GUEST KEIICHI HIROKAWA 広川恵一

SPECIAL TALK スペシャルトーク

GUEST 広川恵一

広川恵一 × ヒャダイン MONACA神前暁に師事し、
数々の人気アニメの楽曲を手がける
広川恵一のDTMに迫る!

『DAIV TO MUSIC』十五組目のゲストは、神前暁さんに師事し2012年に音楽制作集団「MONACA」に参加した広川恵一さん!
アニメ「Wake Up, Girls!」や「アイカツ!」、「アイドルマスター シンデレラガールズ」など、人気作品のキャラクターソングや劇伴を手がけています。

初のラジオ出演に緊張した面持ちの広川さんをお迎えして行われた『DAIV TO MUSIC』の収録の様子をお届けします!

広川恵一 KEIICHI HIROKAWA

神奈川県出身。東京造形大学大学院卒業。
2012年より神前暁に師事し、「MONACA」へ参加。
バンドサウンドの楽曲制作を得意とする。仕事に対するモットーは、最新作が最高傑作であること。趣味・特技は、ベース、ドラム、野球、ドライブ。

1.楽曲制作をはじめたきっかけ

父親の影響で小学生の頃からドラムを触っていたという広川さん。中学に入ってからはギターとベースも弾くようになり、大学の頃はバンドでベースを担当。
作曲をはじめたのは高校生のとき。当時は「ラクラク作曲名人」という音楽制作ソフトを使っていたのだそう。以降、大学で組んでいたバンドでも作曲を担当。また、大学にファッションショーを実施するサークルがあり、そこで使う映像に音楽をつけてほしいと依頼されてから歌のない劇伴も作るように。その経験が現在のアニメの劇伴制作にもつながっていると話していました。
「MONACA」に参加してからは、神前暁さんのアシスタントとしてスタジオに同行したり、制作した楽曲についてアドバイスをもらったりして、勉強させてもらったといいます。データの管理もしていたとのことで、神前さんのMIDIやシーケンスを見て学んだことも多いとのこと。
ちなみに、「MONACA」には履歴書を送って入社したそうで、ヒャダインさんは「MONACAってそうやって入るんだ」と驚いていました。

2.PCに求めるスペック

広川さんは、外出先で作業をすることも多いことから、楽曲制作に関わるすべての作業をノートPCでされているとのこと。持ち歩く機会が多いため、PCを選ぶ際はPC本体が軽いということが条件に入ってくるといいます。今回使用していただいたDAIVのノートPCについては、「想像以上に軽いですね」と驚いている様子でした。また、本体の軽さだけでなく、「重いシンセを入れてもスムーズに動いてくれる動作的な軽さも重視しています」とも話していました。
旅行先でも楽曲制作をされるという広川さんに対し、外出先で作業をすることがほとんどないヒャダインさん。一度外でやろうと試みた際に、すべての機材をタクシーに忘れたというエピソードでスタジオを笑わせていました(笑)。

※広川恵一さんが現在使用されている主な機材は下記。

  • Cubase Pro(DAW)
  • ProTools(DAW)
  • BIAS AMP 2(プラグイン)
  • RME Fireface UCX(オーディオインターフェイス)
  • Warwick Streamer Jazzman 5st(ベース)
  • Ashdown SZ Funk Face(ベース用エフェクター)

3.今紹介したい楽曲

まず、1曲目に紹介してくれたのは、『SMAP』の代表曲『夜空ノムコウ』のカップリング曲としてリリースされた楽曲『りんごジュース』。演奏しているのが全員外国人の方ということもあり、ブラックミュージック感やグルーヴ感が強く出ているといいます。編曲が、『夜空ノムコウ』をはじめ数々のアレンジを手がけているCHOKKAKUさんというところも注目のポイントとのこと。
2曲目に紹介してくれたのは、任天堂の名作ゲーム「MOTHER」のBGMでもある『Catherine Warwick』の『POLLYANNA(I BELIEVE IN YOU)』。「MOTHER」というゲーム自体が好きだという広川さん。「MOTHER」に使用されている楽曲はどれも体に染み込むような感覚になるのだとか。ヒャダインさんも「MOTHER」シリーズが大好きとのことで、楽曲を聴くと鳥肌が立つと話していました。
3曲目は、和楽器で様々な楽曲をカバーしている『和楽器アンサンブル真秀』による『戦場のメリークリスマス』。一つ一つの音が丁寧に鳴らされていて、和楽器の響きを活かしたアレンジで楽曲の新たな魅力を引き出しているとのこと。

4.今回制作いただいたジングルについて

『DAIV TO MUSIC』のメインコンテンツとなるジングル制作のコーナー『DAIV MUSIC STUDIO』。
ヒャダインさんが制作したベースとなるジングルに、各ゲストの方がアレンジを加えてジングルを完成させるというもの。ベースとなるジングルは4パターンあり、ゲストの方が好きなものを選択しアレンジを加えます。
広川さんは、ギターとベースをご自身で演奏しジングルを制作してきてくれました。また、2週目に披露してくれたジングルの仕上がりにヒャダインさんのテンションが上がり、休憩中には何度も繰り返し聴いていました。

広川さんがアレンジを加えた貴重なジングルは動画上で聴くことができますので、ぜひチェックしてみてください!

5.広川恵一さんにとって『DTM』とは

「DTMとは」という質問に、「手足」と答えてくれた広川さん。「プロミュージシャンにとって楽器が手足だとすると、DTMerにとってはDTMのツールが手足になると思うので」と、その意図を話してくれました。また、手足という自分の体の一部を拡張してくれる存在でもあるとのことでした。

アニメソング界を牽引し続ける神前暁さんに師事し、現在は神前さんと並んで楽曲制作を行う広川さん。錚々たるクリエイターが所属するMONACAのなかで、今後さらに活躍の場を広げていくであろう広川さんの活動から目が離せません!