DIVE TO MUSIC

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文化放送

2019/11/17,24 ON AIR

RYOSUKE IMAI

今井了介

25

SPECIAL TALK

安室奈美恵やリトグリの
プロデュースを担当!
日本における“R&B”の
火付け役の一人、
今井了介のDTMに迫る!

今井了介

『DAIV TO MUSIC』二十六組目のゲストは、HIPHOPやR&Bを中心に、様々なアーティストの楽曲を手かげてきた音楽プロデューサーの今井了介さん! 2016年には安室奈美恵さんが歌うリオデジャネイロオリンピックNHK公式ソング『Hero』、最近では、ラグビーワールドカップのNHKテーマソング、Little Glee Monsterの『ECHO』のプロデュースを行うなど、 作曲家として絶対的な地位を確立されています。
そんな今井さんをお迎えして行われた『DAIV TO MUSIC』の収録の様子をお届けします!

今井了介RYOSUKE IMAI

1995年にキャリアをスタートし、プロデューサーとしてHIPHOP / R&Bを中心に数多くの作品を生み出す。2005年にはスタジオ "Studio Vision" の開設を機に、次世代プロデューサー・アーティストの育成をスタート。
また自身が発掘したアーティストTEEへ提供した楽曲『ベイビー・アイラブユー』は、シェネルや海外を含む数々のアーティストによる多数のカバーも含め総計1000万ダウンロードを超える大ヒットに。2016年にはリオデジャネイロオリンピックNHK公式ソング『Hero』(安室奈美恵)の作曲・プロデュースを経て、作曲家として更なる地位を確立、同楽曲にて本年JASRAC賞金賞を受賞。また、2019年のNHKラグビーワールドカップテーマソング『ECHO』(Little Glee Monster)の作曲・プロデュースも手掛けている。
現在は東京のスタジオ “Studio Vision”(表参道)・”nano studio”(中目黒)、そしてシンガポールとアメリカ(Los Angeles) のスタジオをベースに、アーティストの発掘・育成、コライトセッションや海外作家の発掘など、グローバルな視点での音楽制作を軸に更に活動の幅を広げている。

1.楽曲制作をはじめたきっかけ

元々絵描きを目指されていた今井さん。DTMに興味はあったそうですが、当時の機材は今と比べて値段も高く、若者がすぐに手を出せるようなものではなかったとのこと。そんな中、知り合いに機材を譲ってもらったことをきっかけに楽曲制作をスタート。両親がクラシック音楽に携わる仕事についており、幼少期から音楽が身近にあったことで比較的すんなり楽曲を作ることができたそうです。
また、楽曲制作をスムーズにしてくれたもう一つのきっかけはDTMにあるとのこと。
今ではキーボードでの作曲も行う今井さんですが、楽曲制作を始めた当初は、サンプリングコラージュなどで楽器を弾かずに作れる曲を多く作っていたのだそう。この形なら自分でも曲を作れると思わせてくれたのがDTMの魅力だと語っていました。
当時は、キックの音源を探すだけで一日を費やすこともあったそうで、機材が安価になり、インターネットのライブラリが充実している今の時代は本当に便利になったと話していました。

2. PCに求めるスペック

今井さんがPCに求めるのは「モビリティを担保できること」 だといいます。今持っているのはノートPCのみで機材もBluetoothのMIDIキーボードだけとのこと。PCのスペックが高ければ、周辺機器も減らせるという考え方から、特にバスパワーで動くことを重要視していると教えてくれました。旅行や出かけることが好きな今井さん。モビリティを求めているからこそ、外出しやすいように設備もコンパクトにしているそうです。今では、オーディオテクニカのUSBマイクを直接指すことで歌を撮ることもできるとのことで、機材の進歩が自分のことを自由にしてくれたと話していました。

3.今紹介したい楽曲

ご自身が過去に手掛けた楽曲から3つ紹介してくれました。
1曲目は、1999年に今井さんが手掛けた大ヒット曲、DOUBLEの『Shake』。今井さんご自身がDOUBLEの曲を作りたいと自作のトラックを持って、ライブハウスまで出向いた思い出の曲なのだとか。DOUBLEの歌唱力やトップラインの確かさがあるからこそワンループでの構成が成り立った曲とのこと。R&Bをどうやって日本語で作っていくのかを考えた上でできた曲であり、ここまで洋楽に寄せた曲をシングルにしてくれたのは大変ありがたいことだとおっしゃっていました。
2曲目は、天性のスモーキー・ヴォイスと元ボクサーという異色の経歴を持つTEEの『ベイビー・アイラブユー』。洋楽に近いサウンド感を世間から求められている中、今井さんの中での「ポップス」を表現するために作った曲なんだそう。
「今井さんの作られる曲はどれもキャッチーですが、意識している部分はあるんですか?」というヒャダインさんに対し、「AメロやBメロはアーティスト独自の歌い方やメロディを伝えるために、サビはそれを集約した言葉でありみんなで歌えることを意識しています。」と 曲の中での役割の違いを教えてくれました。
3曲目は、今井さん含め21組ものアーティストが集まった「VOICE OF LOVE POSSE」が歌う『VOICE OF LOVE 〜上を向いて歩こう』。里親支援のチャリティーである「フォスターペアレント」の活動支援のために作られた楽曲とのこと。『上を向いて歩こう』の楽曲を使用するにあたり、八代コーポレーションに直々に曲の承諾をしてもらったそうです。日本は海外と比べて昔の曲をリメイクして使う文化がなく、権利の問題も大きいため、この楽曲を世に出すことができてよかったと話していました。

4.今回制作いただいたジングルについて

『DAIV TO MUSIC』のメインコンテンツとなるジングル制作のコーナー『DAIV MUSIC STUDIO』。
ヒャダインさんが制作したベースとなるジングルに、各ゲストの方がアレンジを加えてジングルを完成させるというもの。ベースとなるジングルは4パターンあり、ゲストの方が好きなものを選択しアレンジを加えます。
今回、ジングルを2曲制作いただいたのですが、そのうち1曲はヒャダインさんにも協力いただきながら、今井さんにその場で制作していただきました。
動画では実際に制作している様子を見ることができますので、ぜひチェックしてください!

5. 今井了介さんにとって『DTM』とは

「DTMとは」という質問に「D…どんな音も」「T…紡いでくれる」「M…魔法の道具」とユニークな方法で答えてくれた今井さん 。
DTMという道具があることによって、オーケストラやバンドなど、本来分業でひとつの音楽を作り出す音楽制作の作業を自分一人で行うことができるといいます。DTMは自分のエゴを一人の力で表現できるので、音楽制作においてビジョンのある人にとっては夢のような道具であると説明してくれました。

現在発売されている、今井さんの著書『さよなら、ヒット曲』には未来の音楽家を目指す若者への今井さんの想いがたくさん込められているとのこと。DTMerを目指す方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか!

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