DIVE TO MUSIC

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文化放送

2019/9/22,29 ON AIR

HIROYUKI SAWANO

澤野弘之

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SPECIAL TALK

「機動戦士ガンダムUC」や
「進撃の巨人」など、
話題作の“劇伴音楽”を
数多く手掛ける
澤野弘之のDTMに迫る!

澤野弘之

『DAIV TO MUSIC』二十二組目のゲストは、ドラマ・アニメ・映画などの“劇伴音楽”をメインに手掛けている澤野弘之さん!
テレビドラマ「医龍」シリーズや、NHK連続テレビ小説「まれ」、映画「プロメア」、アニメ「機動戦士ガンダムUC」、「進撃の巨人」など、ジャンルを問わず幅広い作品の劇伴を担当。2014年からは、ボーカル楽曲に重点を置いたプロジェクト「SawanoHiroyuki[nZk](サワノヒロユキ ヌジーク)」の活動も開始し、アーティストとのコラボレーションも精力的に行われています。

そんな澤野さんをお迎えして行われた『DAIV TO MUSIC』の収録の様子をお届けします!

澤野弘之HIROYUKI SAWANO

1980年生まれ、東京都出身。
ドラマ・アニメ・映画など映像の音楽活動を中心とし、その他にもアーティストへの楽曲提供・編曲など精力的に活動している。
ボーカル楽曲に重点を置いたプロジェクト、SawanoHiroyuki[nZk](サワノヒロユキヌジーク)が2014年春より始動。

1.楽曲制作をはじめたきっかけ

澤野さんが楽曲制作をはじめたのは、高校一年生の頃に小室哲哉さんの音楽に影響を受け、ヤマハのシンセサイザー「EOS B900」を買ってもらったことがきっかけとのこと。「EOS B900」は小室哲哉さんプロディースのシンセサイザー。小室さんファンで知られるヒャダインさんも同じシリーズのものを使っていたということで、作品の方向性が異なるお二人に以外な共通点がありました。
澤野さんが劇伴に興味を持つようになったのも小室さんの影響だといいます。小室さんは歌ものの楽曲だけでなく、映画の劇伴やインストゥルメンタルも制作しており、それを知って気になりはじめたのだとか。その後、久石譲さんや坂本龍一さんの楽曲に触れたことで、より深く劇伴やインストゥルメンタルの魅力にハマっていったのだそうです。
DTMでの楽曲制作は、専門学校に入り2年ほど経った頃に開始。自分の手に馴染んでいるものが一番正確で早いという考えから、なかなか「EOS B900」での楽曲制作からシフトできなかったのだとか。

2.PCに求めるスペック

楽曲制作を行う際は、ソフトシンセを複数立ち上げて作業するという澤野さん。それでもストレスなく動いてくれるように、CPUとメモリを最も重視しているといいます。
最近の音源データは容量が大きいことも多いため、ストレージもSSDじゃないと厳しいとも話していました。
仕事用で使用しているデスクトップは、当時可能な限りのフルスペックを揃えて購入されたのだそう。

※澤野弘之さんが使用されている主な機材は下記。Logic Pro X(DAW)Native Instruments / Kontakt 6(ソフトウェアサンプラー)Spectrasonics / Omnisphere 2(ソフトシンセ)High Resolution / EASTWEST(ソフトシンセ)

3.今紹介したい楽曲

澤野さんは、自身が制作された楽曲から3つ紹介してくれました。
まず1曲目に紹介してくれたのは、澤野さんのプロジェクト「SawanoHiroyuki[nZk]」がボーカルにLacoさんを迎えて制作された新曲『Trollz』。6人組バンド「EOW」のボーカルLacoさんのソウルフルな歌声と、邦楽とは思えないような音色に、「聴いていてすごく楽しい」とヒャダインさんも大絶賛でした。
2曲目は、映画「プロメア」の劇中歌『Inferno』。歌に対してのリバーブやディレイのつけ方が非常に上手い、とヒャダインさん。そのあたりの細かい調整は、いつも同じサウンドエンジニアにお願いしているのだそう。最終的に求めている形に調整してくれるエンジニアの存在は、楽曲制作において欠かせないと話していました。
3曲目は、「SawanoHiroyuki[nZk]」が「ポルノグラフィティ」のボーカル岡野昭仁さんを迎えて制作された楽曲『EVERCHiLD』。ここのところ、洋楽に影響を受けることが多いという澤野さん。ドラムのキックとスネアを大きくするのにハマっているのだとか。迫力のあるドラムに岡野さんの声が重なることで、パワフルかつポップな楽曲になっている、とヒャダインさんは話していました。

4.今回制作いただいたジングルについて

『DAIV TO MUSIC』のメインコンテンツとなるジングル制作のコーナー『DAIV MUSIC STUDIO』。
ヒャダインさんが制作したベースとなるジングルに、各ゲストの方がアレンジを加えてジングルを完成させるというもの。ベースとなるジングルは4パターンあり、ゲストの方が好きなものを選択しアレンジを加えます。
劇伴にはオーケストラのアレンジが多いということで、澤野さんはオーケストラを軸にジングルをアレンジ。1曲目は、ベース自体がオーケストラテイストのジングルに、シンセのパーカッションなどのリズムトラックを重ね、2曲目は逆に、リズムトラック寄りのジングルにオーケストラの音を重ねることでサウンドトラックのようなジングルに仕上げてくれました。
澤野さんが制作してくれたジングルは動画で聴くことができますので、ぜひチェックしてください!

5.澤野弘之さんにとって『DTM』とは

「DTMとは」という質問に、「制作意欲につながる!」と答えてくれた澤野さん。
新しい音源やプラグインなどを購入して簡単なフレーズを弾いてみるだけで、これまでになかったアイデアが生まれることがあるのだそう。ピアノの音ではなく、鳴らしたことのない音を出してみることでアイデアが浮かび、どんどん制作意欲が湧いてくると説明してくれました。逆にDTMがなければ、ここまで楽曲制作を続けられなかったかもしれないともおっしゃっていました。

澤野さんのプロジェクト「SawanoHiroyuki[nZk]」の新曲『Tranquility / Trollz』が、2019年10月2日に発売。劇伴音楽はもちろん、ボーカリストとのコラボレーション楽曲にもぜひ注目ください!

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