GUEST LICAXXX Licaxxx

SPECIAL TALK スペシャルトーク

GUEST LICAXXX

Licaxxx × ヒャダイン DJ・ビートメイカーとして
数々のパーティーや大型フェスに出演する、
LicaxxxのDTMに迫る!

『DAIV TO MUSIC』十一組目のゲストは、DJ・ビートメイカーとして全国各地のパーティーやフェスに出演し続けているLicaxxxさん!
雑誌SPURでの音楽コラム連載やTV番組BSスカパー!「BAZOOKA!!!」のレギュラー出演、新興WEBメディア「シグマファト」の立ち上げなど、その活動の幅は多岐に渡ります。

そんなLicaxxxさんをお迎えして行われた『DAIV TO MUSIC』の収録の様子をお届けします!

Licaxxx

1991年生まれ、慶応義塾大学総合政策学部卒。
DJを軸に、ビートメーカー・エディター・ライター・ラジオパーソナリティーなど音楽にまつわる様々な活動を行う新世代のマルチアーティスト。
自身が愛するアンダーグラウンドな音への敬意を貫きながら、ジャンルや先入観に捉われずにLiquidroomをはじめとする国内のあらゆるパーティーにDJとして出演。フェティッシュな選曲を貫きながらも、パーティーやオーディエンスのカラーにアプローチするDJが人気を博し、数々のメゾンのミュージックセレクター、ファッションブランドのショップサウンドにおける音のプロデュース、イベントの主宰やキュレーターを務める。

1.楽曲制作をはじめたきっかけ

ラジオがきっかけで音楽に興味を持ちはじめたというLicaxxxさん。ラジオを通して今まで聴いたことのない音楽に触れたことで、その魅力にハマっていきました。特に、イギリスのジャイルス・ピーターソンというDJが担当していたラジオ番組が好きで、聴いているうちに音楽を紹介する「DJ」というものにも興味を持つようになったのだといいます。
Licaxxxさんは大学に入る少し前にDJをはじめ、楽曲制作を行うようになったのは大学二年生の頃。大学の講義にDAWソフト「Ableton Live」を使って実験的な音楽を制作する授業があり、そこでPCで曲を作る面白さを感じたのだそう。以降、自身で曲を制作するようになりました。普通の音楽学校では教わらないような画期的な楽曲制作の方法を学んだ経験が、Licaxxxさんの今の楽曲制作に大きな影響を与えているようです。

2.PCに求めるスペック

DAWソフトは、大学の講義で使用してからずっと使い続けているという「Ableton Live」。「Ableton Live」はダンスミュージックを制作される方によく使用されるDAWソフトで、以前出演してくれた『水曜日のカンパネラ』のケンモチヒデフミさんも「Ableton Live」ユーザーでした。Licaxxxさんは他のDAWソフトも使ったことがあるとのことですが、「Ableton Live」の方がめちゃくちゃなことができるのだといいます。音源を読み込んだときのビートのシンクが正確で、音源自体のストレッチも大胆にできるため、波形をめちゃくちゃに伸ばして不思議な音を作ったり、付属で入っているエフェクトが軽いため、たくさん重ねて遊ぶこともできたりと、より実験的な音作りに向いているのだとか。
PCに求めるスペックについては、速いことが一番だというLicaxxxさん。そのために、CPUの強さを重視しているということで、現在使用しているPCを購入する際はデフォルトのコア数を倍にしたと話していました。また、ラップトップはデスクと接する面が大きく熱くなりやすいため、熱くなりにくくパワーもあるデスクトップを選んでいるとのこと。

※Licaxxxさんが現在使用されている主な機材は下記。

  • abeleton live 9(DAWソフト)
  • akg k240 mk2(ヘッドフォン)
  • TASCAM US-4x4(オーディオインターフェイス)
  • flax ozone5(プラグイン)

3.今紹介したい楽曲

Licaxxxさんは、「自分がDJとして紹介したい楽曲」というテーマで選んできてくれました。
まず1曲目に紹介してくれたのは、東京拠点の「INS Studio」に所属するプロデューサー/DJである『Powder』の新曲『New Tribe』。「説明するのが難しいのですが」と前置きしつつ、「前に出るグルーヴがカッコよくて、DJをするうえでも要になってくる曲だと思う」とLicaxxxさん。また、きちっとグリッドにハマっていない感じや、ときどき入ってくるメランコリックな音が気持ちいいのだとか。
楽曲のMVをクリエイティブユニット「AC部」が制作しており、かなり中毒性が高くて面白いのでぜひ観てもらいたいとオススメしていました。
2曲目に紹介してくれたのは、UKベースミュージックの第一人者である『Tessela』が2013年にリリースした『Hackney Parrot』。この楽曲は、わかりやすい声ネタづかいやスペーシーな展開で、夢を見ているような感覚にさせるのが今っぽいのだといいます。
ブレイクビーツやテクノに近いようなベースミュージックが、Licaxxxさんのなかで今リバイバル的にキているのだそう。
3曲目は、ディープハウスのレジェンド的DJである『KERRI CHANDLER』が1993年にリリースした楽曲の復刻版『Harmony(6:23 Shelter Mix)』。ディスコのように派手な仕様になっていないのに、どの部分をかけても無条件でぶちアガるところが好きと話すLicaxxxさん。UKのブレイクスもディープハウスも、ここ数年は90年代のものを買うことが多いと話していました。

4.今回制作いただいたジングルについて

『DAIV TO MUSIC』のメインコンテンツとなるジングル制作のコーナー『DAIV MUSIC STUDIO』。
ヒャダインさんが制作したベースとなるジングルに、各ゲストの方がアレンジを加えてジングルを完成させるというもの。ベースとなるジングルは4パターンあり、ゲストの方が好きなものを選択しアレンジを加えます。
1曲は音を加えるかたちでクラブミュージックっぽく仕上げ、もう1曲は「Ableton Live」の機能を自己流で利用しながら、ヒャダインさんも驚くようなジングルに仕上げてきてくれました。
Licaxxxさんらしさを強く感じられる貴重なジングルは、動画上でぜひチェックしてみてください!

5.Licaxxxさんにとって『DTM』とは

普通に楽器を弾くだけでは出せない音を作ることができる、PC上ならではの音楽の作り方が好きだと話すLicaxxxさん。「『DTM』とは」という質問には、「実験」と回答してくれました。楽曲制作をはじめたのも実験的な楽曲制作手法に触れたことがきっかけで、また現在の楽曲制作の方法もその感覚で行っているから、とのこと。
「実験」だと考えると、楽器演奏や楽曲制作が未経験の人でもはじめやすいんじゃないですかね、とも話してくれました。

DJやラジオパーソナリティとして魅力的な音楽を世に広め続けるLicaxxxさん。そのための膨大なインプットが、Licaxxxさん自身の楽曲制作に今後どのような影響を与えていくのか、ビートメイカーとしての活動からも目が離せません!