FOR NEXT CREATORS

Instagramを通して
変化する自分の写真、
それを楽しみたい。

SHINYA TAKAHASHI
INSTAGRAMER / PHOTOGRAPHER

高橋 伸哉
インスタグラマー / フォトグラファー

高橋伸哉さんの写真

Instagramのフォロワー数が17万人を超える人気インスタグラマー高橋伸哉さん(@t.1972 )。ストーリーを感じさせるその写真は、多くの人を魅了しています。そんな高橋さんに、写真を撮り続ける理由やInstagramとの関わり方について語っていただきました。DAIVを使用して編集した写真と、撮影から編集、Instagramに投稿するまでの様子をおさめたムービーも合わせてお届けします。

高橋さんの過去作品

高橋さんの過去作品。日本らしさを感じる写真が多いため、外国人のファンも多数いる。

魅力的な写真を支えるのは、仕事としてカメラと向き合った日々

写真を仕事にしていたというとちょっと誇大表現かもしれませんが、写真に関わる仕事をしていたことがあるんです。大学生の頃にカメラに興味を持って、アルバイトでカメラマンのアシスタントをはじめました。社会人になってからも、撮影スタジオのスタッフをしていた時期が4年くらいあります。今は全然ちがう仕事をしていますが、写真はずっと好きですね。
スタジオでの撮影は物撮りが中心でした。25年くらい前ですかね、当時のカメラはフィルムが主流で、撮影後に編集ができないこともあり、電池を一つ撮影するだけでも3時間くらいかかっていました。暗室でフィルムを現像したり、プリントの仕上げをしたり、手間のかかる作業を続けていました。スタジオ経験を通して、マニュアル撮影や現像といった写真の基礎をみっちり教えられましたね。その頃に学んだことが僕の写真の土台だと思っています。今では、個性を演出するために、あえて基礎を崩したりもします。

カメラと共に写る楽しそうな高橋伸哉さんの写真

WEBのおかげで知れた、誰かに見てもらうことの喜び

大学生の頃からずっと写真は撮っていたものの、最初はどこにも発表していませんでした。昔は写真を発表できる場所がホントに少なかったんですよ。知り合い以外に見てもらおうと思うと、雑誌やコンテストに応募するくらいしかなくて。でも、賞みたいなものにはあまり興味がなくて、ほとんど応募しませんでした。
発信しはじめたのは、WEBのおかげですね。十数年前にトルコに旅行に行ったときに、Nikonのデジタルカメラを持って行ったんです。はじめて買ったデジタルカメラだったんですが、枚数を気にせずに撮れるのが楽しくて、かなりの量を撮ったことを覚えています。日本に帰ってすぐくらいのタイミングで、アメブロ(Ameba Blog)に写真をアップしている人を見つけて。僕も真似して、トルコの写真をアメブロにアップしてみたんです。そのときの反響が思ったよりも大きくて、自分が撮った写真を人に見てもらえる嬉しさを知りました。やっぱり誰かに見てもらいたいという欲求はあったので、それが満たされたことでより写真が楽しくなりましたね。

インタビューを受ける高橋伸哉さんの写真

Instagramのフォロワーの増やし方は、継続することに尽きる。

アメブロに写真をアップしているうちに、色んな年代の写真好きと知り合いました。それも写真を撮るモチベーションが上がった理由の1つかもしれません。それぞれが撮った写真の感想を言い合うのが楽しくて、それ以前よりももっと多く撮るようになりました。
投稿する場所がInstagramになった今も、それは同じですね。あと、Instagramの良いところはとにかく手間がかからないこと。データをスマートフォンに送っておけば、いつでも簡単に投稿できますし。いくら好きなことでも、手間がかかることって継続するのが難しいですから。
時々、Instagramのフォロワーを増やす方法みたいなことを聞かれることがあるんですが、ただただ継続することに尽きますね(笑)。癖のように毎日投稿しているうちに徐々に増えてきたので、何がきっかけというようなことは特にないんです。いかに楽しみながら投稿するかが重要ですね。楽しめば続けられるし、続ければ見てくれる人が増えてもっと楽しくなりますから。

カメラを構えた高橋伸哉さんの背中の写真

思いがけない栄誉はハッシュタグから

Instagramはハッシュタグがあるのも良いですね。フォロワーじゃない人が、タグを伝って見に来てくれて、フォローしてくれることもよくあります。2016年の年末に「東京カメラ部」という審査制写真投稿サイトの『東京カメラ部10選2016』というものに選んでいただいたのですが、それもハッシュタグを付けていたことがきっかけでした。選んでいただいたくせに申し訳ないんですが、当時は東京カメラ部の存在自体を知らなくて。カメラ仲間が付けているタグをコピーして付けていたら、そのなかに東京カメラ部のタグ(#tokyocameraclub)が混ざってたんです(笑)。選ばれたときに初めてサイトを見て、想像以上に大きなものに選ばれたなと驚きました。選出された他の方たちにもお会いしたんですが、彼らからは今も色々な影響を受けています。

カメラを手にする高橋伸哉さんの写真

新しいことを吸収して、自分の写真の変化を楽しみたい

RAW現像※1を教えてもらったのも、東京カメラ部がきっかけで出会ったカメラ仲間からでした。それまではRAW現像というものがあること自体知らなくて。そもそもPCで写真を編集するようになったのも、数か月前からなんです。RAWというのはカメラで撮影したままの、“RAW=生、未加工”のデータを指す言葉です。RAWは、限られた情報だけを加工して保存するJPEGと比べ、撮影した際に保存する情報量が圧倒的に多いため、編集するときに違いが出るんです。例えば、一度JPEGにしたデータを編集しようとすると、一度加工済みのデータを再編集することになり、元画像より画質が悪くなってしまったり、細かい調整ができなかったりします。スマホで撮影した写真もJPEGとして保存されるので、同じく編集には向いていません。RAWデータの場合は、編集で調整できる範囲が広くて、画質も落ちないので仕上がりが良くなるんです。それがすごく面白くて、今はRAW現像に夢中ですね。今後自分の写真がどんな風に変化していくのかも楽しみです。まだ慣れないことも多いデジタルですが、写真の新しい表現方法をどんどん吸収していきたいと思います。ルールや制限を設けず、魅力的な写真にすることを最優先していきたいですね。

※1 RAWデータで写真を編集すること

PCでレタッチ作業する高橋伸哉さんの写真

人が写ることで、風景は情景に変わる

風景写真も東京カメラ部から影響を受けていますね。選出者には魅力的な風景写真を撮っている人が多くて。自分の個性を活かした風景写真が撮れるといいなと思っています。もともと人を撮るのが好きなので、風景と人がお互いに引き立て合うような写真とか。個人的に、人が写っていない写真は寂しく感じるんです。人が写ることで風景が情景に変わるというか、物語性が生まれると思っています。
風景写真のように新しい被写体にも挑戦しつつも、自分自身が得意だと思っているのは、人の日常を切り取るスナップ写真です。風景は構図が重要なので、じっくり考えて撮影しますが、スナップは瞬間を切り取るので、気になったらすぐにシャッターを切ります。ですから、いつも写真の量は膨大な数になりますし、カメラ仲間からも「本当にたくさん撮りますね。」とよく言われます。

水面に映る高橋伸哉さんの写真

膨大な数の写真を、素早く処理してくれるPC

撮る量が多いので、PCへの読み込みや表示にも時間がかかります。いい写真を選ぶのにも一苦労ですね。PCを選ぶときは、読み込みのスピードや反応の速さが気になります。今回DAIVのPCを使ってみて、写真をSDカードから読み込むときや、Lightroomのライブラリに表示させるときのスムーズな動きには驚きました。カメラマン、特に枚数をたくさん撮る方にとって、そこはかなり大きなメリットだと思いますね。普段ノートPCで作業している僕としては、今回使用したモニターも魅力的でした。画面が大きいので細かい部分も見やすいですし、液晶の発色も良くて編集の精度が高くなるなと感じました。
あと、フィルムカメラに慣れ親しんでいるせいか、デジタルでもすべてマニュアルで調整したい派です。それはカメラに関してだけじゃなくて、ほかの道具でもそうですね。自分が使うものは自分の感覚で設定を調整したいという思いがあるんです。その点、DAIVのPCはパーツの組み合わせを選べて、自分に合ったPCにカスタマイズできるのが嬉しいなと思いました。

PCで作業する高橋伸哉さんの写真

フィルムで培った感覚をデジタルに昇華する

Instagramではフィルムっぽい質感の写真もよく見かけますが、実際のフィルムカメラで撮影したことがある人はそれほど多くないのではないかなと。これまで長くフィルムカメラで撮影をしてきた経験が基礎にあって、そのうえでデジタルでの撮影や編集の方法とその面白さを知れたのは自分の強みかなと思っています。フィルムで培ってきた感覚をデジタルに活かして、それぞれの特徴をミックスしたような新しい写真の表現を見つけていきたいです。
納得のいく写真が溜まったら、それを集約した写真集を出すという目標もあって。もう紙の時代ではないのかもしれませんが、写真を撮る人間として一冊は出してみたいですね。

笑顔でインタビューを受ける高橋伸哉さんの写真

高橋さんには今回、撮影から編集まで実際に行っていただいた。その写真と制作風景はこちら。

編集前後の写真

作品制作工程

  • ① ミラーレス一眼カメラで撮影

    編集する際に最適なRAWデータで保存されるようにカメラを設定し、撮影します。

  • ② PCでの現像・編集

    SDカードからPCへデータを読み込み、編集ソフトで細部まで調整します。RAW現像なら何度編集しても画質が悪くなる心配がありません。

  • ③ Instagramへ投稿

    完成したデータをスマートフォンへ送信しInstagramへ投稿します。

作品制作メイキングムービー

高橋伸哉さんの写真

SHINYA TAKAHASHI
INSTAGRAMER / PHOTOGRAPHER

カメラマンアシスタントのアルバイト、撮影スタジオのスタッフなどの経験から写真技術を学ぶ。現在は会社に勤めつつ、趣味としてInstagramに写真を投稿している。フォロワーは17万人を超える。2016年11月、SNSで人気の写真家7名が撮影方法などをレクチャーした共同書籍「心を震わせる ドラマチック写真術」を出版。同時期、Instagramに投稿した写真がきっかけで、総計約190万作品のなかから「東京カメラ部10選2016」に選出される。2017年の末にも共同執筆による書籍の発表が予定されており、現在さらに活動の場を広げている。
Instagram

DAIV-Dシリーズ

高い汎用性で、幅広い制作環境へ。コストパフォマンスに優れたモデル。広告グラフィックの多くを制作するプロダクション「株式会社アマナ」の協力を受け、最前線で活躍するクリエイターの意見を参考に写真や動画、イラスト、3DCGなどの使用に向いたクリエイター向けパソコン。前面に5インチ×3、3.5インチ×1の拡張ベイを備えるほか、前面上部に音声入出力とUSB 3.0ポートを2基装備。オプションで本体下部にキャスターも追加できる。

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ar girl “せとはる” による、もう1つのインスタ映えテクニック

メイクやファッションなど、女性から大きな支持を得る雑誌「ar(アール)」のウェブマガジン「ar web」。
モデルとしてもインスタグラマーとしても人気の瀬戸晴香さんが、mouse DAIVを使った写真編集を体験。
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