m-Book P × カツヲさんインタビュー

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m-Book P×カツヲさんインタビュー

フォトグラファーのカツヲさんは、写真だけでなく、映像分野でも目覚ましい活躍を見せるマルチなクリエイターだ。メディアや被写体を問わず柔軟に対応し、かつ独自の世界観を構築していく秘密はどこにあるのか。ノートパソコンの最新モデルである「m-Book P」シリーズや新たなガジェットを軸に、独自の創作スタイルに迫る。

従来の常識を超えたハイスペックで創作意欲をかき立てるノートパソコン

フォトグラファーでありながら、鮮やかな色彩を駆使して美しい映像作品を創り出しているカツヲさん。1970年代のヒッピーカルチャーや、海外の映画、アニメなどに影響を受けたという独自のスタイルは、世界的なブランドからも評価され、女優から腕時計、マンガ、ユニフォームなど、多彩な被写体をカラフルに彩ってきた。現在は企画から撮影、編集まで、映像ディレクションを包括したマルチな役割をこなしているが、実は社会に出て最初の仕事は、スチールカメラマンのアシスタントだった。

「もともと映画が好きで、学生の頃から映像作品も作っていたんです。ただ、自分の性格からして最初はスチールのカメラマンの方が向いているかなと思って、卒業後はいろいろなカメラマンのロケーション撮影に同行してアシスタントをする仕事から始めました。でもいつか映像の仕事をしたいという思いはずっと持ち続けていましたね」

当時は、ちょうど一眼レフがフィルムからデジタルへと移行していた時期。技術的なターニングポイントを迎え、若い世代に任せられる仕事が増えていった頃だ。カツヲさんも例外ではなく、自身への写真撮影の依頼は徐々に増えたが、学生の頃から抱いていた映像作品への思いは消えていなかった。その内に秘めた希望が実現に向けて動き出したのは、あるカメラの登場がきっかけだった。

「2008年にキヤノンから『EOS 5D MarkII』が登場したのが、大きな契機となりました。一眼レフカメラでもしっかり動画が撮れるようになったので、僕も本格的に映像作品に取り組んでみよう思ったんです。もちろん最初から仕事があるわけではないので、まずは周りのミュージシャンのために撮影したり、友人たちとショートフィルムを作ったりしていました。そんなことをしながら、今まで仕事で付き合いのあった人に『最近こんなものも撮ってます』と作品を見せたりして、徐々に映像の仕事を増やしていったんです」

この「EOS 5D MarkII」が登場したことで、いわゆる“一眼レフ動画”を撮り始めた人が、プロ、アマ問わず急増。大型センサーだからこそできる表現や交換レンズが豊富にそろうことから映画やCM、MVなどで使われる機会も多くなり、映像制作の世界に一石を投じた画期的なモデルとなった。

カツヲさんインタビュー写真1

「僕と同じようにこの時にスチールのカメラマンでムービーも撮る人が増えたんですが、今は当時ほど多くないですね。やはりムービーの場合は、撮影後の編集が大変ですし、同じカメラを使っていても撮影時の表現方法が違ってくる。そこでスチール一本に戻った人もいますし、逆に僕のようにムービー側に踏み込んでいった人もいますね」

一歩先の時代を見据えて選んだパソコン

そもそも「ガジェットや新しいモノが好き」というカツヲさん。「EOS 5D MarkII」にいち早く手を伸ばしたことが今の活躍につながっているわけだが、現在使用してるパソコンも、今後広がっていく4K時代を見据えて購入したものだった。

「今は1年半くらい前に購入したWindowsのデスクトップパソコンを使っています。ちょうど4K動画を撮影する仕事の依頼があった時に買い替えました。それまではMacのデスクトップモデルを使っていましたが、それだと4Kの編集はかなり大変そうだったので、いい機会だと思って購入したんです」

ちょうどいいタイミングだったとはいえ、単に新モデルに買い替えるだけでなく、MacからWindowsへと作業環境を移行することになる。そこで不安や迷いはなかったのだろうか。

カツヲさんインタビュー写真2

「今でも周りはまだMacユーザーが圧倒的に多いですが、僕の中ではその頃はもうMacに対するこだわりはなかったです。実際に使って見ると、Windowsの場合は簡易ソフトなどが充実していて何かと便利です。Windowsのユーザーインターフェイスなどで少し戸惑った時期がありましたが、今はもう慣れました」

現在、仕事では「Adobe Premiere」や「Adobe After Effects」といった映像関連のソフトに加えて、「Adobe Photoshop」や「Adobe Illustrator」なども使用。カツヲさんならではの色鮮やかな映像を作る際は、複数のソフトを同時に使いながら作業するため、パソコンの性能がさまざまな面で影響してくる。

「CPUやGPUの性能は作業時間も左右しますが、編集中の判断などにも大きく影響してきます。やはりスムーズに映像が動いてくれないと、自分のイメージどおりに仕上がっているかどうか厳密に確認できませんから。だから作業中に映像がカクカクしていると、けっこうストレスを感じますね(苦笑)」

ノートパソコンも所有しているが、編集作業にはもっぱらデスクトップを使うという。手元にあるノートバソコンはやや古いモデルのため、本格的な編集作業には向いてなく、必然的にデスクトップの前に座る時間が多くなる。

「最近はスチールよりムービーの仕事が多くなってきたので、ノートパソコンを仕事で使う機会は減ってきています。大まかな編集ならノートパソコンでもできるんですが、本格的な編集やエフェクトを加える作業は難しいですね。ただ、前に他のノートパソコンを少し仕事で使う機会があって、ハイスペックなモデルなら十分使えそうな感触はありました」

取材時にはグラフィックボードに「NVIDIA GeForce® GTX™ 970M(3GB)」を搭載したノートパソコンの最新モデル「m-Book P」シリーズを試してもらった。ノートパソコンで編集やエフェクトを加える作業は久しぶりだったようで、ハイエンドモデルが備える性能に驚きの表情も見せた。

「『Adobe After Effects』で映像を立体的に回転させるようなエフェクトを加えても、思っていたよりスムーズに動いていますね!特に4Kの映像に複数のエフェクトを重ねると、かなりPCに負荷がかかって、けっこう動きがカクカクしてきますが、2ラインくらいなら問題なく動かせそうです。僕が『Adobe After Effects』で4K映像の編集作業する場合は大体20GBくらいメモリを使っているんですが、この32GBのモデルなら十分対応できます。フルHDの映像なら特に気にしないんですが、今後4Kの映像を扱う機会が増えることを考えると、メモリに余裕を持たせておきたいですね」

カツヲさんインタビュー写真3

“新しいモノ”が創作意欲をかき立ててくれる

カツヲさんは、現在所有するパソコンを選ぶ際に4K時代の到来を見据えていた。実際、4Kカメラを使って撮影する機会は、この1年ほどで着実に増えている。

「4Kの映像はレッド・デジタル・シネマ・カメラカンパニー『RED』やソニーの『PMW-F55』といったカメラを使って撮ることが多いですね。まだ4K画質で仕上げて納品する機会は少ないですが、4Kカメラで撮影しておいて後で加工したりトリミングしたりすることは増えています。Webなどの仕事も多いので、通常のヨコ配置の映像だけでなく、タテ配置でも使えるように、4Kの大きなデータで撮っておくこともあります。4Kの場合、データサイズが大きくなるのでパソコンでの編集作業は少し大変ですが、いろいろと応用が利いていいですね」

こうした映像関連の技術進化にキャッチアップするだけでなく、カツヲさんは幅広い方向にアンテナを伸ばしながら、新しい表現スタイルを模索している。自ら「新しいモノ好き」と語るだけあって、映画や音楽、さらには最新のデジタル機器など、あらゆる分野に興味は尽きない。

「僕はフリーランスで仕事をしているので、誰かに言われるわけではなく、自分で新しいものを生み出していかなければいけないと思っています。そういう意味では、新しい機材を実際に自分で使ってみて、そこから刺激を受けることも必要じゃないかと思います。直接、仕事に関わるものでなくても、それに触れることで新しいアイデアが生まれることもありますから」

特に最近は従来のカメラの枠組みを超えた機器が続々と登場。それらを使った映像が世界中で撮影され、YouTubeなどを通して多くの人に驚きを提供している。カツヲさんも同じように新しいガジェットに飛びついたひとりだ。

「ここ数年、ムービー関連のガジェットがすごく多く登場していて、面白いですよね。僕は最近『Phantom』という空撮ができるラジコンヘリを購入して、それでどんな映像が撮れるか試しています。やっぱり自分で実際に使ってみて、初めてわかることも多いですね。例えば、風の影響で映像がどんな風にブレるのかは、自分で操作して撮ってみないとわからないですから。他にもウェアラブルで使える『Go Pro』なんかもかなり進化しているし、手軽な価格で買えるようになっているので、興味があります。いろいろな人が撮影にチャレンジしているので、そこから映像表現の幅が広がっていきそうですね」

ハイスペックなパソコンも、刺激を与えてくれる存在に

高精細化や小型化、ラジコンをはじめとする他機器との連動など、カメラが多彩な進化を見せることで、クリエイターの創作意欲はますます刺激される。撮影した映像を編集し、エフェクトやBGMなどを加えて完成へと導くパソコンにも、同じようなことが言えるだろう。カツヲさんが漠然と抱いていたその感覚は、「m-Book P」シリーズに触れて実感に変わったようだ。

カツヲさんインタビュー写真4

「このパソコンなら、4K動画でも大まかな編集作業をこなせるので、スペック面では問題ないでしょう。最終的な仕上げは大画面でやりたいですが、それもHDMI端子やmini DisplayPort端子で外部のモニターにつなげばクリアできますね。それに出張などに持っていくと便利そう。撮影した現場ですぐに簡単なエフェクトを加えたり、グリーンバックで切り抜きイメージを作ったりして、周りの人にチェックしてもらえると、作業時間が大幅に減ると思います。時間に余裕ができると撮影の方法が変わったり、編集時にイメージするものも変わったりして、表現に変化が出てくるんじゃないでしょうか」

ノートパソコンならではの携帯性に加えて、スペックの進化も表現の幅を広げるきっかけになる。高いポテンシャルを備えた「m-Book P」シリーズは、カツヲさんの創作意欲を次々と刺激した。

「エフェクトをいくつも重ねた加工がスムーズに動けば、より複雑な表現にチャレンジしてみたくなりますよね。それがノートパソコンであれば、自宅や事務所だけでなく、カフェなどでもアイデアを膨らませたりできます。人間は自分のできることを、頭の中で勝手に決めて制限してしまう傾向があると思うんです。だから新しいパソコンやカメラなどを手にして、定期的に外から刺激を受けることも必要でしょう。何よりここまで高性能なパソコンを使うとなると、自然とテンションが上がりますからね(笑)」

m-Book Pシリーズ
カツヲさん 近影
カツヲ
KATSUWO
1981年埼玉県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。カメラマンのアシスタントを経て、2006年からフリーランスのフォトグラファーとして活動を始める。2008年頃から映像分野にも進出。独特な色彩感覚が高い評価を受け、現在は広告や雑誌、Webなど様々なメディアで、映像クリエイターやフォトグラファーとして活躍する。
m-Book Pシリーズ
m-Book Pシリーズ
Windows 8.1 Update を搭載し、Core™ i7のクアッドコアCPU、GeForce® GTX™ 970Mを採用したハイエンドノートパソコン。ディスプレイは「IGZO」液晶(3,840×2,160)とフルHD(1,920×1,080)を選択可能。BTOで最大32GBのメモリや高速SSD(M.2規格)なども選べる。
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m-Book Pとカツヲさん
空冷ファンの稼働状況を自分で設定できるなど、通向けの機能にも注目していたカツヲさん。「重い映像データをスムーズに動かしたい時に、ファンを全開で動かせるのはいいですね。多少バッテリーが減っても、タフな作業をしたい時もあるので、状況に合わせて切り替えられると助かります」
(カツヲさん)

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