GUEST YOSHIKATSU IKEUCHI 池内ヨシカツ

SPECIAL TALK スペシャルトーク

GUEST YOSHIKATSU IKEUCHI

池内ヨシカツ × ヒャダイン 日本人初となる快挙を果たした、
世界からも注目されるEDMトラックメイカー
池内ヨシカツのDTMに迫る!

『DAIV TO MUSIC』十組目のゲストは、EDMの最大手レーベル「Spinnin' Records(スピニン・レコーズ)」が主催する“Talent pool”にて、日本人初となる世界ランキング2位を記録した池内ヨシカツさん! 第40回日本アカデミー賞で優秀作品賞を受賞した映画「怒り」の劇中歌や、LOUIS VUITTONが主催する「America's Cap」が舞台となったソフトバンクのCMへの楽曲提供など、幅広い分野で活躍されています。

そんな池内ヨシカツさんをお迎えして行われた『DAIV TO MUSIC』の収録の様子をお届けします!

池内ヨシカツ YOSHIKATSU IKEUCHI

作曲家である叔父の影響で幼少期から音楽制作を始める。
Spinnin' Recordsが主催する「Talent pool」にて2位にランクイン。
第40回日本アカデミー賞で優秀作品賞を受賞した映画「怒り」の劇中歌を担当。
2018年には地元である京都の観光大使に就任。ソフトバンクCMへの楽曲提供など幅広く活動を続けている。

1.作楽曲制作について

池内さんは18歳でDTMをはじめましたが、それ以前から作曲家である叔父さんの影響で楽譜を書いたり、親戚が集まる場で曲を作ったりすることがよくあったのだそう。
学生の頃はジャンルを問わずいろいろな曲を聴いていたという池内さん。中学時代は『オレンジレンジ』や『BUMP OF CHICKEN』など、学校で流行っているJ-POPが中心だったとのことですが、高校時代にたまたま"トランス"の楽曲を聴き、シンセサイザーの独特な音に魅了されてダンスミュージックにハマっていったといいます。まだ"EDM"という言葉もなかった頃から聴き続けて培った感覚が、制作する楽曲にも影響し自然とEDMサウンドの楽曲が多くなっていったのだとか。

2.PCに求めるスペック

学生の頃からコードや譜面を書いて曲作りを続けているなかで、最後まで仕上げるにはPCでの作業が必要ということを知りDAWを購入した池内さん。
DAWは当初からずっと「ableton live」を使用。強みとしては、プラグインが多いところと、映像を読み込めるため映像とシンクロするような曲作りができるところだといいます。
DAWの選び方については、自分の好きなアーティストが使っているものを選べば良いと思うということで、実際に池内さんが「ableton live」を選んだのは、EDM界のスーパースターといわれるSKRILLEX(スクリレックス)が使っていたからなのだとか。
PCのスペックで重視しているのは容量の大きさ。ソフトシンセやプラグインを入れすぎて重くなってしまうこともよくあるそうで、余分なものは定期的に捨てるようにしているとのこと。CPUも作業効率にダイレクトに影響するため、なるべく強いものを選んでいると話していました。

※池内さんが現在使用されている主な機材は下記。

  • ableto live9 suite(DAW)
  • serum、massive(プラグイン)
  • ゼンハイザー オープン型 hd600(ヘッドフォン)
  • genelec 8030cpm(スピーカー)

3.今紹介したい楽曲

池内さんが1曲目に紹介してくれたのは、アメリカのエレクトロ・ダンス・ミュージックグループ『Krewella』の『Parachute』。ドロップ(EDM楽曲で一番盛り上がるサビの部分)が声ネタのサンプリングで作られており、クセがあって何度も聴きたくなる曲とのこと。
2曲目に紹介してくれたのは、オランダ出身の2人組ユニット『DROELOE』の『many words』。楽曲自体シンプルでスッキリしているものの、よく聴くと音の数や種類がとても多く、音の使い方が秀逸なのだとか。キックで足されている音圧も心地いいんですよね、と池内さん。
3曲目は、アメリカのEDMデュオ『Grey』の『want you back』。気持ちのいいシンセが突然入ってきたりする今風の構成が面白く、シンセも歌っているみたいだと表現されていました。

4.今回制作いただいたジングルについて

『DAIV TO MUSIC』のメインコンテンツとなるジングル制作のコーナー『DAIV MUSIC STUDIO』。
ヒャダインさんが制作したベースとなるジングルに、各ゲストの方がアレンジを加えてジングルを完成させるというもの。ベースとなるジングルは4パターンあり、ゲストの方が好きなものを選択しアレンジを加えます。
池内さんは、ベースのジングルに音を重ねるアレンジで1つ、もう1つはベースのジングルから要素を抽出しリミックスする形で制作してきてくれました。
リミックスの方のジングルについて、「シンセがさわやかに歌っているようなイメージ」と解説してくれた池内さん。そんな池内さんの貴重なジングルは動画上で聴くことができますので、ぜひチェックしてみてください!

5.池内ヨシカツさんにとって『DTM』とは

「『DTM』とは」という質問に、池内さんは「人」と回答してくれました。DTMで楽曲を制作しても、似たものは作れても、同じものは作れないと話す池内さん。PCで制作する音楽ではあるものの、制作者の感情や個性が反映され、「人」が作る温度感みたいなものが必ずあるので、と説明してくれました。

海外からも楽曲制作の依頼が舞い込むという池内さん。今後、海外での活動も増えていくことで、日本にまた新しい音楽的価値観を提供してくれるのではないでしょうか!