CONTENTS 01 かずのこ×banvox ハイスペックマシンがクリエイティビティを刺激する。

昨年12月、格闘ゲーム大会史上最高額の賞金をかけて行われた『カプコンカップ2015』で見事優勝し、1,500万円の優勝賞金を手にしたプロ・ゲームプレイヤーかずのこ氏。このときのプレイ動画を見て以来の彼のファンで、自身もゲーム好きとして知られるbanvox。ゲームと音楽、ジャンルは違えど、自身の最も好きなことを仕事にし、活躍し続ける二人。その仕事観と、それぞれのルーツともいえるPC・インターネットへの想いに迫る。


DJっていうから、 もっとイケイケな人が来るのかと思った(笑)。――かずのこ

banvox
(以下、ba)
はじめまして、banvoxです。
今日はよろしくお願いします。
かずのこ
(以下、かず)
かずのこです。こちらこそよろしくお願いします。
お二人は今日が初対面ということですが、お会いした感想は?
ba とてもフランクで話しやすい方だと思いました。ゲーセンで対戦ゲームしてる人達って、けっこう迫力あるイメージがあったんです。だから僕はあんまり対戦エリアには近づけなくって。それもあってちょっと緊張してたんですが、かずのこさんはすごく柔らかい印象ですね。
かず たしかにゲーセンの空気って独特ですよね。僕も通い始めた頃は少し怖かったです。東京のゲーセンだとけっこう海外の格ゲーファンも来ているので、相手が190cmはありそうなムキムキの人だったりすると、わざと負けちゃおうかなとか思ったりします(笑)でも、お話する前に緊張してたのは僕も同じですよ。だって、DJって聞くとイケイケなイメージじゃないですか? 会ってみたら髪の毛も赤いメッシュが入ってるしで、ちょっとビビっちゃいましたよ(笑)。
ba すみません、昨日たまたま染めちゃって(笑)。でも、僕自身は自分でDJとは名乗っていなくて、音楽をつくる人だと思っているんです。肩書でいえば、プロデューサーとかアーティストとかって呼ばれたい。クラブも得意じゃなくて、自分がプレイするときしか行かないし、イケイケではないですよ。オンオフ関係なく、ほとんどずっと自宅で音楽づくりしてるので。マネージャーさんは連絡付きやすくて楽だって言ってますね(笑)。
かず お話していて、きっとそうなんだろうなと思いました。ゲーム好きっていう共通点があったし、好きなことを仕事にしてて、そればっかりやって過ごしてるのも似てるし、話しやすいです。僕もプライベートでもゲームしていますね。ゲームをしない日ってないんじゃないかな。

自分がつくりたいかどうかだけじゃなく、盛り上げることも考えるようになった。――banvox

かずのこさんからもありましたが、お二人とも好きなことを仕事にしています。アマからプロになるうえで、ゲームや音楽への向き合い方は変わりましたか?
かず プロになる前は、自分が楽しむこと優先だったのが、お客さんの反応を意識するようになりました。結果、勝つことにシビアになりましたね。やっぱりお客さんは勝ちを求めてるので。
プレイスタイルで言うと、あんまり防御をせずに攻撃重視だったのが、ガードをよく使うようになったのがその例です。ガードって地味なようですが、上手に使って窮地を脱したり、そこから逆転したりしたらすごく盛り上がるんですよ。
ba お客さんの反応っていう部分、同じです! 僕も人前でプレイする機会が増えたことで、どういう音にどういう反応が返ってくるかを意識するようになりました。
情報収集の仕方も変わりましたか?
かず 他の人のプレイ動画を見る時間は増えましたね。あと、見るポイントも。自分の使うキャラと同じキャラのプレイ動画をよく見るようになりました。少し専門的になるのですが、見ていると、自分とは違う動きをする場所があるんです。なぜその動きをしたのか、それによってどういう効果があるのか、そういう部分を分析して、マネしてみたりしています。これは動画を楽しんでいるじゃなくて、強くなるための研究なので、純粋に勝つためだけに使っている時間です。プロになる前は、楽しくないことに時間は割かなかったので、大きな変化ですね。
ba 僕の場合は、プロになる前後でというより、音楽制作するようになる前後では変わったかもしれません。昔からずっと海外のアンダ―グラウンドなジャンルを中心に、ジャンルレスでいろんな音楽を聴いていました。自分でつくるようになってからは、聴きながら、自分の音楽に摂り入れるとしたらどういう音にしようって考えるようになりましたね。

特殊な音づくりをしているから、
PCには負荷がかかっちゃってる。――banvox

活動のなかで、日々PCに触れていると思いますが、PCのスペックで大事にしていることはありますか?
かず ゲームの練習をするうえで一番気になるのはロード速度ですね。毎日8時間以上練習しているので、1回のロード時間が数秒違うだけで大きな差になります。対戦できる回数は練習の密度とイコールなので、ロード時間を左右するストレージにはこだわりますね。特に、SSDかHDDかの違いは大きいです。SSDにすると、劇的にロード時間が短くなるので、1度使ってしまうともうHDDには戻れないですね。
あとはグラフィックの性能。仕事とはいえ、もともとゲームが好きではじめているので、やっぱり楽しみたいという想いは今も持っていて。やっぱり画質がいいと気分が乗るというか、没頭感が違います。
ba 僕が気にするのはCPUと容量です。DTM(パソコンを使った音楽編集)って、すごく処理負荷の高い作業なので、基本的にスペックは全部高いほうがいいんですが、CPUと容量を特に重視しています。1つのサンプルがGB越えが当たり前ですし、使う音の数はどんどん増えてきている傾向があります。僕の場合、そのなかでも特に音数を多く使うほうで。CPUの性能が良くないとできないやり方ですね。
容量については、サンプル音源の容量からも分かるように、1つ1つのデータが大きいから、すぐいっぱいになっちゃうんです。買い替え周期は1年半から長くて3年くらいかな?  実は今使っているPCも、もうほとんど容量がなくて。今すぐにでも買い替えたいなと思っています。
かず けっこう細かく調べて買われるんですか? というのも僕の場合、スポンサーさんであるG-Tuneさんからマシンを提供してもらっているので、自分で細かく調べなくても常に最新のPCが使えちゃうんです。その環境に甘えて、あんまり細かなスペックまでは見てなくて……。
ba うらやましいです。PCは無理してでもいいものを使いたいと思っているので、かなり下調べはしますね。欲しいものは何と聞かれたら、常にPCが1位なくらいです。

デュアルモニターの使い方が
似てるなと思った。――かずのこ

ちょっと変わったPCの使い方をされたりすることはありますか?
ba 他人の曲を聞くのと、自分で曲づくりするのを同時にやるのは少し珍しいかもしれません。デュアルモニターで、片方の画面に立ちあげたブラウザで他人の曲を流して、もう片方の画面で編集ソフトを立ちあげるんです。聴いた曲から受けたインスピレーションをもとに、すぐ自分のアイデアを試せるように。
かず 僕もそれにちょっと似た理由でデュアルモニターを使ってますよ。さっき、自分の使うキャラと同じキャラのプレイ動画を見ると言いましたが、デュアルモニターで見てるんです。それで、動画からヒントを見つけたら、自分ですぐ試してみるんです。
周辺機器にはなにかこだわりがありますか?
かず 画質や反応速度を左右するモニターには気を使いますね。といっても、スペックの高いものを使うというより、なるべく本番に近いものを使います。大会で使われるモニターが事前に分かるので、ターゲットとする大会で使われるものに合わせて練習するんです。
あとはアーケードコントローラーですかね。これは自分のものが使えるんですが、最新のものよりも、ある程度使い込んで慣れているもののほうが実力を発揮できます。同じものを使い続けるほうが、上達したかどうかも分かりやすいですし。
ba それも分かります! 僕もずっと同じスピーカーを使ってるんですよ。音楽制作し始めたときからずっとだから、もう5,6年になるかな。それも、高いものじゃなくてPCに付属してきたDELLの安いやつ。いいスピーカーを試したり、同じ型番の新品を取り寄せてみたり、これじゃないなって違和感がすごくて。結局、最初のものを使い続けています。

『banvox』で、1つのジャンルに
なればいいな。――banvox

今後の目標を聞かせて下さい。
かず プロゲーマーという存在へのイメージを変えたいですね。海外ではエンターテイメントとして一定の地位を築いているゲームですが、日本ではまだまだやっぱり遊びのひとつとしてしか見ていない人がほとんど。でもスポーツだってもともとは遊びだったものが、今はスポーツ選手が憧れの職業になっているほどです。日本人選手が世界大会で活躍し、メディアに露出したことで、プロゲーマーという存在を知る人が増えました。選手同士の交流や、スポンサーさん、お客さんからのサポートも盛んになっています。このチャンスを活かして、ひとつの職業としてプロゲーマーが尊敬されるようにしたいですね。
ba 僕はこれまでと変わらず、新しい音楽をつくり続けていきたいですね。本音はそれだけですが、つくっていった結果、世界中の人に聞いてもらって、『banvox』っていう名前がひとつのジャンルになったらいいなとは思います。純粋に新しいものをつくることにしか興味がなくて、本当はメジャーにはあんまり興味はなかったんですよ。ただメジャーデビューすることで新しくできることがあるかもしれないって思っただけで。
かず 新しいものをつくることにストイックですね。音楽をつくりはじめたてから1年で、450曲以上つくったと聞いたんですが、そのときの精神状態というか、モチベーションが気になります。僕の場合はゲームが好きで、楽しんでやっているうちにいつのまにか、楽しいっていうのが常にあったんですが……。
ba 極端な言い方ですが、「死ぬか、音楽やるか」という気持ちですね。当時、高校を辞めて、本当にやることが何にもなくて。このままじゃ死ぬしかないなって思ったときに、どうせなら音楽を全力でやってみるかと思って。音楽は大好きですが、自分でつくる分には楽しい、楽しくないっていう感情はあんまりなかったですね。今もそれは変わらないかも。
かず ほんとにストイックですね。異ジャンルの方との対談ってあまりないのでいろいろおもしろかったです。ありがとうございました!
ba 僕も音楽関係以外の方とははじめてでしたが、意外なところで似ている部分があって勉強になりました。こちらこそ、ありがとうございました!

PROFILE 01

banvox

DTM(デスクトップミュージック)による楽曲制作を行うミュージックプロデューサー、アーティスト。インターネットレーベルにて楽曲を発表していたが、2015年メジャー移籍。Avicii、David Guettaら海外大物DJも絶賛する注目のトラックメイカー。

PROFILE 02

かずのこ

格闘ゲームのプロプレイヤー(Godsgarden所属)。『ストリートファイター』シリーズ、『ギルティギア』シリーズなどをはじめ、格闘ゲームを手広くカバーし、そのすべてで高い成績を残す。2015年、格闘ゲーム大会史上最高額賞金が用意された『カプコンカップ2015』で優勝。


GTUNE ULTIMATE GAMING MACHINE SPONSORED BY mouse

Desktop PC LITTLEGEAR i310-SA2-KZ かずのこ選手モデル

[OS] Windows 10 Home 64ビット
[CPU] インテル® Core™ i7プロセッサー
[メモリ] 16GB(8GB×2)
[ストレージ] 240GB
[グラフィックス] GeForce® GTX™ 1080(8GB)

※代表的な構成の一例です。
※当ページの掲載内容および価格は、在庫などの都合により予告なく変更、または終了となる場合があります。

DAIV DYNAMIC APPROACH IMAGERY OF VISUAL SPONSORED BY mouse

Desktop PC DAIV-DGZ500シリーズ

[OS] Windows 10 Home 64ビット
[CPU] インテル® Core™ i7プロセッサー
[メモリ] 32GB(8GB×4)
[ストレージ] 480GB + 3TB HDD
[グラフィックス] GeForce® GTX™ 1080 (8GB)

※代表的な構成の一例です。
※当ページの掲載内容および価格は、在庫などの都合により予告なく変更、または終了となる場合があります。

ARCHIVES

アーカイブコンテンツ

HOME