DIVE TO MUSIC

EVERY SUNDAY25:30~26:00AM1134 / FM91.6ON AIR

文化放送

2019/10/20,27 ON AIR

YUKI HAYASHI

林ゆうき

24

SPECIAL TALK

元男子新体操選手という
異色の経歴を持ち、
話題作「あなたの番です」の
劇伴も手掛けた
林ゆうきのDTMに迫る!

林ゆうき

『DAIV TO MUSIC』二十四組目のゲストは、元男子新体操の選手という異例の経歴を持つ作曲家、林ゆうきさん! NHK連続テレビ小説「あさが来た」やドラマ「あなたの番です」、アニメ「僕のヒーローアカデミア」、「ハイキュー!!」、11月からスタートする「ポケットモンスター」の新シリーズなど、様々なジャンルの劇伴を手掛けています。

そんな林さんをお迎えして行われた『DAIV TO MUSIC』の収録の様子をお届けします!

林ゆうきYUKI HAYASHI

1980年生まれ / 京都府出身
元男子新体操選手、競技者としての音楽の選曲から伴奏音楽の世界へ傾倒していく。
音楽経験は無かったが、大学在学中に独学で作曲活動を始める。
卒業後、hideo kobayashiにトラックメイキングの基礎を学び、
競技系ダンス全般の伴奏音楽制作を本格的に開始。
さまざまなジャンルの音楽を取り込み、元踊り手としての感覚から
映像との一体感に重きを置く独自の音楽性を築く。

1.楽曲制作をはじめたきっかけ

男子新体操の選手として活躍されていた林さん。競技内で使用する伴奏音楽を探したり、曲を競技用に編集したりする過程で、音楽そのものに興味を持ったそうです。
初めのうちは、競技時間や競技の内容に合わせて既存曲を編集していただけでしたが、大学3年生のときに本格的にオリジナルの楽曲制作を開始。新体操の予選会で敗退してしまい、半年ほど時間に余裕ができたことで、その時間を使って楽曲を制作していたのだとか。今のようにインターネットで気軽に情報収集ができる環境ではなかったため、初心者向けの本を参考にして勉強したとのこと。
楽曲制作をはじめた頃、新体操選手から競技で使う楽曲の編集を頼まれることも多かった林さん。ある時期から、澤野弘之さんの楽曲を持ってくる選手が急増し、そのときに「自分がやりたい音楽をやっているのはこの人だ!」と確信したといいます。その後、澤野さんに自分の作った楽曲送ったところ本人から連絡があり、共作でテレビドラマ「トライアングル」の楽曲を制作することに。それをきっかけに、劇伴作家としてのキャリアをスタートすることになったのだそうです。
澤野さんがいなかったら自分は今ここにいないです、と感慨深そうに話されていました。

2. PCに求めるスペック

林さんがPCに求めているのは「安定感」だといいます。いざ、曲を作ろうとしたときに、トラブルでなかなか立ち上がらなかったり、ソフトの動きが遅かったりすると、楽曲のクオリティだけでなく制作のモチベーションにも大きく影響するとのこと。
頭に浮かんでいるメロディがすぐにアウトプットできない歯がゆさに、ヒャダインさんも強く共感していました。
ちなみに、林さんが現在使用しているPCは、知り合いの方にカスタマイズで作ってもらったものだそうです。

※林ゆうきさんが使用されている主な機材は下記。PreSouns / Studio One(DAW)RME / Fireface UFX+(オーディオインターフェイス)

3.今紹介したい楽曲

林さんの楽曲制作に影響を与えた楽曲から3つ紹介してくれました。
まず1曲目に紹介してくれたのは、ドイツ映画「ラン・ローラ・ラン」のサウンドトラックに収録されている『Running One』。新体操選手時代、演技に使用する楽曲を探していたときに出会ったのだそう。静かなイントロから始まり、ピアノでベースラインを弾いているところが斬新とのこと。四つ打ちのリズムにアコースティックの楽器を重ねる構成など、楽曲制作において影響を受けている部分も多いと話していました。
2曲目は、スポーツ番組「GET SPORTS」でも使用されている、松本晃彦さん作曲の『FIRE DANCE』。こちらは、新体操の先輩が競技で使用していたことがきっかけで知ったのだそう。ドラムやストリングスなどの音源をサンプリングし、加工して使用されるところが特徴で、映像を引き立てるための音楽だと紹介してくれました。
3曲目は、PlayStation 2用アクションRPG「ドラッグオンドラグーン」の主題歌『尽きる』。色々なクラシックの曲をサンプリングして作られており、ゲームの破滅した世界観を見事に表現していると絶賛されていました。林さんが作曲された「あなたの番です」の劇伴音楽は、この楽曲の影響を受けているのだとか。

4.今回制作いただいたジングルについて

『DAIV TO MUSIC』のメインコンテンツとなるジングル制作のコーナー『DAIV MUSIC STUDIO』。
ヒャダインさんが制作したベースとなるジングルに、各ゲストの方がアレンジを加えてジングルを完成させるというもの。ベースとなるジングルは4パターンあり、ゲストの方が好きなものを選択しアレンジを加えます。
林さんは、どちらの曲も『DAIV TO MUSIC』史上初の試みで制作してきてくれました。1つ目のジングルは、物語性を演出するために2つのシングルを使って制作。また2つ目のジングルはBPMを170まで上げ、テンポの速くとても短いジングルに。

林さんが制作してくれたコラボジングルは動画で聴くことができますので、ぜひチェックしてください!

5.林ゆうきさんにとって『DTM』とは

「DTMとは」という質問に、「人生を豊かにする相棒」と答えてくれた林さん。
仕事は人生を楽しくするための手段であり、生きるための目的ではないと考えているとのこと。DTMがなければ音楽を作ることもできないし、楽しく仕事をすることもできない。また、普通だったら行けない場所や会えない人に会うことができるのも、DTMがあってこそだと説明してくれました。

ドラマや映画、アニメなど、ジャンルを問わず話題作の楽曲を数多く手掛ける林さん。気になっている映像作品について、音楽を担当している作曲家を調べてみるのも面白いかもしれません!

SHARE

GUEST