生まれると話すやけのはらさんは、ソフトシンセだけでなくハードシンセも使用するなど、その他のツールについても、飽きないようになるべく色んなものを使うようにしているのだとか。

※やけのはらさんが現在使用されている主な機材は下記。

  • SONY / ACID Pro 7(DAW)
  • EDIROL / UA-101(オーディオインターフェイス)
  • audio-technica / ATH-PRO5MK3(ヘッドフォン)
  • MACKIE / 1604VLZ(ミキサー)

3.今紹介したい楽曲

やけのはらさんは、音楽について深ぼる番組ということを踏まえ、あまりラジオではかからないような楽曲を選んできてくれました。
まず、1曲目に紹介してくれたのは、『David Darling & The Wulu Bunun』の『Ku-Isa Tama Laug(機織りの歌)』。こちらは、チェロ奏者David Darlingが台湾の少数民族であるブヌン族と共演し制作されたもの。民族の遊びのような合唱とチェロとのハーモニーが素晴らしいと話していました。
2曲目に紹介してくれたのは、世界中の民族楽器を駆使して楽曲を制作・演奏するパーカッショニスト『YAS-KAZ』の『The Magical Stones & The Double Mirrors/The Wave Of Breathing』。このアルバムは、縄文時代をテーマに作られているのだとか。音楽の常識にとらわれない直感的な作り方をしており、ポリリズムの重ね方がおもしろいと、やけのはらさん。
3曲目は、雅楽の音楽グループ『伶楽舎、ブライアン・イーノ』の『拾翠楽 唐楽 管弦 ? 揚眞藻 琵琶秘曲』。そもそも雅楽の演奏を行う民間の音楽グループは他にあまり例がないといいます。こちらの楽曲について、ヒャダインさんもアルバムを持っているそうで、飛行機に乗るときや寝る前によく聴いていると話していました。

4.今回制作いただいたジングルについて

『DAIV TO MUSIC』のメインコンテンツとなるジングル制作のコーナー『DAIV MUSIC STUDIO』。
ヒャダインさんが制作したベースとなるジングルに、各ゲストの方がアレンジを加えてジングルを完成させるというもの。ベースとなるジングルは4パターンあり、ゲストの方が好きなものを選択しアレンジを加えます。
やけのはらさんは、ベースジングルを部分的に切り取りリバースして再生するなど、リミックスする形でジングルを制作してきてくれました。

やけのはらさんが「民族音楽の影響も反映されていると思います」と話すジングルは、動画上で聴くことができますので、ぜひチェックしてみてください!

5.やけのはらさんにとって『DTM』とは

「DTMとは」という質問に、「1人で音楽を作れる道具!」とストレートに回答してくれたやけのはらさん。もしバンドで音楽をやっていたら、すべての楽曲にそれぞれの楽器の音を入れる必要があるけれど、DTMなら、曲ごとに使う楽器を取捨選択してガラッと印象を変えることができるといいます。それが「1人で音楽を作る」メリットであり、DTMの魅力でもあると話していました。

民族音楽や雅楽など、あまり世に知られていない分野の音楽にも精通しているやけのはらさん。今回制作してくれたジングルのように、それらの音楽から影響を受けながら、今後どのような音楽を作っていくのか楽しみです!