GUEST SATOSHI YAGINUMA 八木沼悟志

SPECIAL TALK スペシャルトーク

GUEST 八木沼悟志

八木沼悟志 × ヒャダイン 『fripSide』のシンセシストであり、
打ち込み音楽の旗手として活躍し続ける
八木沼悟志のDTMに迫る!

『DAIV TO MUSIC』十三組目のゲストは、音楽ユニット『fripSide』の八木沼悟志さん!
シンセサイザーでの演奏をはじめ、作詞・作曲・編曲、楽曲プロデュースなどを担当されています。2009年に声優の南條愛乃さんを2代目ボーカルに迎え、最初にリリースしたシングル『only my railgun』がTVアニメ「とある科学の超電磁砲」のOPテーマとして起用され大ヒットを記録。その後も多くのアニメ主題歌を担当し、人気アニソンアーティストとして活躍されています。

そんな八木沼さんをお迎えして行われた『DAIV TO MUSIC』の収録の様子をお届けします!

八木沼悟志 SATOSHI YAGINUMA

1975年生まれ、東京都中野区出身、千葉県浦安市育ち。
2002年、『fripSide』を結成。アーティスト・シンセシスト・作詞・作曲・編曲・プロデューサーとして活動。2011年からALTIMAメンバーとしてもサウンドプロデュースを担当。(2016年より活動休止中)卓越したメロディーセンスとノリの良い"八木沼サウンド"は国内外で高い評価を獲得している。p.m.works代表取締役。

1.楽曲制作をはじめたきっかけ

小学生の頃から、親が好きだったということでずっとJ-POPを聴いていたという八木沼さん。中学に入った頃に小室哲哉さんや浅倉大介さんのサウンドに惹かれ、打ち込み系の楽曲にハマっていったといいます。
八木沼さんが自分で打ち込みをはじめたのは14歳のとき。最初の機材はYAMAHAの「EOS B200」というシンセサイザーで、はじめてスピーカーやシーケンサーが付いたタイプ。ヒャダインさん曰く、「EOSシリーズ」は小室哲哉さんがプロデュースしており、他のシンセサイザーに入っていない音を入れようというコンセプトで作られたそうです。
初めはTM NETWORKの楽曲をコピーしたりしていたという八木沼さんですが、中学3年生くらいの頃に「これ自分でも組み立てられるかも」と思いオリジナルの楽曲を制作しはじめたのだといいます。

2.PCに求めるスペック

八木沼さんがPCを選ぶ際に重視しているのはメモリの容量。現在使用しているPCには64GBのメモリを積んでいるとのことですが、フリーズしないで粘り強く頑張ってくれる安心感があるといいます。作業している際にフリーズすると再起動が必要になり、その時のテンションやモチベーションが下がってしまうと話していました。また、八木沼さんはノートPCとデスクトップPCを作業する場所で使い分けており、どちらのPCにも全く同じバージョンのソフトシンセやプラグインを入れているとのこと。メモリ容量や積んでいるSSDなど、PCのスペックもなるべく同じように揃えているのだとか。

※八木沼さんが現在使用されている主な機材は下記。

  • access virus TI2、KORG KRONOSなど(キーボード)
  • spectrasonics omnisphere 2など(プラグイン)
  • SONY MDR-CD900ST(ヘッドフォン)
  • RME Fireface UFX(オーディオインターフェイス)

3.今紹介したい楽曲

八木沼さんは、ご自身で制作された楽曲を紹介し、制作の経緯や楽曲の特徴を話してくれました。
まず1曲目に紹介してくれたのは、『fripSide』の代表曲『only my railgun』。Bメロの途中や、違和感のあるところで転調する手法は自分の特徴でもあるのかなと説明しつつ、そういう曲の作り方は小室さんの影響が大きいと思うと話していました。ちなみに、この曲はボーカルが南條愛乃さんに変わってはじめての楽曲ということで、南條さんはレコーディングの際ガチガチに緊張していたのだとか。
2曲目に紹介してくれたのは、こちらも『fripSide』の楽曲『eternal reality』。こちらは八木沼さんがずっと憧れていた小室哲哉さんと一緒に作った楽曲。サビを小室さんがメインで制作し、AメロやBメロは八木沼さんがメインで制作されたのだといいます。また、小室さんのスタジオでレコーディングも行い、コーラスとしても小室さんに入ってもらったとのこと。オチサビの前半の入っている小室さんのコーラスもぜひ聴いてもらいたいと話していました。
3曲目は、八木沼さんが2012年にプロデュースした女性ボーカルユニット『spoon』の『SilverLight』。この曲は、あまり陽の目に当たることがなかったものの、すごく楽しく作れた曲ということで、この機会に紹介したかったとのこと。この曲に対しヒャダインさんは、Aメロ前のシンセリードのノートの長さが好きと、興奮気味に語っていました。
また、こちらの楽曲のCDにはステムデータが入っているため、好きにリミックスできたり曲の構成を見たりできるようになっているとのこと。
※ステムデータ:オーディオトラックをDAW上で編集しやすくするため、複数のトラックを一つのトラックに整理したデータ

4.今回制作いただいたジングルについて

『DAIV TO MUSIC』のメインコンテンツとなるジングル制作のコーナー『DAIV MUSIC STUDIO』。
ヒャダインさんが制作したベースとなるジングルに、各ゲストの方がアレンジを加えてジングルを完成させるというもの。ベースとなるジングルは4パターンあり、ゲストの方が好きなものを選択しアレンジを加えます。
普段、他の人が作った楽曲の編曲をすることがほとんどないと話していた八木沼さんですが、制作していただいたジングルは八木沼さんらしさが表現されており、ヒャダインさんも興奮していました。
そんな貴重なジングルは動画上で聴くことができますので、ぜひチェックしてみてください!

5.八木沼悟志さんにとって『DTM』とは

DTMをはじめて20年近くになる八木沼さんは、「DTMとは」という質問に「人生」と回答してくれました。ずっとDTMで楽曲を制作してきて、それが仕事になり今も続けていること。また、そのおかげで出会えた人もたくさんいるということで、自分にとっては人と人をつなぐツールでもありますね、と語ってくれました。

南條愛乃さんが2代目ボーカルとして加入し、今年2019年に10周年を迎える第2期『fripSide』は、第1弾シングル『only my railgun』のリリース日である11月4から全国10ヵ所のホールツアーをスタートさせます。10周年という記念の年で今後さらに活発になる『fripSide』の活動とともに、八木沼悟志さんの制作される新たな楽曲に期待が高まります!