マウスコンピューター製品インタビュー「FAN’s VOICE」 栗山和弥さん

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

マウスコンピューター製品インタビュー「FAN’s VOICE」 栗山和弥さん

フォトレタッチャーの第一人者として、長年、広告や映画ポスターなどの分野で活躍している栗山和弥さん。パソコンを使った写真加工技術がほとんど存在しない時代からさまざまな手法を模索しつつ、この分野を切り拓いてきた。今も第一線で新たな表現方法を生み出している栗山さんにとって、パソコンはどのような存在なのか? これまでの作業環境と最新のプラットフォームを搭載したマウスコンピューターの「MDV ADVANCE」シリーズを通して、クリエイティブな作業とパソコンの関係を聞く。

高性能なパソコンが表現を膨らませてくれる

フォトレタッチとは、写真データの色合いを調整したり、合成したりする作業である。今でこそ一般の人でもパソコンや専用ソフトを使って手軽に行えるが、栗山さんが仕事として取り組み始めた1990年頃は、そのためのプロ用ツールもほとんど存在しない時代。ごく限られた人しか使えない機材に触れることから、フォトレタッチャーとしてのキャリアが始まった。

「もともと僕はグラフィックデザインが好きで、高校卒業後に美大や専門学校には行かず、親の知人のデザイン会社でデザイナーとして働きはじめました。その後、別のデザイン会社にバイトで入ったのですが、その会社に『グラフィックデザインボックス』という当時は世界に10数台しかない2,3億円くらいする機材がたまたま置いてありました。面白そうなので触らせてもらっているうちにすごく楽しくなってきて、その会社に就職してしまいましたね。それがグラフィック関連の機材との最初の出会いです」

グラフィックとの出会いについて語る栗山さん

当時はそれほど高価な機材でも、用途は建築関連の写真で電線を消したり、少し色を変えたりといった作業がメイン。グラフィックデザインで活躍していた栗山さんがクリエイティブだと思える仕事はほとんどなく、自らニーズを開拓していく必要があった。

「映画のポスターのコラージュなどは今の仕事と似たようなことができたのですが、当時は写真の露光とか暗室で調整するアナログな作業がメインで、ひとつの要素を処理するのに職人さんが1週間くらいかけてやるような状況でした。そこで映画業界にデジタルで処理する技術を売り込みに行ったら、東宝や東映の人に賛同してもらえたんです。そこから映画のキービジュアルの仕事がかなり増えましたね」

ただ、当時は最先端の機材であった「グラフィックデザインボックス」も、25年ほど前のもの。現在の水準で見るとかなり性能は低く、印刷物で標準的な350dpiの解像度で計算するとA4に満たないくらいでしか出力できないものを「無理やりポスターサイズにして作業していた」という。

「それでもかなり重宝されていて、それまでは写真を現像するときに細かく調整して、出来上がりを見て、また調整して…を繰り返していたのが、画面上でトーンカーブを調整すれば結果が見えるので、作業方法が大きく変わりました。今でこそ当たり前ですが、当時としては画期的でした。アナログだと写真の切り抜きもできなかったので、表現の自由度もかなり広がりましたね」

こうした環境の中で、グラフィックデザインで活躍していた栗山さんならではのセンスが生きてくる。単にクライアントのオーダーに忠実に写真を加工するだけでなく、さまざまな手法を交えて、新たな見せ方を提案することが持ち味となっていった。

「当時からフォトレタッチのオペレーターという感覚ではなくで、デジタルだからこそできることを提案していました。よりよい物にしたいという意識が強かったんです。でも、僕に任せると、『確かに仕上がりはさらに良くなったんだけど、クライアントが提示していたデザイン案と全然違うものができ上がってくる』って言われたりもしてましたね(苦笑)」

栗山さんインタビュー写真

高性能マシンによって個人でもフォトレタッチができる時代に

こうしてキャリアを積み重ねていった栗山さんだが、やがて会社を辞めて独立することになる。そのきっかけは高性能なパソコンの登場にあった。

「『グラフィックデザインボックス』を使って仕事をするようになって5年くらい経った時に、アップルから『PowerMacintosh シリーズ』というモデルが登場したんです。それまでのMacはレタッチや画像処理の作業ではチラシ程度のサイズしか扱えないくらいの性能で、簡単な処理をひとつ行うのに1時間もかかるとかいう時代でした 。でも、このモデルで処理速度が一気に上がって『これなら仕事に使えるな』と思って、会社を飛び出しました」

当時はCPUの性能がワンランクアップした時期。グラフィック関連の仕事に対応できる高性能なパソコンが登場し始め、プロフェッショナルの現場に普及し始めていた。以降は、Macがモデルチェンジするたびに買い替えて使っていたが、7年ほど前からは『Adobe Photoshop』の作業はWindowsマシンを多く使うようになった。

「誰かからWindowsでも『Adobe Photoshop』を十分使えるようになったと聞いたんです。ちょうどWindowsで『Adobe Photoshop』を使っているユーザーの比率がMacより多くなった時期でした。実際にいろいろ調べてみて最速のMacよりもWindowsの方が速いということがわかって、それから『Adobe Photoshop』の作業はずっとWindowsでやってますね」

現在のメインマシンもWindows OSのモデルで、フォトレタッチの作業用に1年ほど前に自ら構築したものだ。そんな栗山さんがパソコン選びで重視するのは、あくまでも自分が納得できる作業スピード。特に『Adobe Photoshop』でいかにスムーズに作業できるのかに注目している。

ペンタブレットを使用しての作業を実演する栗山さん

まずブラシツールのスピードを重視していますね。『Adobe Photoshop』はバージョンを重ねるごとに最大ブラシサイズが大きくなっているんですが、その最大サイズで画面の端から端まで動かすと何秒かかるか計測しているんです。いろいろ試してみたらCPUの性能に影響しているらしいことがわかって、それからはCPUのクロック数にも注目するようになりました」

もちろんウェブや雑誌でパソコンの記事を読んだり、周囲の人から情報を聞いたりすることもあるそうだが、やはり最終的には自分の感覚にマッチするかどうかが大事なのだという。

「パソコンのレビューなどで『フィルタ処理が速い』といった評価を見ますが、それだけだと僕の作業には合ってない。例えば、普段、仕事ではペンタブレットも使っているんですが、髪の毛を1本1本描くような作業もあって、そこで自分のペンのスピードについてこれないと嫌なんです。テンポが悪いと作業がうまくいかないんですよね」

では何より自分の感覚を重視する栗山さんにとって、第6世代インテル® Core™ プロセッサーを搭載したマウスコンピューターの「MDV ADVANCE」は納得できる性能だったのだろうか?

「MDV ADVANCE」についてコメントする栗山さん

「かなりいい感触ですね! 『Adobe Photoshop』のブラシスピードの計測もしてみたんですが、僕が今60万円くらいかけて構築したメインマシンとほとんど差がなかったです。3Dデータをレンダリングするスピードを比較したら、僕のメインマシンより速いくらい。画像管理には『Adobe Bridge』を使用していますが快適に動くし、将来的に『Adobe Photoshop Lightroom』に切り換えたとしても問題ないでしょう。価格を考えると、かなりコストパフォーマンスがいいですよね」

取材時には、さらにスピードを速めるために、SSDの容量変更やRAIDの組み方について確認していた栗山さん。BTOで仕様を柔軟に変えられるところにも感心していたようだ。

アイデアを膨らませるには、テンポよく使えるパソコンが必須

子どもの頃からパソコンに触れていて、自作マシンも試してみたという栗山さん。フォトレタッチの仕事では、画像データのサイズが加速度的に増加する傾向にあり、パソコンの性能には敏感になっているが、クリエイターとしての軸足をアナログな部分に置くことは、当初から一貫している。

「パソコンなどの技術から新たな表現方法を見つけていく人もいるんでしょうが、僕の場合はパソコンはあくまでもツールのひとつ。鉛筆と同じ感覚なんです。だからスムーズに快適に使えるものをいつも探しています。アイデアをツールからもらうのではなく、自分のアイデアを実現できるツールを探しているんです」

栗山さんは自分の役割を「クリエイターのイメージを増幅して形にする『アンプ』のような存在」と語る。あくまでも裏方的な役割に徹しつつ、自分の経験やアイデアを生かして、よりよいビジュアルに仕上げることを目指す。

  • AKB48「0と1の間」CDジャケット©You, Be Cool! / KING RECORDS
    AKB48「0と1の間」CDジャケット
    ©You, Be Cool! / KING RECORDS
  • softbank「アンドロイド」ポスター
    softbank「アンドロイド」ポスター
  • 「NO MORE 映画泥棒」ポスター©「映画館に行こう!」実行委員会
    「NO MORE 映画泥棒」ポスター
    ©「映画館に行こう!」実行委員会

「映画のポスターにしろ広告ビジュアルにしろ、アナログ的な感性に訴えかけるものが僕は好きなんです。今は合成などのデジタル処理が一般の人にも認知されていて、逆にアナログっぽく見せるように仕上げることもあります。ただ、技術的にもいろいろな選択肢がある中で、パソコンを使ったデジタル処理が一番コントロールしやすいのは間違いないですね」

パソコンはあくまでも作業ツールと捉えているが、アイデアの具現化には欠かせないものでもある。特に時間や処理速度で妥協せずに作業に打ち込むためには、自分にとって快適に使える高性能なマシンを選ぶことは欠かせない。

「僕のメインマシンは、自分にとって世の中にある最善のものを集めて作ったパソコンなんですが、この『MDV ADVANCE』はそれと比べても性能はほとんど変わりない。3Dデータの処理は上回るくらいで、コストパフォーマンスがすごくいいので、若いクリエイターの人にはお勧めです。あとはこの素晴らしいツールを使って、何を表現するか。膨らんだアイデアを萎ませることなく、テンポよく形にしていけるパソコンだと思うので、どんどん使い込んでいってほしいですね」

プロフィール詳細

クリエイターのプロフィールのご紹介と、今回のインタビューで使用したパソコンの詳細です。

栗山和弥 さん profile

栗山和弥 さん Profile
1969年生まれ。デザイナーとして活動後、ハイエンド画像処理ツール「グラフィックペイントボックス」のノウハウを修得。'94年に独立し、さらに'98年にはフォトレタッチを軸に多彩なイメージ制作を手がける「クリーチャー」を設立。現在は、広告業界をはじめ、幅広い分野で活躍し、クリエイティブなフォトレタッチャーとして多方面から信頼を集めている。
CREATURE INC.
http://www.creature.co.jp/

MDV-GZ7700X2-M2

MDV-GZ7700X2-M2
第6世代インテル® Core™ i7-6700K プロセッサーやさらに高速になったM.2 SSD(256GB)を搭載し、高速処理能力に優れたデスクトップマシン。
今回のインタビューで試用いただいた構成は、OSにWindows 7 Professional 64ビット、GPUにはNVIDIA® GeForce® GTX™ 980をセレクトしたハイエンドモデル。
詳細はこちらから

購入に関するお問い合わせ/ご注文

  • 個人のお客様

    電話
    03-6833-1010
    FAX
    048-739-1315

    受付時間:9時〜20時 ※年末年始を除き無休

  • 法人のお客様/再販・SI・インターネットカフェ事業者

    電話
    03-6739-3808
    FAX
    03-6739-3821

    受付時間:平日 9時〜18時、土日祝 9時〜20時

    ※土日は個人窓口へ転送されます。
    ※公費払いのご相談等、一部のお問い合わせは週明けの対応になります。

購入後のお問い合わせはサポートセンターへ

  • 電話によるお問い合わせ

    24時間365日受付対応しております

    0570-783-794

    ガイダンスに従って、メニュー番号を押してください。

  • IP電話・光電話をご使用のお客様

    03-6833-1286

    FAX

    048-739-1315

※お問い合わせにはシリアル番号・またはご注文番号が必要です。
※電話番号はお間違えの無いよう、よくお確かめのうえおかけください。電話の通話料はお客様のご負担となりますので、予めご了承ください。

パソコン買うなら、マウスでチュウ。

ベンチマークスコア

  • BTOパソコンとは?
  • よくあるご質問
  • 用語集
  • マウスコンピューターの安心サポート&サービス
  • メルマガ登録 お得な情報をいち早くお届け!
  • アフィリエイト マウスコンピューターの製品を紹介して、簡単収入!
  • コールバック予約サービス (個人のお客様向け) お電話でご購入相談!