かじがや卓哉

吉本興業所属。家電製品アドバイザーの資格も持ち、家電量販店の店頭でパソコン1万台以上を売り上げた実績を持つ「家電芸人」。
YouTubeチャンネル『かじがや電器店』では、iPhoneの使い方やオススメの電化製品を紹介する番組を隔週で配信中。

パソコンを選ぶときの基礎知識を
料理に例えて解説します!

こんにちは!
家電芸人のかじがや卓哉です!
僕が家電芸人を名乗っているのは、
単に家電に詳しいからだけではありません。
実は僕は家電量販で1万台以上の
パソコンを販売してきたんです。
今回は、店頭でも使う分かりやすい解説で、
パソコンのスペックの見方を説明しましょう!

かじがや流解説でパソコンのスペックを
バッチリ理解できます!

「大事な要素は、ストレージ
メモリCPUの3つ!」
ストレージは食料庫や冷蔵庫、
メモリは作業台、CPUは料理人!」

かじがや流のパソコン解説を見てみましょう!

いかがでしたか? パソコンの操作を料理に例えて解説してみました。
これでパソコンのスペックの見方が分かったんじゃないかと思います。
動画でも説明した、ストレージ/メモリ/CPUについて、
おさらいしていきますよ!

高速なSSDは冷蔵庫!
大容量のHDDは倉庫!
ストレージは特徴で選ぼう

データを保存しておく「ストレージ」は、台所の冷蔵庫や食料庫です。冷蔵庫には料理をするための食材がたくさん入るもののほうが、便利ですよね。予算などが許せば、できるだけ容量の大きいものを選びましょう。今お使いのパソコン、ハードディスクの容量は足りていますか? デジカメで写真を撮ったり、動画を保存したりしていると、ストレージはどんどん足りなくなっていきます。あらかじめ余裕のあるサイズを選んでおくと、パソコン自体が長持ちします。

また、使い方次第で容量とストレージの種類を選びましょう。今のパソコンのストレージには、SSDとHDD(ハードディスク)があります。SSDは安定して高速、HDDは安価で大容量なのが特徴です。SSDは、近くにあってすぐにものが取り出せる冷蔵庫。HDDは、ちょっと離れてる場所にあるけれど、大容量で何でも入ってしまう食糧貯蔵用の倉庫と考えればいいでしょう。

ストレージの速度は作業全般に影響してくるので、オススメはSSDです。予算などに合わせてチョイスしましょう。

高速なSSDにWindowsのシステムをインストールし、データ用の大容量HDDを増設して各種ファイルの保管場所にするという方法もあります。

メモリは台所の作業台!
同時に作業するなら
広ければ広いほどいい

「メモリ」は、台所にある作業台と考えてください。広い作業場所があればいろんな作業を同時に進められますが、狭いところでできる作業は限られてしまいます。つまり、広ければ広いほど作業効率は上がるわけです。

でも、いくら作業台が広くても、作業の内容がシンプルだったり、数が少なかったり、料理する人の数が限られていたりすると、広さが無駄になることもあります。簡単な料理を作るのに、100m四方の作業台なんてあっても無駄ですよね? それと同じことで、例えばメールのやり取りをするだけのパソコンであれば、16GBのメモリは必要ないでしょう。

目安として、パソコンではシンプルな作業のみで予算も抑えたいのであれば、メモリ容量は4GBでも問題はありません。ただし、一般的には8GBあれば快適に使えます。動画の編集など、ヘビーな作業をやってみたいと思っているなら16GBのメモリは欲しいところです。

パソコンを使うということは、意外にたくさんの作業を同時に行っています。また、写真をいじってみたいとか、スマホで撮影した動画を編集したいとか、使っていくうちにパソコンでいろんなことをやりたくなる可能性もあります。メモリサイズは余裕を持って選びたいですね。

Webブラウザーでインターネットを閲覧しているだけでも、パソコンは複数の作業を並行して行っています。快適な動作にはメモリに余裕が欲しいですね。

CPUは一番大事な料理人!
料理人とガスコンロの数にも
余裕を持たせて!

料理は、何と言っても料理人の腕で決まります。パソコンでは「CPU」がそれに相当します。CPUのスペックは、料理人の腕と人数、そしてガスコンロの数だと思ってください。料理人には、だいたい5段階あります。一番下は料理人2人とガスコンロ2つで料理します。真ん中のクラスだと、もっと腕のいい料理人2人とガスコンロが4つ用意されています。一番上のクラスになると、スゴ腕の料理人が4人いてガスコンロは8つとかになります。

料理が単純だと料理人もガスコンロも少なくて済みます。メモリのところでも触れましたが、パソコンは意外に多くの作業を同時に行っています。店で「何に使いますか?」と質問すると、よく「ネットとメールくらいしか使わないので、一番下でいいです」と返事をされるお客さんがいます。でもパソコンを起動しているだけでも1つの作業です。ブラウザを開けばそれで1つ、セキュリティソフトをインストールしていればそれも常に動いている1つの作業になります。さらに音楽を聴いたり、動画を観たりすると、作業は増えていきます。このように、常に複数の作業を並行して行っているパソコンでは、CPUの性能に余裕があったほうが快適に使えるのです。

そして料理人の腕の差もあります。例えば、同じインテルの「Celeron」と「Core i3」というCPUでは、料理人はどちらも2人ですが性能はCore i3のほうが上です。ちなみにCore i3は、5段階の中でだいたい真ん中くらいの性能です。そのCore i3とさらに上のクラスのCore i5は、どちらもガスコンロは4つですが、コンロの性能はCore i5のほうが高いのです。ちなみに一番上のクラスであるコンロ8つのCPUは、Core i7といいます。

インテルのパソコン用CPUとしてはトップクラスのCore i7は、料理人4人でコンロを8つ使ってるようなもの! 動画の編集のような負荷のかかる作業にピッタリです。

ソフトやOSがバージョンアップして性能が上がると、それを動かすCPUにも高い性能が必要になります。CPUの性能が高いパソコンは、結果的に長く使えます。先を見越して、今自分に必要なCPUよりワンランク上のものを選ぶのもオススメですよ。